ねえ、サエカ。
お母さんね、
愛しかたがわからないんだ
「あんたなんて産まなきゃ良かった」
「あんたさえいなければ」
お母さんもお母さんに
たくさんの精神的DVをうけてきた
悲しかったな
でもその悲しさを見てみないフリしていた
見てみぬフリして子どもを産んだ
息子は非行
娘は心身共に病んで…
それでも私はこんなに頑張っているのに!って自分を正当化することしか出来なかった
しまいには
私は心身共に健康だ!自己肯定感が高いんだよ、とサエカに言ったこともあったよね
変なことを言ってるのかもしれない
変なことを自分で言ってるつもりはない
なかなか気付けないから教えてほしい
あなたを傷つけたいなんて思ってはいない
私はあなたを愛してる
その気持ちは嘘ではない
あなたを愛してる
ただ、伝え方が下手でごめんね
いや、、
伝え方が下手どころの話ではないのかな
愛したかった、愛したかったけど
出来なかったのかもしれない
愛したかったけど愛せない自分を
認めたくなかったのかもしれない
お母さん自身、愛着障害やアダルトチルドレンで、愛しかたがよくわからない
愛って何か、、わからない
わからないんだ。
自分の心を自分で満たすことが出来ずに、ここまできてしまったから
子どもは自分の心を埋めさせる道具と思っていたのかもしれない
子どもが大事で愛したいけど、本当は、本当は、愛せてなんていないかもしれない
私の愛は、ただの不安からくる幻想だったのかもしれない
愛したいはずなのに、、私は親に愛されてこなかった(と思ってた)から悲しさや寂しさが消えてなくて心の中がぐちゃぐちゃで、あなたを愛すことが出来なかったのかもしれない
本当は寂しくて寂しくて仕方がないんだ
そんな自分と向き合うことが怖かった
お母さん、ずっと怖かった
逃げなきゃやってこれなかった
あなたに沢山辛い思いをさせちゃったよね
ごめん、ごめんね。。
って自分で気付いて認めてくれたら
もう、それだけでいい。
それだけで十分だったのに。
でも、この私の思う「それだけでいい」が既にお母さんに対する期待だったんだね。それはお母さんには無理だったんだよね。
だって、自分で気付いて認めてくれてたらわたし、こんなにお母さんを嫌うことはなかったよ。
大好きなお母さんを嫌いたくはなかった。
だってわかってるもん。お母さんが必死だったことは。伝わってる。伝わってるからしんどかったんだ。お母さんをどうにか救いたかった。
うまくやれなんて言ってない。
お母さん自身が辛かったのに、責めたくなんてない。人間みんな未熟だから。
だからさ、「私は悪くない私は頑張った私は誰にも迷惑かけてない、そんなにうまくいくわけない」とか言って自分と向き合うことから逃げてほしくなかったな。
逃げてほしくなかったというか逃げてることに気付いて欲しかったんだ。
まあ、でも難しいよね。
私だって難しかったもんな。
未熟だね。
ねぇ、お母さん。
子供が一番大事だった、なんて嘘ついてないで
(不安からくる愛だったんだろうけど)ハッキリ愛せなかったかもしれない。って言ってくれてもいいんだよ。
「私みたいな想いを子どもたちには、させたくない」
これこそが不安からくる愛だったと思うよ。
そもそも、自分を愛せてない人が誰かを愛すなんて出来ないよね。
お母さん。ねぇ、お母さん。
お母さんが必死に頑張ってきたことは知ってるから、もういいよ。
愛せてあげられなかったって言ってくれても私はもう大丈夫だよ。
むしろ、なんだかスッキリするかもしれない。無いものはない。出来ないものは出来ない!って清々しくて好きだ。
まあ、、、ウルトラチキンナゲットだから、、、やっぱ大丈夫じゃない!!!!!!全然大丈夫なんかじゃない!!!!!!!!!死ぬー!!!!!!!ってのたうちまわるかもしれないけど、わたし、自分を信じてやっていくね。