祝!退院 ~ミルク戦争・上~ | にこにこ花火

祝!退院 ~ミルク戦争・上~

姫の病気のことを書かずにずっときていました。。。


そろそろちゃんと書いておかないと。



バンディングのオペを2003年3月6日に行い、退院したのは3月23日でした。


薬の飲ませ方を看護婦さんに教わり、不安と喜びと混じったような複雑な気持ちで


連れて帰ってきました。



薬は利尿剤と、強心剤。体が小さいため、薬の量もすごく少ないので、


きちんと全部飲ませるように言われていました。


薬袋の中に直接スポイトで水を入れ、よく溶かしてスポイトで薬を飲ませます。


スポイトの中にも薬が残らないよう、神経を使いました。


予想に反して、ちっともいやがる素振りもなく、姫は薬を飲んでくれました。


まだ小さいので、条件反射で飲んでいたような気もしますが、


風邪薬を飲ませるのに、異常に手こずった大将の時と比べて、


ぜんぜんラクで驚いたのを覚えています。



薬は今でも上手に飲みます。。。いい子だねぇ。




自宅に帰ってからの姫。。。


思い出してもつらいけど、まったくと言っていいほどミルクを飲んでくれなかった…。


いくら口唇口蓋裂があると言っても、心臓が悪いと言っても…。


なぜ20ccしか飲んでくれないの???


毎回、毎回、期待して100cc作っては捨て、作っては捨てが続きました。



たまに気が向いて40cc飲むくらいで1日totalで500cc前後しか飲んでくれない日が続きました。


産院でもらったミルク会社の出してる「育児日記」をつけてたんだけど、


見返していると、今でも涙が出てくるくらいつらかった。。。


ミルクの量は、「5+15」「20+5」なんて書いてある。


5ccしか飲まなくて、時間をおいて作り直して15cc飲ませてたんだよなぁ。。。


それも朝4時とかだから、私もかなり体がきつかった。


でも、泣けば、ミルクを飲むんじゃないか、お腹がすいてるならたくさん飲めるんじゃないか、


って、期待して、裏切られて、の繰り返しだった。



やっぱり体重の増えと、ミルクの飲みは気になって気になって仕方なかったから、


レンタルで体重計を借りて、毎日はかってたし、ミルクの量もかかさずノートにつけてたし。


今考えれば、きっと鬼みたいな顔して、ミルク飲ませてたんだろうな、この頃は。


それがイヤだったのかしら???


どうだったの?姫?