いきなりの入院
心奇形を告げられてから、専門病院受診までの5日間…。
泣いてばかりだった気がします。
夜9:00頃になると、決まって激しく泣き出す姫。
抱っこしても、あやしても、全然泣きやまない姫を抱きながら、
一緒になって、泣いてました。・・・それくらいしか、覚えてない・・・。
寝付くまで泣き続ける姫を抱っこして、謝りながら泣いていました。
いろんなことを考えていたんだろうけど、何を考えていたのか、
なぜ自分が泣いていたのか、どんな気持ちだったのか。
ほんとに覚えていないんです。忘れた方がいい感情なんだろうと思っています。
平成15年2月18日。
初めて循環器科を受診しました。結果、即入院でした・・・!
実は、このときのこともほとんど覚えていないんです。
途切れ途切れに思い出すのは、診察室を出たとたんに涙があふれたこと。
看護婦さんに抱きかかえられるようにして、待合室の椅子に座ったこと。
それぐらいです。
循環器科の部長先生に診察してもらって、
「この状態じゃ家に帰せない。すぐに手術しなきゃならないから、
オペ待機ですぐ入院」ということになったんです。
一緒に家に帰れないこと。それが、その時の私にはものすごいダメージでした。
姫の心臓は右心室が極端に小さく、根治手術は望めないこと。
ただし、今のままじゃ肺に負担がかかりすぎているので、早急に肺動脈の圧力を
下げてやらないとならないこと。
今回するのはあくまで一時凌ぎの手術であって、最終的な手術までには
段階的にいくつかの手術をする必要があり、そのたびに評価をし、次の手術へ進めるかどうか
見極める必要があること。
などを、聞かされたようです。知識として頭の中には残っているのに、
それを聞いたシチュエーションというか、状況がすっぽり抜けているんですよねぇ。
24時間看護の病院なので、姫が寝付いたら私とパパは帰され、
次の日から私の病院通いが始まりました。
思えば、このとき一番たいへんだったのは、入院している姫でも、
病院通いしている私でもなく、きょうだい児としてのお兄ちゃんだった。と思います。
私が病院を出るのが夜8時頃。家に着くのは10時近くです。
パパの仕事の帰りもそれくらいの時間なので、お兄ちゃんはそれまで実家で預かって
もらっていました。夜寝る時間も遅くなり、生活のリズムも乱れて、
お兄ちゃんにはかわいそうだったと思います。
保育園での話を聞く時間もなかったし、一緒にお風呂に入ったり、遊んだりという
時間もなくなりました。3歳の子にとっては、淋しくて仕方なかったと思うのですが、
泣いたりせずがんばってくれました。ほんとにほんとにありがとうね…。
そのころの私は自分がつらくてつらくて、お兄ちゃんのことまで頭が回らない
未熟な母親でした。お兄ちゃんが大きくなったら、ちゃんと謝ろうと思っています。