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10月14日(金)の夜8時からグループセミナーがありました。
この日は「標準失語症検査プロフィール」についてでした。
さちが病院でリハビリの時にテストを受けていることは知っていましたが、
実際にその内容を知らなくて、このセミナーでその中身を詳しく知ることが
できて良かったです。
下の写真がテストの結果です。
このテストで失語症かどうかを診断することになるそうです。
ちなみにZOOMの先生は医者ではないので、テストする資格はあるけれども
診断をすることはできないと話していました。
このプロフィールを見ると、患者がどういう状況なのか分かるそうです。
さちのテスト結果を見てみると、初めてやったのが1月13日です。
今年の1月10日に入院したので、その3日後にテストをしたということになります。
主治医の先生も異変を感じたからすぐにテストをしたのだと思います。
実際にその結果は厳しいもので、「書く」という項目がご覧の通りです。
ただこの時は「書く」ということがそもそも出来ないほどの状況だったので
致し方ないのかなと思います。
実際に脳の手術する時や抗がん剤治療に入る時の署名は僕が代筆したほどでしたから。
そして次は、6月9日で、この時の結果は初めての時より結果はいいです。
かなり良くなっているかと思います。
ZOOMセミナーでは、様々なテスト結果の表を見せてくれて解説もありました。
さちの場合は結果が良くて軽症なのですが、もちろんさちよりも結果のいい人も
いまして(ほぼ全部が100)、それでも失語症が治ったとかではなく、更に上の
ステップのテストがあるそうなので、そちらを受けることになるそうです。
世の中的には失語症に対する理解がまだまだ進んでいないので、
前にも書きましたが、本人も家族も諦めてしまう場合が多いようです。
回復しそうなのに回復しなくなってしまうパターンが多いようなので、
先生も、惜しいし、もったいないと話していましたよね。
さちの場合は、どんどん喋ることが一番で、頭の中から言葉を引っ張り出す作業
を今後はもっともっと続けていくことと、少し長めの日記をつけることも
回復していくのにいいことのようです。
書くことによって脳の活性化ですよね。
ただ、多発性硬化症の影響かどうかはまだ不明なのですが、手足の痺れが
あるから日記をつけるのもちょっと大変そうです。
この痺れが今はちょっとやっかいですね・・・。