U18ワールドカップの組み合わせが発表される | 欧州野球狂の詩

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 WBSC(世界野球・ソフトボール連盟)が、9月1日から10日までカナダ・サンダーベイで開催されるU18ワールドカップのグループ分けを発表しました。

 

 今回出場するのは、1999年から2001年までの間に生まれた世代の選手を擁する、各大陸別のU18選手権を勝ち抜いた計12か国。開催国カナダに加え、オーストラリア(オセアニア)、日本(アジア)、オランダ(ヨーロッパ)、南アフリカ(アフリカ)、アメリカ(米大陸)の各大陸王者、それに次ぐ成績を残した台湾(アジア2位)、韓国(同3位)、キューバ(米大陸2位)、メキシコ(同3位)、ニカラグア(同4位)、イタリア(ヨーロッパ2位)が出場権を獲得しています。

 

 この12か国には、最新のWBSC世界ランキングトップ10のうち、7位のベネズエラを除く9か国が全て含まれています。まさしく、この世代の世界王者を決定するにふさわしい面々が揃ったと言えるでしょう。これまでにもダルビッシュ有、大谷翔平(ともに日本)、クレイトン・カーショウ、ブライス・ハーパー(ともにアメリカ)、アロルディス・チャップマン(キューバ)といった後のスーパースターたちを多数輩出しているこの大会。今回も新たなスター誕生が待たれるところです。

 

 ちなみに、前回大会に出場した面々ではミッキー・モニアック外野手(アメリカ)が、2016年度MLBドラフトにおいてフィリーズから全米1巡目指名をゲット。それ以外の選手たちも、NPB、KBO、CPBLといった各国プロリーグで多くが上位指名を受けています。マーリンズが1位指名したジョシュ・ネイラー内野手(カナダ、2016年7月29日にパドレスにトレード移籍)は、大会ベストナインに相当するWBSC世界選抜の一員に名を連ねました。

 

 大会は12か国を6か国ずつの2グループに分け、1試合総当たりの一次リーグを実施。両グループの上位3か国ずつが、一次リーグでの勝敗を引き継ぐスーパーラウンド(二次リーグ)に進出します。A組にはカナダ、韓国、台湾、オーストラリア、イタリア、ニカラグア。B組にはアメリカ、日本、キューバ、メキシコ、オランダ、南アフリカがそれぞれ振り分けられました。今大会の優勝国には、世界ランキング決定の基準となるポイントが575点も加点されることになっており、各国の代表選手たちは非常に重要な使命を負って戦うことになります。

 

 今回のメイン会場となるのは、計3000人を収容するサンダーベイのポート・アーサー・スタジアム。前回は日本の聖地・甲子園球場を舞台に行われ、決勝の日本‐アメリカ戦には15000人のファンが詰めかけました。同日のゴールデンタイムに放送されたテレビ番組としては、視聴率で国内トップを記録。YoutubeのWBSC公式チャンネルで行われたライブストリームは、世界中の93の国と地域からアクセスを記録しました。詳細な試合スケジュールや放送の枠組みについては、追って追加のアナウンスがなされる予定です。

 

ソース:http://www.mister-baseball.com/groups-announced-wbsc-u18-baseball-world-cup-2017-thunder-bay-canada/