お化けの真夏日講座 後半です。

花火が終わって部屋の中へ



竹を切って来てくれた、のりお父さんのこと

みんな大好きになりました。

よその子にもモテモテなのは誇らしい。



幼い子ども達が集まる講座なので
開始前に
きっと気持ちのぶつかり合いなどあるけど
ケンカ上等
しっかり気持ちを出す経験をさせてあげましょう
とお伝えしてスタート。

うまく言葉にできなかったり
大好きなお父さんが、他の子のお世話を
していると寂しくなったり

おもちゃを貸してほしい
大事だから、貸すのは切ない‥と
泣いてしまう子続出
これが自然な姿です。


泣きやめずにいる子に
「お化け屋敷にするよ
 お化け屋敷 大きいお兄ちゃんと行く?」
と言うと
高校生よしくんと。


お化け屋敷と言っても

電気を消して懐中電灯で部屋に入って行くだけ。




だけど





電気をつけて
少しだけ大人のためにも絵本講座をと
思っていましたが、読めるのは一冊だけ。

予定していた絵本は

毎日窓の外を見ている男の子。

傷ついた動物達を手当てします。


戦争から帰ったお父さんを手当てする姿に

衝撃を受けます。


平和教育で読みに行った先の小学一年生は

「お父さん、足無くなったん?」


今、リアルになっているのがおそろしい現実。


絶版になりそうな絵本なので

押さえておきたい絵本です。

読むべき

手渡していくべき絵本です。


大人には、お化けビールを用意したので

子ども達にはヤクルンを。

どうしてヤクルトでは、ないかが魅力の一冊。



この日の一冊に決めたのがこちらです。


お腹に宿って生まれてくるまでの絵本。

この場にいる人は、

みんなこうして生まれてきたから。


クライマックスの陣痛が始まるあたりから

子ども達が真顔になる絵本です。


へその緒でつながっていた私達です。

読み始める前に

おもちゃの貸し借りで再び

ケンカの火種が燻ってきた子


「悔しいなぁ」

って言葉がけすると気持ちを収められる力が

あります。


気持ちをわかって頷いてくれる優しい大人達。

この日大人気のうえのやま先生は

誰よりも大きく頷いていました。


「わかってるよ」

で収めていける力がある。


わかってくれているから

収めていけるのは、

大人も子どもも同じだと思うのです。


どちらの子

どちらの親の気持ちも

わかってくれる大人の皆さんの気持ちが

嬉しいのです。

(後日、この日参加の親子さんが

 くらふとやさんカフェのランチで相席され

「泣いてたから花火でけへんかったねん」と

 彼が話してくれて可愛くて嬉しかった〜と

 報告メッセージくださいました^ ^)


楽しいことはもちろん

こんな子育ての生々しさこそ

みんなで丁寧に越えたいのです。



読み終わって

短いけど大人達で輪になってグループワーク。

気持ちを話す時間を設けました。


ベテランママさんも

ビギナーママさんも

いろんな毎日をがんばっているから

やっぱり涙声に。


こうだいくんのパパも

ぽつりぽつり

ママは嬉しそう。


話すのが精一杯のお母さん達の気持ちも

みんな抱きとめられます。


この日朝から竹を切って

トラックで待っていてくれたのりお父さんは

「竹切ってきて、がんばるんやけど

 やっぱりお母さんなんやよな〜」と

みんなで笑えました。



簡単な、さよならセレモニーをして

さようなら

です。

お父さんお母さんに名前を呼んでもらって

胸に飛び込んでいくだけですが

親も子もいいお顔です。


この日のお土産は目玉を一つ。

のりお父さんと、初めて「お化けの真夏日」を

読んだ時


「目 一つ足らんわ」と言ってくれてたので


みんなで三つ目の大入道になれるように。




こんな感じ^^



ゆるーく、みんなで目玉つけて(手芸用^^)
記念撮影




お化けの真夏日講座を終えることができました。


のりお父さんに切ってもらった竹もお土産。

本当に最後までありがとうございます。



こんな写メいただきました。

丁寧な気持ちが嬉しいです。

目玉、何故かいっぱいある〜


急遽一人リーダーで開催となり

お休みとなったスタッフさんの想いを胸に

がんばりましたが私としては

当日を迎えるのがこわくなっていました。

ちゃんとそうめん流れるかなぁ

楽しい日にできるかなぁ‥と。


だけど

まちこちゃんが高校生の娘達を連れて

がっつりサポートしてくれました。

ありがたくて胸いっぱいです。


大学生になった、受講生だった聡希が

荷物の運び込みから

最後の最後まで手伝ってくれました。


運転が怖くて苦手な私が

細い夜道をバックで下がらないとならないのを

助手席から

「こっち側は大丈夫。大丈夫です」と

窓から見ながら、トロトロ何分もかかってしか

バックできない私を

ずっと励ましてくれました。


時々泣いていた幼かった聡希が

大人になった声で

「大丈夫、大丈夫ですよ」と

励まし続けてくれたことが、

どれほど心強かったか‥。


講座を振り返って

「教育って難しいですよね‥。

 僕、自信ないです」と。


君なら大丈夫🙆‍♀️



同じく中高生になった

よしくん、いくちゃん兄妹と再会して

話しているのを見ていると胸熱くなりました。


「よしくんが、かわいくて仕方ないです〜」と。


「聡希、めっちゃイケメンになってる〜」と

よしくん、いくちゃん。

親子で過去のわくわく講座ブログを

読み返してくれたそうです。


さとちゃん は聡希のことです^ ^



みんな小さかったのに

素敵な青少年になってくれました。


この子達との再会も宝の時です。


思いやり深い皆さんのおかげで

無事終えることができたのです。


悔いが残る事もたくさんありますが

終了してからも

メッセージをくださったり


先日の夜市では再会された親子さんで

賑やかにお話されているのを見たり

仲良く食事されているのを見ると

救われる想いです。


絵本の中の物語を共有すると

心の距離が近づいて

新たな物語が続いて、展開しつづけるのを

感じでいます。


思いやり深い大人のそばで

子ども達は凛々しい大人になりますよ。


私は

まだまだ頑張らねば

と思っています。

皆様

ありがとうございます😭