ごきげんよう。


昨日読めなかった新聞を読んでいたら
いてもたっても いられない記事と
めぐりあいました。




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見つかるといいなぁ。
傘が手元にもどりますように…。

傘を思いやる航平くんの気持ちが
何とも言えないです。

大阪のおばちゃんは応援したいです!



外は雨。


ふと浮んだ絵本が




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主人公 モモが
初めて買ってもらったあまがさを
おろす雨の日を待ちわびる物語です。


待ちに待った雨の日…。
にぎやかな通りを歩くモモは



      こっそり じぶんに いいきかせました。

      ーわたし、
         おとなのひとみたいに
         まっすぐ あるかなきゃ!


      あまがさの うえでは
      あめが
      きいたこともない
      ふしぎな おんがくを かなでていました。



       ぽん ぽろ 
       ぽん ぽろ…。



両手で傘の えを短くぎゅっと持つモモちゃん。



子どもの頃 初めての傘
新しい長ぐつ
雨の日の帰り道の醍醐味…!

私の雨好きは この辺りも影響しているのかも
しれません。


傘をさして雨とゆの下に立つのが好きで
好きすぎて


頭から傘なしでうたれてみたり…!
(わが子も同じことをしてるのは何故?)



子どもが傘をさして歩くということは


       モモが うまれて はじめて
       おとうさんや おかあさんと
       てを つながないで
       ひとりで あるいた ひだったのです。



すっかり大人びたモモちゃんの笑顔が
描かれてこの言葉につながります。




作者のやしまたろうさんは
戦時中 特高から逃れるため
日本からアメリカに渡った方です。
残してきた子ども達に迷惑がかからないように
本命ではなく この名前で作品を
書き続けました。
太郎 という名前は
日本人の象徴として選ばれたそうです。



この絵本もニューヨークに住む女の子の物語。
だけど 段落ごとに
色鮮やかに 春 夏 雨 桃 と
毛筆で文字が書かれています。

異国で日本を想いながら

御自身の娘さんを想い
わが子が はじめて傘をさして1人で歩く

という 何事もない 出来事のかけがえのなさを
書かれた作品です。





車のある暮らしは本当に便利で
子育て中も車は 
家事と育児をほぼ1人で担う私には
家族のようで魔法の羽根でした。

長男が幼稚園の頃
夜中に救急車を呼び受診し
タクシーを呼んで帰ってきた時
免許を取ろうと決めました。


すごくすごく助かって
楽になる事は多かったけど

娘とは 長男ほど散歩したり
ましてや 傘をさして歩くことは
少なかったなぁと思うのです。


この新聞のおかあさんの
丁寧な子育て 生き方にふれ
おかあさんにとっても
この傘は 思い出いっぱいの傘でもあり
物とのつきあい方を通じて
息子さんに 大切な事を伝えたい と
思われたのでは …。

このお母さんを育てたのが
一緒に探してくれたおばちゃんかな?
など あれこれ考えてしまいました。


絵本の 
    おとなのひとみたいに
と モモが憧れる 素敵な大人の方だなぁ と。

素敵なお母さん
素敵なおばあちゃん
かしこい心を持つ男の子と出会え

大切な事
立ち止まって 心したい事に
立ち帰りました。



関東の方
三鷹市近くの方
気にかけてくださると嬉しいです。



急遽書いた今日の物語はこれでおしまいです。

大雨の夜に
願いをこめて

傘を想う こうへいくん の気持ちが届きますように…。


ごきげんよう。





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