ごきげんよう
しーん とした世界に
なにかが もこ っとうまれ
今日は 赤ちゃんから 楽しめる絵本を 読みあいましょう。
よく 赤ちゃんのお祝いに 絵本のリストを とご依頼いただきます。
上に 兄弟が いる場合は 赤ちゃんを迎える兄弟の揺れる想いに 寄り添う絵本を必ず選びます。
兄弟絵本も またあらためて。
そして 外せない絵本が あります。
いないいないばぁ 絵本も そうです。
世界中の どこの国の赤ちゃんも いないないばぁは 大好きです。
そして このやり取りが 楽しめると これからの子育てが 少し楽になります。
たくさんある いないないばぁ絵本の中で 一番で 、絵本としても もっとも優れていて
何より日本初の赤ちゃん文学でもあります。
地味に思われる方も いらっしゃるかもしれませんが シリーズで持っておかれても 子育ての指針になると思います。
赤ちゃんは なめたり かじったりも 絵本の立派な楽しみ方です。
ボードブックという 丈夫で 安全な絵本は お出かけのバックの 中に入っていると 助かります。
窓の外を見つめるように ジーッと見つめたい気持ちを満たしてあげるには 絵の美しさで 選ぶのもいいと思います。
挿絵を描かれた黒井 健さんに 「まだ ハイハイの息子が この場面が 好きで 窓の外を 見るように
この絵本を楽しんでます。」と お伝えしたら
「そんな楽しみ方も あるんですね〜」と
びっくりされて、喜んでくださいました。
赤い 唐辛子が窓際に吊るされている挿絵を
赤ちゃんだった息子は
ウインナーだと 思っていた ことが
最近 判明しました。
場面が 自分の意志に反してどんどん 変わってしまう テレビなどは 赤ちゃんには 知らぬ間に ストレスになります。
小さい子ほど じっと 見たいし 自分で めくって 絵が見れる絵本は とても満たされるものみたいです。
間(ま) をもっての やりとり が できると助かります。
そして 必ず 出会ってほしいのが
きっと 何回も何百回も せがまれることを覚悟してくださいね!
かなり 浸透してきている絵本ですが 知らないと
「なんじゃ こら?」かもしれません。
本当に 子ども達大好きで その年齢ごとの楽しみ方をします。
私の学んでいる 村中 李衣さんの読書療法の 始まりは 高齢者の方との読みあいからです。
認知症が 進んで 関係が取りにくくなった高齢者の方とも 絵本の場面は 共有できます。
この絵本は まさに 赤ちゃんから 高齢者の方まで楽しめる絵本です。
前回のブログ「男前塾 絵本のような散歩」でご紹介した 絵本の小鳥の場面を見ながら 小さな命の弔いについても触れました。
小児がんの専門医の 細谷 亮太先生は 子どものターミナル ケアにも 絵本をよまれます。
兄弟の命が もう長くはないことを 病気の子の兄弟に 話しても 悲しめない子が増えていると聞いて驚きました。
例えば 飼っている 金魚が 死んでしまっても
土に埋めてあげることをしないで 捨ててしまう大人が 増えている…という背景があるとのこと。
命は 巡るんだよ… また 巡り会えるんだよ…という 感覚を 子どもに教えてあげることは とても大切であると。
この絵本は その感覚を 伝えられる絵本だと おっしゃいました。
知っておかないと いけない感覚であると。
生まれた ばかりの赤ちゃんや 幼い子どもは どうも この感覚が よくわかるような気がする とも。
だから この絵本は 赤ちゃんに 愛されるんだ と 語られました。
読んであげてほしい…と。
どんどん 大きくなり
ぎらぎら 輝き
やがて また 静かに…
と 思いきや
カバーの 折返しを めくると
このシーンが 幼い子は大好きです。
どうぞ せがまれるままに繰り返し 見せてあげてください。
だから カバーをテープで はりつけている図書館の絵本では ダメなんです。
きっと ポロポロに なるまで 楽しむ 大切な絵本になると思います。
赤ちゃんと 読む絵本も 格別です。
懐かしさいっぱいの 絵本は 宝ものです。
今日の物語を 閉じましょう。