何年も前のブログにもかかわらず
ほとんど途切れることなく
どなたかが毎日読んでくださることに
驚いています。
何よりも励まされ心がふくらみます。
もう一つの詩のエピソードも
添えさせていただきました。
読者さんの さくらさんに 教えていただいた詩があります。
ご紹介した絵本の書き込み欄での やりとりでした。
今日ご紹介する詩も 絵本の訳も長田 弘さんです。
(2016 10/26「黄金の山より価値あるもの という想い」)
この詩を本として 手にとって ページをめくりながら
言の葉を 追っていくのを
その時期を楽しみ というより 委ねていました。
どんな 本だろう…
どんな大きさで どんな紙質で どんな手ざわり なんだろうと…。
この本を買うのが目的ではなく やはり読者さんの
さいちゃんに教えていただいた神社に行った帰り…
えい!とクレヨンハウスに足を伸ばした日に
私の手元に 来てくれた本です。
画集のような 美しい本でした。
立て続けに大切な方を亡くされた方に会う予定になっていたので この本をお見せしたら
「クリムトじゃないですか…!」
(2017 1/6「二人が知っている一番いいやり方で
さよならを)参考に。
今 ブログを読み返し 表紙、裏表紙の絵を見た ら…クリムトの薫り…と思うのは私だけ?
私は 不勉強で クリムトの作品を知りませんでした。
その方は まず 全ての絵を見られてから …
詩を読まれていました。
昨日、新大阪に勉強に行っていたので
やはり えい!と江坂にあるクレヨンハウスに
立ち寄りこのエピソードを
店長 山本さんに話ました。
私の話に心を添わせながら
亡くなられた長田さんとクリムトのエピソードを教えて下さいました。
この「詩 ふたつ」は クレヨンハウスが 長田さんに依頼して誕生した詩集だそうです。
共に 大切な方を亡くされた長田さんと編集された方の想いがつまっています。
クリムトの絵を愛しておられた長田さんが
クリムトの絵を と 強く強く希望され
大変な御苦労があって
この本の完成となったそうです。
長田さんが強く希望されたクリムトの絵が
より一層 味わい深いです。
続けて大切な方を亡くされたこの方に 今も
私は言葉が見つかりません。
次のページを開くと
ぶたばあちゃんの表紙のような水面の絵に
出会います。
どのページも 長田さんの詩とクリムトの美しい絵の世界です。
お母様を見送られ 長田さんとも親しくされていた
落合恵子さんの言葉も心に響きます。
読者さんのさいちゃんが
言の葉は 必要な人のところに 届くように
なっているんですよ。
と言う言葉と 今日も再会しました。
気丈に日々を重ねておられる方の所に コトンと
収まるものだなぁ とあらためて思っています。
いろんなものが繋がっている…との想いが私の中で 拡がっています。
その意味がわからずに、きょとんとする私に
最初に 繋がっていること を
教えてくださったのは
今日綴った、大切な方を見送られた
その方だったと
今思い出しています。
不思議で やはり嬉しいです。
繋いで くださった 見えない力 と感じています。
ありがとうございます。
そんな力があることが嬉しいし
実感される方が沢山いらっしゃることを
グリーフケアを学んだ時に
その力を経験した事を共有する時間が
授業の中に位置付けられてていました。
後書きも とても とても 響きます。
「詩 ふたつ」は
「死ふたつ」であり
「志ふたつ」 でも あるとのこと…。
もう一つの詩にも 出会っていただけると いいなぁと思っています。
二年も前のブログなのに
ずっと沢山の方が読んでくださるので
ふと前後のブログを読み返して
改めて 繋がっていることに 驚き
心が震えます。
声に出して読んでみると より詩は味わいが
感じられます。
出会いたてで まだ 私の中で ぎこちない詩です。
これから 長いお付き合いになることと思っています。
この本の 胸熱くなるエピソードは まだ続きます。
また 改めて…。
今日の物語は これでおしまいです。
私には このような形で 言の葉が届きました。
感謝をこめて
ごきげんよう…。
長田弘さんの絵本とエピソード