ごきげんよう
ここから 詩が たたみ掛けてきます。
星に 届かない。
12月に なつたら アドベントカレンダーのようにクリスマス絵本を毎日一冊ご紹介しよう…そう考えていましたが 日が近づくと 心の中の もやもやが むくむくズキズキし始めました。
なんか 抵抗あるなぁ と。
そして 初日の「知恵と勇気で 切り開く …」に いただいた 書き込みを読み 決めました!
今日の絵本は
きっと 甘いチョコレートを口にしたり コットンを 雪になぞらえて 目にする機会が たくさんあると思います。
クリスマス絵本では ありません。
だけど
大変な 生活を強いられている子ども達が たくさんいることを 胸を留めておきたいのです。
今年 この絵本を買って あえて 夏の暑い日に
講座の子ども達と この絵本を読みあいました。
この場面に描かれている 蛇を 気にかけながら
聴いている子がいました。
この子の感性は すごく いいんです。
その感性に 気づいて 大人になってほしいなぁと思う子です。
青い空が 残酷にさえ 感じます。
この日は 暑く 私たちは お腹いっぱいお昼ごはんを食べた後 クーラーのきいた部屋で この絵本を読みあっていました。
オレンジの太陽と だらだら流れる汗の辛さが 子ども達に伝わっているのが わかります。
その子は 蛇をみつけ
「絶対 毒ヘビやで」
「毒ヘビ出るのに 裸足やで」
そして 緑の向こう側にいる子達に
「こいつらだけ ずるいぞ」と キツい言葉を向けました。
働かなければならない子と 学校で勉強できる子がいることを知らなくて 理解できないようでした。
この国の 学校なんだと 子ども達 みんなが理解した時
やっぱり そのこが
「あっ… 窓の外に いてる…」
ここから 詩が たたみ掛けてきます。
頭に乗せた 荷物と この汗…そして この言葉…
大人も子どもも 言葉もありません。
みんな ずっと 黙っています。
カカオを 持たされている 子どもの手…。
星に 届かない。
星を 握らせてあげたい。
手を伸ばすことを 諦めさせたくないです。
その講座の日 入っていた 男性スタッフが
「世界の子どもの 7人に1人が 児童労働かぁ…
多いなぁ」と 思わず 言葉をもらしました。
「じどうろうどう って何?」
子どもが 聞きます。
「働かされて 金もらっても 自分で 使われへんねん」
リアルな 説明に子ども達 言葉も ありません。
その後 子ども達と 世界には まだまだ 過酷な環境で 生活している子達がいること、
日本でも つらい生活を している子達が いる事、
経済的虐待というのは 日本でもある事など この日は 随分話して 子ども達も 知っていることを
繋ぎ合わせるように 話しました。
この絵本を ご紹介したくて 読み返していたら
最後のページの 帯の所に 「黄金の山より 価値あるもの…という想い」 で ご紹介した マララさんと再会‼︎
私に 大切な ご縁と パワーをつないでくれた 大切な絵本…
今日の絵本も 同じ出版社が 同じ志で 出している絵本です。
クリスマスを迎える気持ちを みんなで少しだけでも 視野を 拡げられたら いいなぁ…
大変な思いをしている子達に 何かできることはないか、その存在を見つめないで クリスマスを楽しみにする事は 心の収まりがつかなくて 今日は
この絵本を 読みあいました。
気持ちを伝えさせていただき ありがとうございます。
もう一つ お知らせさせてください!
では 後ほど…