イタリア7-4ベルギー
伊 003 101 002 7
白 000 001 030 4
(勝)パルンボ
(セ)バッサーニ
(敗)ドリッセンス
(本)ガルシア(伊)
イタリアは第1戦先発のルーゴと同じベネズエラ生まれのアンジェロ・パルンボ、 ベルギーは背番号8の右腕アルトゥール・ドリッセンスを先発に立てたこの試合。先に試合を動かしたのはイタリアでした。3回表、簡単に二死を取られた後三番アレックス・リッディが二塁打で出塁し、四番クリス・コラベッロは四球で歩いて二死一、二塁。ここで、第1打席でも二塁打を放っていた五番ロベル・ガリシアがセンターに3ラン本塁打を放ち、3-0とリードを奪います。イタリアは4回と6回にも1点ずつを加え、中盤6イニングまで終えて5-1と主導権を握りました。
しかし、初戦でスペインに大敗を喫しているベルギーも負けてはいません。8回、先頭の三番トーマス・デウォルフの死球と四番デニス・デクィントの二塁打で無死二、三塁のチャンスを作ると、イタリアは投手を3番手ディエゴ・ファビアーニから4番手ヴァレリオ・シモーネにスイッチします。ここで代わり端にシモーネが暴投してまず1点、続いて一死一、三塁からジェイミー・ヴェルへイレウェーゲンの投ゴロが三塁への悪送球となり、もう1点をベルギーが追加します。イタリアはたまらず、5番手のアレックス・バッサーニをマウンドに送りますが、さらに途中出場のアイブス・ポーズマンスも適時打を追加してさらに1点。計3得点を挙げたベルギーが、1点差にまで詰め寄りました。
流れを持っていかれかけたイタリアでしたが、直後の9回表に意地を見せます。二死から一、二塁のチャンスを作ると、五番ガルシアがサイクルヒット達成となる適時打を放ち6点目。この回からマウンドに上がった、ベルギーの2番手ジェイス・ヴァンドローゲンブロークを捉えます。さらにボー・マッジの押し出し四球でもう1点を加えてダメ押し、直後の守りはバッサーニが3人で締めて白星を手にしました。ガルシアは5打数4安打4打点の大暴れ、次戦以降でもキーマンになりそうです。イタリア先発のパルンボは6回途中まで投げて1失点の好投。一方、ベルギー先発のドリッセンスは8回を投げて5失点(自責点4)と粘りましたが、もう一歩及びませんでした。
スペイン12-7チェコ
西 503 012 100 12
チ 010 110 400 7
(勝)ヘルナンデス
(敗)ノヴァック
(本)ウスタリス、モンティエル、オチョア(以上西)、マリク、ユネック(以上チ)
スペインの先発は、イタリアやスペインで主力として結果を残してきたリカルド・ヘルナンデス。一方、チェコは元オリオールズ参加所属の
ヤン・ノヴァックを先発に抜擢し、左腕同士の投げ合いとなります。しかし、初回からスペインが攻勢を仕掛けることに。二番レオ・ロドリゲスの中前打をきっかけに二死一、二塁のチャンスを作ると、リチャード・モンティエルが適時打を放ち早速1点を先制。さらに満塁で七番ブレイク・オチョアが左翼にグランドスラムを放ち、初回から一挙5点を挙げてノヴァックを攻め立てます。
さらに、3回には送球エラーとダニエル・サンチェスの2点適時打で3点を加え、序盤3イニングで8-1と大量リード。ノヴァックは結局この回限りでマウンドを降り、3回を被安打6、8失点(自責点5)という内容でした。その後はお互いに点を取り合う展開に。5回にモンティエルのソロでスペインが1点を勝ち越せば、直後にチェコもペトル・ジマの適時打で1点を取り返すなど、シーソーゲームが続きます。チェコの見せ場は7回。二死一塁から代打プレメク・チルーストが適時二塁打を放ってまず1点を返すと、さらに二死一、二塁からトマス・ユネックが3ランを放ち、この回4得点。途中出場組の活躍で、差を5点に縮めます。
しかし、この後は結局両チームとも得点がなく、12-7のまま試合終了。お互いに4人の投手をつぎ込んだ空中戦は、序盤戦を制したスペインが優位を保ったまま白星を手にしました。スペイン先発のリカルド・ヘルナンデスは5回を投げて被安打5、3失点という及第点の内容。打線ではモンティエルが、5打数3安打1本塁打2打点3得点と光る活躍を見せています。対するチェコは、主砲マテイ・ヘイマが5打数0安打と沈黙。前後を打つマルティン・シュナイダーとヤコブ・マリクは揃って2安打を放っており、ここが結果的に穴になってしまいました。
オランダ13-1ドイツ(7回コールド)
蘭 205 010 5XX 13
独 000 100 0XX 1
(勝)マークウェル
(敗)マルケス
(本)ケンプ、ループストック、レオノラ(以上蘭)
オランダの先発は国際経験豊富なディエゴマー・マークウェル。一方、ドイツは前日にもショートリリーフで登板しているエノルベル・マルケス=ラミレスが連投の先発マウンドに立ちます。ベテラン左腕対決となったこの試合、先手を取ったのはオランダでした。初回、先頭のドゥウェイン・ケンプがマルケスの2球目を先頭打者本塁打とすると、さらに守備の乱れもあってもう1点を追加。3回には七番ユレンデル・デキャスターの2点適時二塁打と八番ギルマー・ランプの適時打、さらに九番ダドリー・レオノラの2ランもあり一挙5点を挙げ、完全試合達成経験もあるキューバ生まれのレジェンドを攻略しました。
中盤3イニングは1得点のみに終わり、やや勢いが止まったかに見えたオランダ打線でしたが、7回に再び点火します。先頭の四番カリアン・サムスが二塁打で出塁すると、続く五番シクナーフ・ループストックが2ラン。さらに無死一、三塁からランプの二ゴロ野選でもう1点、二死一、二塁から二番ランドルフ・オドゥバーが適時二塁打を放ち2点を追加して、スコアはこれで13-1に。その裏をマークウェルがしっかりと無失点で抑え、オランダがドイツを投打に圧倒する形で隣国対決を制しました。
この日のマークウェルは、持ち前の芯に当てさせず打たせて取る投球が冴え渡ります。4回には悪送球で1点こそ失いますが、要所をしっかりと締めて7回参考ながら1失点完投勝利。ドイツ打線を第1戦のイタリアに続いてわずか1得点に抑え込みました。一方、43歳の大ベテラン・マルケスは4回を投げ切り5三振こそ奪ったものの、被安打10で7失点(自責点6)と先発の仕事を果たせず。後を受けたティム・スタールマンとアンドレ・ヒューズの2投手も揃って3失点を喫し、試合を作ることができませんでした。
ソース一覧
http://www.baseballstats.eu/2018/hoofddorp/games/04.htm
http://www.baseballstats.eu/2018/hoofddorp/games/05.htm
http://www.baseballstats.eu/2018/hoofddorp/games/06.htm
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