ヨーロッパ球界関連情報(2017/04/21) | 欧州野球狂の詩

欧州野球狂の詩

日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪

(1)アストロズがオランダ代表内野手をリリース

 第4回WBCにオランダ代表の一員として出場したステイン・ファンデルミール内野手(23)が、所属していたアストロズからリリースされたことがわかりました。

 

 昨夏のドラフトでアストロズから34巡目指名を受けていたファンデルミールは、昨シーズンはルーキー級GCLアストロズとルーキー+級グリーンビルの2チームで出場し、打率.329、出塁率.404、長打率.418という好成績をマーク。今年はその活躍が評価され、A+級ビューズクリークに昇格していましたが、ここまで6試合出場で19打数3安打という成績にとどまっていました。なお、今後はフーフトクラッセの球団に移籍する模様とのことです。

 

ソース:http://www.mister-baseball.com/houston-astros-release-stijn-van-der-meer/

 

(2)ドナルド・ルッツがメキシコの球団を退団

 一方、ドイツ代表のドナルド・ルッツ内野手(28)も、メキシカンリーグのレオン・ブラボーズから戦力外通告を受けました。

 

 ルッツはここまで10試合に出場し、打率.289、出塁率.378、長打率.316、1二塁打、8得点、5打点をマーク。前述のファンデルミールと比較するとそれほど悪い数字とは思えませんが、スラッガータイプにしては長打率が低いのが評価されなかったのでしょうか。ルッツは過去9シーズンをレッズ傘下で過ごし、その中にはドイツ育ちの選手として初の大リーガーとして60試合以上に出場した年も含まれています。昨シーズン終了をもってマイナーFAとなり、今年からレオンに移籍を果たしたばかりでした。

 

ソース:http://www.mister-baseball.com/bravos-de-leon-release-donald-lutz-10-games/

 

(3)初開催の「コンチネンタルカップ」でKNTUが優勝

 ベラルーシ、リトアニア、ロシア、ウクライナの4か国のクラブチームが争う国際大会「コンチネンタルカップ」がベラルーシ・ミンスクで開催され、ウクライナ代表のバイオテックスKNTU(旧名称:KNTUエリザベトグラード)がベラルーシ代表のBCミンスクを破り初代王者に輝きました。

 

 今大会にはこの2チームに加え、モスクワ・モスコヴィッチ(ロシア)とカウナス・リトアニカ(リトアニア)が出場。KNTUは初戦でカウナスを6-5、モスコヴィッチを13-4で破ると、予選リーグ最終戦でミンスクに5-0で完封勝ち。全勝で決勝にコマを進めました。一方、ミンスクはモスコヴィッチに8-6、カウナスに7-1で勝ち、2勝1敗でファイナル進出を決めています。

 

 決勝では、KNTUが終盤まで劣勢に立たされたものの、1-3と2点ビハインドで迎えた9回に同点に追いつきます。さらに決勝では勝ち越しの満塁本塁打が飛び出し、これが勝負を決定づける一打となりました(下記リンク先には大会の試合結果も掲載されていますが、詳細なボックススコアの表示がないのが残念です)。

 

 なお、大会MVPにはエフゲニー・ザンタライ(バイオテックスKNTU)が選出。大会最優秀投手にはヤウヘニークルーン(BCミンスク)、最優秀打者にはニキータ・ロバノフ(モスクワ・モスコヴィッチ)がそれぞれ選ばれています。

 

ソース:http://www.mister-baseball.com/kntu-wins-continental-cup-2017-minsk-belarus/