先生から休むことを勧められた私は、職場に電話連絡をしました。
もう、復帰まで10日に迫っていました。
職場からも了承を貰い、診断書を取るように指示されました。
そもそも私は、育休で1年間休む予定であり、抜けた穴には新しい方もいらっしゃいました。
職場への負担も無いわけで、私自身、申し訳無さもあまりありませんでした。
みなさんも事情を知っているので、無理させようともしません。
その点では、本当にありがたかったです。
後日、再度かかりつけ医に行き、先生に診断書を書いてもらいました。
先生はとりあえず1か月間の診断書を書いて下さいました。
診察を終えた私は、再び助産師さんの元に行きました。
先日伺ったときに会えなかった方がいらっしゃったからです。
この日は看護師さんも来てくれて、またしばらく泣いたりしながらお話をして帰りました。
それから職場へ診断書を持って行き、手続きを行いました。
事務の方から、とりあえずは病休と年休を使えばあまり金銭面に響かないと言われたので、お任せすることにしました。
(私はあんまり詳しくなくて…)
ただ、これ以上休むと金銭面に影響するからね。
とも、言われました。
社会は厳しいなぁ。
確かに、今はたくさんの制度があるけど、私みたいなイレギュラーには使えない。
制度がしっかりしているからこそ、融通が利かない。
無事に生まれてたら普通に育休取れるのに。
幸せいっぱいなのに。
1年間、赤ちゃんとの時間をゆっくりと噛みしめることができるのに。
死産だと、育てる赤ちゃんいないもんね。
事務的に見たら、することないじゃんって、思うよね。
事務の方からは、私が休職に入るに至った経緯を人事に報告する為、書類を作ったから確認して欲しいと言われました。
読むと、本当に簡単に、あっさりと書かれていました。
どれだけ大変で命をかけた出産だったのか。
私の悲しみや辛さがどんなものだったのか。
そんなこと、一切伝わらないものでした。
でも、そうですよね…
こっちも「こんな簡単なものじゃない、私はとても大変な思いをして、今も辛いのです。」なんて、言えるわけありません。
書類に書かれた内容も、休職する理由としては、しっかり要件が満たされていると思われました。
私も「この通りです、作っていただきありがとうございました。手続きよろしくおねがいします。」と伝えて帰りました。
あーあ、やっぱりまだ辛い。
自分と、世間のギャップ。
まだ痛むお腹をさすりながら、この痛みはいつになったら落ち着くのだろうと思いました。
復帰する頃には、気持ちももう少し落ち着いていればいいなぁ。
でも正直、まだキツイなぁ。
でもでもいつかは、また戻らないといけないんだよなぁ。
とか、いろいろ、いろいろ考えました。
久しぶりにウロウロしたので、また、お腹が痛みました。
とりあえずはあと1か月、ゆっくりしよう。