当ブログが初めての方はこちらからお読み頂けたらと思います。
さちが一時退院してきて、明らかに違うのは部屋の温度でした。
心の温度ももちろん違います。
同じ空間に人間がもうひとりいるということは、これは温度が全然違います。
ましてや夫婦で、普段から一緒にいることが当たり前だったので、
やっぱり違うよなぁ~と感じました。
入院中には、
「これは単身赴任とか無理だな。」
と思ったりもして、ひとりでいることの淋しさみたいなものを痛感していました。
僕らは一緒に寝る時にいろいろと話をしながら眠りに就きます。
長い時は1時間くらい話をして、いつもお互いケラケラ笑っているので
とても楽しい時間です。
これは結婚してからずっと変わらないことなので、さちが帰って来てからは、
この時間がとても貴重なものだと改めて感じました。
もちろん、再入院という形になった時にはこの楽しい時間も無くなって
淋しくなるので、それはまた感じることだと今から覚悟しています。
それでまた一時退院をしてきて同じ気持ちになるのだと思います。
この繰り返しをしばらく続けるんだよなぁと思うとシンドイですが、
僕以上に大変なのはさちの方なので、これは乗り越えなきゃいけないものです。
僕らは周りからも仲が良いと思われているようですが、
これはそうじゃない人たちにも言えることだと思います。
ぶっきらぼうな人でも、仲が悪そうに見えるご夫婦でも、
僕らのようなことになればやっぱりひとりよりふたりの方がいいと感じるはずです。
当たり前のことがとても幸せというのを、改めて感じています。