ごきげんよう。


今日も とっておきの一冊を。





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人との出会いと同じように
本とのご縁も あがいている私を支えてくれるものでした。

子育てが始まった頃
仕事の中でも 思い悩む壁にぶち当たっていました。


その時 クレヨンハウスの当時の店長吉村さんに
出会わせてもらった大切な本



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(2016 10/3 たっぷり甘えて大丈夫 より。)

自分一人ではたどり着けない言葉の詰まった
この本を読みながら 

どんな子育てをしたいのか
どんな保育をしたいのかが 
はっきりと見え

こんがらがった子育ての迷いがほどけ
涙が止まりませんでした。



シュタイナー保育の日々が綴られていて
読んでいるだけで 心落ち着きました。

当時 「癒す」という言葉が
今ほど使われていなくて
その言葉の波動が深く深く伝わってきました。

シュタイナー保育園のお部屋に
子どもが遊ぶために 置かれている
シルクの布や 美しい石に 大人も癒される
と あり 憧れました。

子どもと見つけた きれいな石を
本を真似て 部屋におきました。


そんな時に 息子と見つけた絵本です。





表紙の真ん中にいるのが主人公のぼく です。



見開き2ページに 様々な形や色、大きさの石がぎっしり。

ぼくは あまりのぎっしりが息苦しく
逃げだします。



だけど ひとりぼっちは さみしくて…。



同じ色味だけど 何倍も大きな石に出会い
あいさつするけど 返事をしてくれません。



おんなじぐらいの表紙の石達に出会い
はじっこに ひっつきます。



表紙の場面です。

そんなに見ないで、はずかしいってば と。

きゅうくつなのは 苦手だしね と。



見開きページで ランダムにごろごろ
広がってみます。

    このほうが ずっといい。

    いっしょなのにひとり。

    ひとりなのに いっしょ。


ぼくは そう思うんだけど
みんなは ぎっしりが好きみたいで
ぎゅーっとあつまります。


やっぱり この場も居場所じゃない。




大きな大きな石に出会い

     大きいなぁ
     りっぱだなぁ
     おちついてるなぁ   としみじみ。


息子は 
りっぱだなぁ   がお気に入りで

大きなものをみると

「りっぱだなぁ」と よく言っていました。




また 同じような小石と出会い 
おしゃべりするけど 
やっぱり なにかが足らない気がします。



その夜 不思議な石の夢を見ます。

今まで出会った石とは 全く違う石です。

じっと見ているだけで
とっても 幸せな気持ちになります。

そんな夢を見ながら
小石は ふかーい夢の中です。



読み終わると とてもゆったりした気持ちになります。

誰もが 石のつるんと ころんとした感触や
石と石が あたった時の 心地よい音を
知っているからでは ないでしょうか。



時々 読みたくなる絵本で
穏やかな気持ちと ゆったりとした呼吸で
本を閉じます。


心地よい いい絵本です。


 
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今日の物語は これでおしまいです。








この出版社の絵本には 
この言葉がそえられているのが 好きです。

夢に出てきた石は この裏表紙の色です。



ごきげんよう…。


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