怒る 怒り
をテーマにした初の試みであった講座を
終えることができました。
何冊か読んだ中から
今日は一人の作家さんにしぼって
じっくり一冊をご紹介します。
講座の数日前から絵本リストを作るのですが
当日のお天気や気分で
大抵新たな絵本が加わります。
その一冊がこの絵本です。
当日はいいお天気で麗かで
本棚にあるものの
ほとんど出番のないこの絵本が
私に話しかけてきます。
久しぶりに読んでみると
いい！
好きな作家さんで
ドイツから大阪に来られることを知り
小さな娘を連れて講演を聴き
通訳の方を介してではありましたが
大好きになって
その時購入してサインをいただきました。
作者ユッターバウアーさんとの出会いは
この絵本です。
おこりんぼママ がタイトルなのに
リストに入れなかったことに
自分の学びの積み重ねを感じます。
娘を産んだあと
身体の回復が遅く
単身赴任家庭で
実家は近いけど
商売もしているからピリピリイライラ。
長男が
「この家ケンカばっかりで嫌や
もう帰ろう」と。
そうやよな
と自分達の家に帰りました。
寝ない娘
一年生の息子は繊細さんで
心も身体もくたくた。
寂しくて心細いのに我慢する子だから
夜中にお腹を通しても私に遠慮して
一人お風呂場でお尻を洗っていました。
「汗かいただけやで」って。
「ごめんごめん」と謝るしかできなくて。
今でも可哀想で情けなくて涙涙。
息子も後ろを向いて涙。
「泣いてないで。
目かゆいだけやで」と。
20年前
あ！今日は娘の二十歳の誕生日。
あなたが生まれてくれて本当によかった。
やっと授かった娘を可愛がる余裕もない
子育て孤育ての始まりでした。
冬に向かう赤ちゃんなので
近所なので週に一度でも
月に一度でもお風呂の手伝いをと
助けを求めたけれど
「おじいちゃんの世話があるから行かれへん」
と軽く断られ情けなかった。
当時私は怒れなかったんだと思う。
怒り を
情けないとか愚痴るのが精一杯で
ちゃんと怒れなかった。
怒る勇気もエネルギーもなかったのだと
今感じています。
怒って怒りをぶつけて前進するのではなく
ちゃんと怒ることが
エネルギーとなり
その先に進めるのだと
学びや出会いの中で納得してきました。
参加されたみほさんが
最後の感想で
怒りのその先の感情
と書いてくださったことに励まされます。
講座の中でも
そこはとても伝えたいところでした。
その後も私は怒りを溜め込みながら
心も身体もガタガタになって
寝返りで目覚めてしまう激痛
陣痛より辛い痛みのおかげで
自分の心と身体に向き合う機会に
恵まれました。
川岸治療院の川岸先生は
「すごく怒ってる。怒って悲しんでいる」
と肝臓近くの腫れを指摘され
治療してくださいました。
赤黒い顔色も指摘されました。
見て見ぬふりをするしかなかった
怒り
を含めて向き合うスタートとなりました。
最近川岸先生インスタです。読み応え大‼️
以前の私は嘆くしか術がなく
だけどそれも
怒りを克するのは 悲しみ
と知り納得。
講座当日も
怒り
喜び
思い悩む
悲しむ
恐る
どの感情も必要であるとお伝えできました。
支配的な女王が
表紙のような女王に行き着くための
物語です。
偶然にも講座翌日に
個人での講座に来られた方の想いに
あまりにぴったりで
この絵本を読みあいました。
彼女はピアノ講師で表紙を見るなり
「オペラや！！」と。
「これがありたい姿なんです。
こんなふうに
整って循環するエネルギー溢れる
自分でありたいんです」と
当日絵本後半の女王があまりに
たおやかで
豊かなので
みんなでオペラを合わせて
絵本を見つめいたので
びっくりしました。
絵本の中で女王にぴったりです。
荒川静香さんで有名になった曲を。
出会った時
読みきれなかった絵本が
大切な大切な一冊
自分の怒りや悲しみを
見つめられる絵本となりました。
きっと何度も読み返す絵本となりました。
この絵本の作家さんでもあります。
講座で読んだ絵本です。
参加された方のブログを
読ませていただき
一冊の絵本と
いろんなことがつながっていることを
どれも今の自分になる
一つひとつであると感じて
ユッターバウアーさんの絵本を
ご紹介しました。
他の絵本や講座の様子はまた改めて。
そらおさんの気持ち
🌾10月のお知らせ
第四回リモート絵本講座
🍄2020年10月11(日)14:00-16:00
深まる秋 ハロウィン👻絵本も！
🍁2020年10月18(日)14:00-16:00
第 三回清水真砂子さん著書に絵本を重ねる
第三信「一人でいるっていけないこと？」
自分で考えること
自分で決めること
一人でいるからこそ見えてくること
つながれることってあると思います。
そんな 一人 一人 の方を
大切に読みあいたいです。
