BB公式ブログにて「国際野球情報局」をスタートしました | 欧州野球狂の詩

欧州野球狂の詩

日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪

 この度、俺が代表を務めるNPO法人国際野球支援団体ベースボールブリッジの公式ブログにて、新たな情報発信コンテンツとして「国際野球情報局」をスタートしました。

国際野球情報局 vol.0
http://baseballbridge.blog.fc2.com/blog-entry-53.html


 上記記事にもある通り、このシリーズはヨーロッパ、アフリカ、アジアと様々な地域で行われている野球の現状について、ライトなネタとディープなネタを織り交ぜながら情報発信を行っていくものです。毎回、それぞれの担当地域ごとに執筆担当者が変わり、様々なテーマについて記事を綴っていく予定です。俺が担当する欧州編では、今のところ下記のようなコンテンツを考えています。

1.ピックアップゲームズ(Pick up games)
 毎週行われたELBをはじめとする欧州各国リーグの試合の中から、特に試合内容がドラマチックで熱かったカードやライバルチーム同士での対戦、ダービーマッチなど「面白い」と感じた試合を1つ取り上げ、その試合の経過を詳しい解説や私見も交えながら振り返っていきます。

2.スポットライト(Spotlight)
 欧州球界で活躍する選手をプロフィールとともに紹介します。

3.フィールド・オブ・ユーロピアン・ドリームズ(Field of European dreams)
 欧州各国リーグで使用されているボールパークを紹介します。上記「スポットライト」とセットで取り上げる形になると思います。題名はもちろん某アメリカ映画のもじりです(笑)

4.Voice of Europe feat. ○○
 欧州球界で活躍する選手、指導者、クラブ/連盟スタッフ、審判、メディア関係者(写真家等含む)等に対するインタビューを行い、彼らの生の声を配信します。タイトルの「○○」の部分にはその都度取材対象者の名前が入ります。おそらく、俺が取り上げる中で最もスペシャルなコンテンツになると思います。

 この国際野球情報局、タイトルには「国際野球」とありますがもちろんそれだけではなく、ライトな野球ファンでも気軽に楽しめるようなコンテンツもふんだんに取り入れていきたいと思っています(俺の担当領域はお察しの通りガチな内容になります、間違いなく)。多くの方々に楽しんでいただければと考えていますので、是非遊びに来ていただければ嬉しいです。

 なお、特に重要な告知事項としてお知らせしますが、本コンテンツは年内は全て無料で誰でも閲覧可能なものにする予定ですが、年明け2016年からはFC2が提供するブロマガのプラットフォームを用いて、俺が手掛けるものを含め一部コンテンツを有料(税込324円/月)で配信する予定です。これは、本コンテンツの開設目的の一つとして「ベースボールブリッジが手掛ける、国際野球発展のための各種事業の円滑な実施のための一部資金の調達」を掲げている為です。

 国際野球に関連したネット記事の執筆の対価として、少額とはいえ金銭を購読者から得るという情報発信のスタイルは、俺たち自身が初めて手掛けることになるのはもちろんのこと、おそらく日本国内でも前例がない取り組みであると思います。従来は、国際野球界隈の記事執筆は金銭的なやり取りを伴わない形で行うのが普遍的であっただけに、少なからずこの取り組みについて批判される方もいらっしゃるかもしれませんので、代表である俺から以下の通り背景を説明させていただきたいと思います(ここから一気にシリアスな話になりますがご了承ください)。

 ベースボールブリッジは元々、海外への用具送付などのボランティア活動を行う慈善団体という色彩が強かった組織であり、より主体的に野球の世界的発展に貢献するために「ビジネス的な事業活動もやっていこう」という方向性を打ち出したのは、NPO法人格を取得したここ1年ほどのことです。現在でも正会員19名(2015年12月10日現在)からの会費収入が、団体の最も大きな収入源となっています。しかし、会費収入と言っても1人当たりの年会費は3000円と大きな金額ではなく、人材難と同時に資金難が常に課題として付きまとっているのが切実な実情です。

 一方でここ最近海外からの依頼が一気に増えており(それ自体はもちろん大変ありがたいことです)、その中には海外への用具送付や指導者派遣など、少なくないコスト負担を要するプロジェクトも存在します。例えばこの2つだけをとっても輸送費用や航空券代、旅行保険の加入費用その他の負担がどうしても伴います。目的地が遠隔地であればあるほど、金銭的な負担も当然増えます。NPOといえども金持ちの道楽でもなく、確固たるスポンサー企業がバックについているわけでもない以上、自力での資金調達は現実的な問題として急務であり、こればかりは会員各位の善意や熱意だけでは残念ながらどうにもならないのが現実です。

 このギャップを埋めるためには、自分たちが出来うる方法で新たな収入源を作っていかざるを得ません。そうした背景もあって、本コンテンツの一部有料化はある種の必然であると同時にやむを得ない決断でもありました。もちろん、少額であっても購読者の方々に出費をお願いする以上、それに見合うだけのコンテンツにしていく努力を惜しまないことは言うまでもありません。また金儲け第一ではなく、「手元にある情報を魅力的かつ優れたコンテンツとして定期的に配信し、その努力の対価として(いわば寄付のような形で)購読料をいただく」というスタンスでやっていくのが、ブロマガ運営の上で最も望ましい形でありベースボールブリッジが目指すべきスタイルであると思っています。

 有料記事の購読者の皆さんから頂戴した購読料は、上述したようなベースボールブリッジが手掛ける各種プロジェクトにかかる事業資金として、有効に活用させていただきたいと思います。ゆくゆくは、収益の一部が専任の会員の人件費に回る可能性も無きにしも非ずですが、少なくともこの記事の執筆時点ではそんな幸運なメンバーは俺を含め団体の中には1人もいませんし、それを検討できるだけの余地を生み出せるコンテンツになるのも、まだまだ遠い先の話です。ただ、自分たちが生きるこの世界を現実的に動かしていくためには、何よりも組織に財政的な体力をつけることが必要不可欠であり、それは形態が株式会社であろうがNPOであろうが、法人として活動する以上なんら変わりはないと思います。

 国際野球情報局は、ライト層とマニア層それぞれに対応できる記事が入り混じったものであるだけでなく、無料で閲覧できるものと有料で閲覧するものとが入り混じったものにしたいと思っています。もちろん、無料記事を閲覧頂くだけでもベースボールブリッジとしては歓迎ですので、是非気軽にアクセス頂ければありがたいです(それプラスアルファで有料記事にも手を出していただけるなら、こちらとしては嬉しい限りです)。俺自身を含め、担当者全員これから意欲的に取り組んでいきたいと思っていますので、なにとぞご支援のほどよろしくお願いいたします。