ごきげんよう
私の本棚はリビングにあり 本が好きな私は
ソファーで のびてる時も 御飯を食べる時も
絵本の背表紙を見てるだけで
幸せな気持ちになります。
一冊 一冊に 思い出があり 子ども達や
出会った方と読んだ思い出で
どんどん絵本が 分厚くなっていく気持ちです
もし 本棚の絵本が 火事で焼けてしまったら…。
この絵本が 焼けてしまうかも しれない という
危機が 迫っていたら…。
皆さんは どう考えますか?
ずっと この絵本と目が合うというのか
気になっていながらも 心の準備も必要で
ご紹介するのに 時間が かかってしまった
一冊です。
空爆が 予想されるため
主人公の図書館員である アリアさんは
役所に 図書館の本の移動を 懇願します。
本は 黄金の山よりもずっと 価値がある と…。
返事は 「できない 」です。
アリアさんは行動に移します
仕事が終わると 毎日 本を自分の車に運び入れ
自宅に運ぶのです。
バスラの街が 噂通り攻撃された時
役所の人も 兵士達も 逃げ
残った職員は アリアさんだけでした。
戦火が せまる中
「本をまもりたいの 手伝ってくれない?」と
図書館の隣でレストランをやっている友人に頼みます。
とにかく やってみる
目的のために 自分ができる ささやかな事でも
やってみる。
この気持ちに 私は 心うたれます。
諦めず 何か 方法は ないか
自分に 何か できることは ないか…。
そして
本を 自分の 家に 運ぶ
その時 できる 方法をとることで
どんどん展開していきます。
一緒に はこんでくれる人
カーテンや果物籠を 搬送のために
差し出してくれる人
本を預かってくれる人
この事実を知り 新聞に書いた人
絵本に した人…
そして私達の手元にきました。
皆さんに お伝えする事が できました。
この絵本の収益の一部は 図書館の再建資金と
なります。
この絵本を 知る事 伝える事も
何かに繋がると思います。
空爆の後 アリアさんは 心臓の手術を受け
療養中とのことです。
どうか 元気に なられますように…。
この絵本のように まず 知ることが
始まりとなる出来事がたくさん あります。
絵本を買うことが 支援となることもあります。
そんな絵本をこれからも お伝えしていきます。
何かを 考える きっかけになれば いいな と
思います