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「はじめに」

 

 

 

 

さちとは、放射線治療に関してはやらない方向で考えようと話していました。

やはり後遺症が怖いというのが一番です。

 

そして、定期的にMRIをやっていこうと。

以前に治療が終わったら4ヶ月に1回ペースという感じで言われていましたが、

放射線治療をやらないのであれば、2ヶ月に1回のペースにしようと。

 

この日のラインは以下のものでした。

 

 

 

お疲れ〜

今先生が来て、私の白血球は多発性硬化症の影響で、酷く落ちているみたいかも。

エビデンスがわからない状況だから、このまま放射線をやらないか、

ひとまず様子をみるか、明日打ち合わせしようという形になりました。

他の病院の先生も聞いてるみたい。

明日10時に来れるかな?

 

 

 

予定通り、主治医の先生との面談になりました。

一時退院は見送りです。

 

さちが今年の頭に入院して、セカンドオピニオンという話も出ましたが、

それでも今の主治医の先生にゆだねてきたので、先生が迷っているようなら

放射線治療はやはりやるべきではないと。

 

僕はどちらかと言うと再発は避けたかったので、放射線治療には前向きでした。

放射線治療をやって叩けるうちに叩いてしまいたいと思っていました。

再発告知のショックは最初のがん告知よりショックが大きいと聞いていたし、

実際に想像しただけでもガックリくると思ったからです。

 

放射線治療を嫌って抗がん剤治療のみで終わらせて、しかしその後にまた

再発してしまった事例も見せてもらっていたので・・・。

 

ただ、冒頭にも書いた通り、やっぱり後遺症が怖かったです。

いろいろと調べていくとネガティブな情報が圧倒的に多いわけです。

調べなきゃ良かったかなぁと思うくらいです。

がんとの闘病はネットの情報に左右されるのが一番ダメというのは

知っていたのですが・・・。

 

それと広島に行って原爆資料館を見てきたことも頭にありましてね・・・。

放射線治療というものは、今では医療現場でも使われ、それによって

完治、寛解している人たちもいます。

 

しかし、一緒に広島に行った同じ悪性リンパ腫のAくんが言うには、

「放射線やった後にさ、〇〇さんの体の中は原爆落とした状態ですよ、

今、何も無い状態ですよ、って看護師さんに言われたもん。」

と。

 

とても分かりやすい、想像しやすい表現だなと改めて思いました。

確かに効くことは効くのでしょうが、それは個人差もあるでしょうし・・・。

 

あの広島で見た、資料館での写真の数々・・・。

後遺症で苦しんで亡くなった人たちの姿が目に焼き付いてましてね。

 

しばらくしたら歯茎に黒い斑点が出てきた人、

もちろん脱毛の症状もほとんどの人たちも出ていました。

 

実際にさちも抗がん剤治療の影響で脱毛の症状は出てますし、

これが放射線治療となるとどうなるのかなぁと・・・。

 

なので、先生が悩んでいるようなら放射線治療は止めようと、

明日の話し合いでどういう方向性でいくのかまずは話を聞いて

僕らからも話してみようという結論になりました。