最近は本を読み始めた。
一冊を読み切ったのは一年ぶりだった。
去年は八リーポッター三冊(シリーズ4は途中でやめた。あれ以来読んでいない)
と台湾イラスト作家の厭世姬さんのエッセイ
厭世女兒ー你難道會不愛媽媽?(ママのこと嫌いなわけないよね?)
とても感情移入のできる一冊だった。母親を嫌う気持ち、とても共感できた。
自分の親を嫌うなんて言えるもんか、親不孝より倫理的に問題視されても当たり前の世の中。
でも親とうまくいかない人もいる。
たくさんいる。
昨日読んだのは佐野洋子さんの役に立たない日々
佐野洋子さんは100万回生きたねこという絵本が有名だった。
初めて役に立たない日々を読んだのは七年前、当時台湾の日系会社で働いていた。
きっかけははっきり覚えていないが、
たぶんたまたまよく本を買っていたオンラインストアのおすすめか何かしらで目にしたと思う。
その本の翻訳者(王蘊潔さん)の訳文はとても読みやすくて、何冊も読んだことあったので、それで手にした。
読み始めてからやめられなかった。
そして考え深かった。
役に立たない日々はエッセイで2003年-2008年のできこと(日常生活と過去のことを語っていた)。
こんなにネガティブで生きてきて、自分のこと受け入れて、いいことも悪いことも文字にする人いるんだって思った。
彼女は乳がんを患ってから一度乳房を切除して治ったが、何年後がんの移転で分かったとき、
化学療法をやめ、先生に死ぬまでなるべく普通の生活を維持できるような治療を求めた。
一度目のがんは家から67歩の距離の病院で治療を受け、入院中に毎日家に帰って煙草をすぱすぱ
がんはよかったと言った。がんになってから周りの人がすごく優しくしてくれた。
何十年も悩まされたうつ病なんかこんな待遇なかったなどを語った。
日常のことも生々しく語っていた。
友達と一緒に家庭主婦の悪口を言ったり、
韓国ドラマをハマった時期、
戦後間もない頃自分の兄弟二人も亡くしたことも色々描写しいていた。
あまりにも面白くて、何度も読んでいた。
そして日本に来てから、BOOK OFFで文庫本を見つけたので、
改めて日本語で読んでいた。
やはり面白かった。
この本を読むまでに佐野洋子なんて知らなかった。
役に立たない日々を読んだ後、
他の作品を探して、シズコさんという本を知ってそれも読んだ。
もう役に立たない日々は十分衝撃だったが、
シズコさんはブラックホールに巻き込まれたようだった。
とても重くて暗くて、内容は幼少期のことと主に母親への嫌悪のことを書いてた。
母親を許せたのは母親が認知症を患ってからだった。
施設を入れることをババ捨て山と比喩し、罪悪感にとらわれたせいか
自分の生活費より高い施設に入れ、
定期的に会いに行ったなど、最終的に自分のことも忘れても会いに行った。
読めば読むほど心が重くなった本だった。
重くなったのは、私も自分の母親は嫌いだからだ。(好きじゃないではなくて、嫌悪だ)。
そして2016年日本にワーホリで来た。
一部の理由は家族から離れたかったからだ。
お父さんと姉とその旦那と甥と一緒に住んでいた。(両親は小学校の頃に別居し、中学の時に離婚した)
日本に来て半年経ったぐらい、おばさん(お母さんの妹)から連絡があった。
母は脳中卒で倒れた。
その後認知症と被害妄想症も診断された。
倒れてすぐに発見されて、搬送後軽度の脳中卒ですぐにオペした。
おばさんは今帰ってもなんもできることないから、帰らなくても大丈夫だって言ってくれた。
帰らなかった。
不孝だよね、言われなくても分かっている。
でも帰らなかった。
帰ったのはその半年後だった。
母は年取った、しわと白髪があふれている。
心痛かった。でもやるせなかった。
いつからお母さんのことを嫌いになったのでしょうかね。
全く覚えていない。
2012年か2013年大学四年生の時、学校から近いから、母と一緒に住んでいた。
その時母は関節リウマチが診断されたことを告げられた。
唖然した。
当時は台湾のお寺に神様に祈って、自分の命を折ってもいいから、長生きしてほしいと願った。
そんなこともしたんだ。全然覚えていなかった。
日本に来て何年後急にjこのことを思い出した。
ぞっとした。
なんてことをしたのかよ。