私の息子4番目
2年生
俗にいう・・・・
注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害、知的障害(IQ)
ってやつを持ち合わせている。
とにかくひょうきんで、気が付くとずっと何かを歌っているような、
少々騒がしい子でありますw
怪しいかもしれないと気づき始めたのが、3歳ぐらい。
ほんとに、ちょっとしたきっかけでした。
参考に兄がいたのもおかげだけれど、
それにしても、際立って落ち着きがないし、言語の未発達・成長の遅れなどが、どんどん気になって、自ら保育所の担任に申し出ました。
「うちの子、怪しいと思うので、見てもらいに行ってきます。」
保育所の先生は、ちょっとパニックになってました。
「私、何も言ってないですよ!!大丈夫だと思うんですが・・・」
と言いつつ、参観日などで、はしゃぐうちの息子に先生が困っていたことも分かっていたので
(仕事柄、暗黙で、そういうのの観察眼は備わっている)
「でも、何かわかれば安心なので」
そんな風に言って、予約を取ったのが4歳になってから。
それでも予約から見てもらえるまで、3週間以上かかり、支援センターと言われる場所に月に1.2回通い始めるまでに、そこから3か月以上かかった。
今は空前のそういうブームなため、みんなそういうのを気にするらしい。
気にして調べてもらうことは、私は賛成である。
何でもかんでも発達障害にするのは、どうだ?
個性だし、いいだろう。という意見にももっともだと思うが、
育てている方の安心感につながるし、
なにより子供が大きく成長する。
私は、1年半通わせて本当によかったと思っているし、
みんなの理解ができてくれたおかげと、本人の頑張りと、なにより
親である私たちが「やりすぎない」ということを徹底できたため、
ほんとうにいい成長を見せてくれている。
発育は遅いから、2年だが、イメージは、発達のいい年長さん、といったところか。
それでも、そのスピードは、留まることを知らないから、吸収力がすごい。
支援センターの先生に初めに言われて、
今も相談者さんにお伝えし続けていること。
「育て方の問題ではなく、脳機能の問題です。
だから、そんなに一生懸命(育ててます!!)というアピールは不要です。わかってますから。」
だから、横から口出しせずに、
黙って子どもの動きを見ててください。
と。
そうそう、挨拶は?とか、ちゃんと座って。とか、
先生の話聞いて。とか、お返事は?とか。
言いたいことがウズウズといろいろ出てくる。
担当医は、そういうのを了承済みなので、つまらない親のエゴが出ちゃう。
わたしは、それを言われてとてもホッとしたし、ありがたかった。
だから、黙って子どもの動きを見つめた。
そこから私たち親子は、確実に変わったし、成長したし、大切さが増したと思ってる。
アピールが足りないのか
育て方が悪かったのか
下手したら、お腹にいた時からおかしかったのか
考えることは、いつでも増すし、
悩んで問うて、迷って、そして子どもを責めてしまいそうになる。
なんで他の子のように。
とか、考えちゃう時々。
でも、他の子のようになって欲しいのか。
いや、そんなこと思ってないはずだ。
当然、本人も。
20歳25歳の頃、この子がどういう風にいてくれたら、たのしいかなぁ。とか、
自分がどういうふうにいようか。
そんなことを考えて、思って過ごす未来の方が、
今、何かをさせなきゃならない!ということより重要だし、大切な時間なんだと思う。
さまざまなタイプがある。
あまりに流行りすぎて、いろんなタイプが出回っている。
個性。そう言わせりゃそれまでだ。
それでも集団生活をするのは、この子たち。
そして、親はそれを見守るしかできなくて、
じゃあどんな心構えでいようか。
向き合ってきていた時も、
離れている今も、
考えていくことは少しずつ変わっていくけど、
それでも想いは同じであるために。
そんな苦悩を抱えた人の話を、わたしはわたしの立場で聞いて、お話ししています。