ごきげんよう。
そして お城の中に…
もう この場面で みんなの気持ちが まとまります。
気球で 空を 飛んでいると 鳥が 兵隊に 捕まるところに 遭遇します。
この子は 見過ごせなくて 助けに行き 鳥を にがします。
12月と なりました。
クリスマスまで 絵本を 毎日 一冊づつ紹介していこうと思います。
前回 ご紹介した 「チャーリーブラウン なぜなんだい」の クリスマスの場面を クローズアップして クリスマス特集を スタートさせようと思っていましたが 予定変更しました。
クリスマスの 絵本では ないけれど ファンタジーに溢れ クリスマスカラーの美しい この絵本から
スタートします。
皆さんに 魔法をかけられたら 嬉しいです。
昨日の 絵本の前に 小学校の授業では まずこの絵本を 読みあいました。
文字のない絵本なので 集団で読みあうために音楽の助けを借りました。
私は セカイノオワリの「スターライト パレード」を 合わせました。
よかつたら お試し下さい。
では…
ちょっと さみしい女の子です。
時間を 持て余し だれかを 求めています。
魔法のマーカーを 見つけます。
ドアの向こうは…？
いよいよ ファンタジーへの 旅が はじまります❗️
女の子は また 描きます。
そして お城の中に…
大人も 子どもも ここで 息をのみます。
みんなの気持ちも 外に 放りだされ 宙を舞います。
もう この場面で みんなの気持ちが まとまります。
私は この場面に 一目惚れでした！
去年 開催した 「クリスマスナイト」では 大人と子ども 70人以上集まり 初対面 初参加の 方も沢山いらっしゃいました。
オープンニングに この絵本を選びました。
全員が この絵本を 見つめました。
そんな 力のある 絵本です。
気球で 空を 飛んでいると 鳥が 兵隊に 捕まるところに 遭遇します。
この子は 見過ごせなくて 助けに行き 鳥を にがします。
前回の ブログに書いた 小学校で 二時限の授業の後 子ども達に 感想を すぐに書いてもらったのですが
このシーンのことを 書いた子が すごく多かったのに 驚きました。
「この 場面が 好き」
「こんな 人に なりたい」
「こんなふうに 人を 助けたい」…と。
私が
「人を いじめる おかしな 快感より
人を助ける よろこび かっこよさを 知ってほしい」
と 伝えたことと この場面が 重なったのかは わかりません。
この絵本と出会って 私が 感じた メッセージは
「勇気をもって 人生を 切り開いて‼︎」だったので
子ども達が そう感じたことは 大きな気づきで
そんな 受けとめ方もあることを知り この絵本が また ぶ厚くなりました。
捕まり … 魔法の マーカーを 捨てられ
囚われてしまいます。
この場面では もう大人も 子どもも 幼い子でさえ
深く 沈み込んでしまいます。
大ピンチ
逆境の 時
不遇の 時代
深い悲しみ
孤独の時
人生の ブラック ホール
スランプ …
この場面を ご自身の 様々な 言葉に 置き換える方も いらっしゃいます。
鳥を助け そして その鳥に たすけられます。
いいことも 悪いことも 自分に返ってくるものです。
最初 気づけなかったのですが …
この鳥は 女の子を 何処に連れて行くのでしょうか…
木の幹に 小さな ドアが あるのが わかりますか？
そのドアを 開けると…
この場面 覚えていますか？
絵本の はじまりの 場面です。
二人は 既に出会っていたんです。
読み返すと たくさんの 隠し絵と いうか 意味ある絵に 出会えます。
始まりの 場面の空、女の子の部屋、表紙の空も…
見つかりましたか？
子ども達は 本当に 見つけるのが 上手で 思わず大人が うなると 本当に得意げな いい表情をします。
自信に なるんです。
まず 自分で ドアを開ける気持ち。
その時 その時 必要な物を 迷わず描いていく知恵につながる 経験と想像力。
どうしても 譲れない 見過ごせない気持ち…
必ず 自分の中に 育んでいける ものが あります。
それに 気づいていけると いいですね。
クリスマスまで 選りすぐりの一冊を 読みあっていく中で どんな景色が 見えるのか わくわくしながら 今日の物語を 閉じます。
また 明日…。