緊急帝王切開をしてから3週間くらい経過したある夕方。
37度台の微熱が出ました。
疲れかなぁ、(何もしてないのに…)と思い、そのまま安静にして休みました。
その翌朝には熱も下がりました。
その日の夕方、シャワーを浴びようと服を脱ぐと、帝王切開をした場所の皮膚が少しだけ赤くなり、腫れ上がっていることに気づきました。
よく考えたら、昨日から痛かった。
帝王切開の傷の痛みだと思っていたが、違ったのかな。
触ると痛かったです。
シャワーを浴びてから、また熱っぽく感じたので熱を測りました。
今度は38度台でした。
お腹を非接触体温計で測ると39度を超えていました。
私達の家族が心配しだしました。
あんなことが起きたから、気が気じゃないようでした。
すぐに病院に行くことを薦められましたが、とりあえず電話してみることにしました。(もう当直の時間帯でした)
主治医の先生に説明すると「緊急性はないようだから明日の日中来てください」との事でした。
翌日、病院に行きました。
また赤ちゃんを授かりたいと思っていたのに、何か大変な病気とかになっていたらどうしよう。
もう、ネガティブな考えしか浮かびませんでした。
先生が腟内や腹部からエコーをしています。
途中で産婦人科の部長も呼んでふたりで診ていました。
怖い、悪い報告だろうか。
そう思って泣きそうでした。
診察が終わり、先生の説明が始まりました。
先生は「今回の帝王切開では、DICという出血が止まらない症状が出ていました。手術中、なるべく出血は取り除きましたが、縫合後も出血があり、お腹に溜まったようです。血腫のある場所は皮膚の中です。子宮はキレイでしたよ。」と言われました。
ホッとしました。
先生によると、血腫は自然と身体に吸収されるとのことでした。
しかし、とても痛い場合は手術して取り除くこともでき、希望すれば今からでも日帰りで出来るとのことでした。
手術の方法としては、帝王切開の傷を再度開くそうです。
子宮にはメスが入らないとの事でした。
しかし、また手術をするのもイヤなので、自然と吸収されるのを待つことにしました。
また、発熱については感染症のおそれもあるとして、抗生剤を1週間分いただきました。
ホッとして帰宅しました。
それ以降、抗生剤の服用で熱は出なくなりました。
帝王切開から1か月が経過した今、まだ血腫の痛みはありますが少しずつ和らいでいます。