ともだちって いいなぁ

仲間って いいなぁって
思えることが とても しあわせ。


今日の絵本も
シャーロット ゾロトウの優しい絵本です。




     ともだちって いいもんだ

     ぼくは ジョンのみかたで
     ジョンは ぼくのみかたっていうこと。


こんな 心がとろける書き出しで
物語が始まります。



 幼い 男の子の友情がテーマですが
大人が読んでも とても心地良く響きます。


たとえば


         ひみつをひとにしやべらない。


大切な胸の内を語りあえる
ひみつ を共有できると
また ひとつ 特別な大切な存在になります。




お互いの好きなこと だけでなく
苦手な事も知っていて
わかりあえて
力を合わせることもできます。


       ぼくが くやしいおもいをしたとき
       わかってくれたのは ジョン

       ジョンが けがをしたとき
       ジョンのおかあさんに しらせたのは
                                                ぼく。


悔しいときや
辛い時
ピンチの時に手をさしのべてくれると
本当に心強いです。




素朴な淡い絵に
二人の仲良しぶりや
どんなにお互いが大切かを
淡々と綴られた絵本です。


 最後は再び

    ともだちって いいもんだ

     ジョンは ぼくのみかたで
     ぼくは ジョンのみかたっていうこと。


以前は
子ども達の 友情 としてご紹介した絵本です。


子どもの頃
思春期の頃
それから先も
女の友情って難しいのかなぁ と
仕方がないのかなぁって思っていました。

小さな裏切り のようなものを
いちいち見ないようにしたりの時間も
あったけど

うんと大人になった頃
心許せる
心安らぐともだちが ぽつり ぽつり。


仲良くしてくれる
心優しい ともだち とは 
きっと長いおつきあいになるんだろうなぁ
と思うと とっても嬉しい。



友情は 育むものだ

という言葉が好きです。

うまく育めなかった時は
私も未熟だったはず。



時々 甘えてしまって
ごめんね って思います。

ずっと仲良くしてほしいから
大切にしようと思います。


気持ちをわかってくれるって
本当に しあわせなこと。

味方してくれるなんて
なんて しあわせなんでしょう。


そんな優しい絵本を
少し寂しく
だけど 新しい世界に胸ふくらむ春に
読みあいたいなぁと思いました。