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僕らは韓国ドラマが好きで入院前は毎日のように見ていると書きました。
さちが退院してから、何を見始めようか?と考えていまして、以前から
見たいと思っていた「私たちのブルース」を見まして、先日終わりました。
コロナでちょっと中断してしまいましたが、最初から最後まで味わいました。
60分×20話です。
以下の写真がそのドラマのジャケットです。
ご覧のように登場人物がたくさんいます。
ここにいる人たちが全員主役であり、脇役でもあります。
登場人物に合わせた内容のものをオムニバス形式で展開させていきます。
このドラマは本当に素晴らしかったです。
人生のエッセンスがすべて詰まっていました。
その根底にはとても優しい【愛】がありました。
こういうドラマを作れる韓国の凄味を改めて感じましたよね。
脚本、演出、俳優陣、OST(オリジナルサウンドトラック)、そして物語の舞台
である、済州島の港町がとても素敵でした。
全てが絡み合った素晴らしい人生賛歌のドラマでした。
もし良かったら、ネットフリックスで配信されているのでご覧頂けたらと
思います。
最終回はさちとティッシュの箱を真ん中に置いて泣きまくりました。
今年は僕たち夫婦にとっていろいろとあった年なので、余計に感じるところが
多かったです。
悪性リンパ腫の治療で約半年の入退院の繰り返し、失語症での言葉の不自由さ、
コロナでの体力衰退などなど、50才という年齢を過ぎて肉体的なことに
直面しました。
このドラマのタイトルは「私たちのブルース」です。
人生はやはりブルースなんだろうと。
ロック、ロック、ロックンロールと叫ぶ人も多いけど、パンクやヘビメタでもない、
ましてやクラシックでもない。
人生はブルースなんだと。
僕らはまさに日常の喜怒哀楽を日々奏でているのだと思いました。
僕とさちのブルースは僕らにしか奏でられないものです。
これからどんな音を鳴らしていくのかは分かりませんが、僕らふたりの音を、
幸せで愛にあふれたブルースを奏でていきたいと思っています。
ドラマの最後には番組からのメッセージが、
「私たちは不幸になるために生まれたのではなく、幸せになるために生まれたのだ」
という字幕が出ました。
今も大病と闘っている人たちがたくさんいますが(実際にドラマでも末期がんの
場面がありました)、それでも幸せな時間、人生を送るために生きることです。
生きるために治療をしているし、生きてまたやりたいことをやるために
頑張っているんだと思います。
僕ら元気な人たちだっていずれは死にます。
で、日々抱えている悩みで命まで取られません、些細なことです。
だからこそやりたいことを全部やって生き切って死んでいきたいと。
優しさに包まれ、愛に溢れた人生を送れたなら、それはとても幸せな人生です。
感動したドラマだけに長くなりました。
最近は涙もろくなりましたね。