当ブログが初めての方は以下からお読み頂けたらと思います。

 

 

 

 

 

 

金峯山寺のある吉野山を下って、また桜井市に向かいました。

 

この旅の初日の夜に食べたお好み焼き「東洋」さんで訊いた件、

僕「談山神社と大神神社ならどっちに行きます?」

おばちゃん「そら、大神神社やろな。」

このひと言を聞いて、大神神社に行くことにしました。

 

紅葉の談山神社、十三重塔もこの目で見たかったのですが、

日本最古の神社である大神神社を選びました。

 

この大神神社というのはあまり知られていないかも知れないですよね。

僕自身もやっぱり伊勢神宮や出雲大社、熊野の本宮、那智大社、速玉大社など

大きくて有名なところに目がいっていてノーマークでした。

 

日本最古というのがミソで、ここを訪れるととても良いことが起こる、

物凄いパワーを秘めた場所でもあるらしいです。

 

かと言って僕自身は伊勢も出雲も熊野も行きましたが、パワーをビンビン感じる

ということはなく、その土地の全体の空気感に触れて「いい感じだな」と

思うくらいです。

 

まぁでも、その空気感というのがいずれも似ているというのは感じました。

きっとそれが神聖なもので霊的なもので日本古来からの雰囲気が今の今まで

繋がっているのだと思います。

 

 

まずは恒例の?(笑) JR東海のCMをご覧頂けたらと思います。

 

 

 

 

 

大神神社のご神体は、三輪山そのものです。

三輪明神とのこと。

境内にはご神木もありました。

 

 

この自然をご神体とするのは、奈良や和歌山の特徴というか、自然信仰、

人間も神も仏も自然も一緒に・・・、ということでしょうね。

 

この旅を締めくくる最後の場所が日本最古の神社で良かったと思いました。

そうめんで有名な「三輪そうめん」も食べることが出来ましたし、

思い出深い旅になったと思います。

 

 

行く場所行く場所すべてが国宝級で歴史あるところでしたので、

久し振りにそういうものに触れられて、清々しい気持ちにもなりました。

 

あらためて命と向き合ういい時間にもなりました。

善い行いをすれば、善いことで返ってきます。

僕らは聖人君子でもなく、俗世間に生きる人間ですが、

それでも自分を信じて、自分の生命力、生きる命の力を信じて、

少しでも世のため人のために善い行いをすれば、

きっと僕らにも善いことが起こるでしょう。

 

旅はまた何気ない日常が大切なんだと気づかせてくれます。

この何気ない暮らしの中にある本当の幸せ、ささやかな幸せを感じることが

できるかできないかで人生の濃さは大きく変わると思います。

 

【人生の幸せは半径2メートル以内にある】と言われたりします。

日々、この半径2メートル以内の幸せを感じることができているならば、

もうその人の人生は完成形なんじゃないかと思います。

 

厳しい修行をして悟りを開くことも大切でしょう。

山に籠って生きとし生けるもののために祈ってくれることもありがたいです。

それはある意味、特別なことで僕ら凡人には難しいことです。

 

まずは半径2メートル以内の幸せを感じられるような生き方をしていきたいです。

そして生きていることに感謝し、それに仏教的な部分を付け加えて、

生きとし生けるものすべてに幸あれとお祈りすれば、自分も幸せになれると思います。