ここ最近、ベースボールブリッジ関連の更新をこのブログではしていなかったので、久々に記事をアップしてみようと思います。現在ベースボールブリッジでは、有志のメンバーがそれぞれ国際野球にまつわる得意分野について記事を書き、アップロードしていく事を通じて国際野球をより身近に感じてもらうという取り組みを、チーム公式ブログにて行っています。
国際野球支援団体ベースボールブリッジ公式ブログ
http://baseballbridge.blog.fc2.com/
このプロジェクトを実施することになった背景には、NPBやMLB以外の野球文化(日本以外のアジア、ヨーロッパ、アフリカその他諸々)に対する一般的な野球ファンのハードルが、まだまだ高いということがあります。NPBやMLBの場合は商業報道における価値が高いこともあり、スポーツニュースなどでも頻繁に報じられます。そのためシーズン中であるか否かを問わず、誰でもある程度気軽に情報にアクセスすることができる環境が出来上がっていると言えるのです。
しかしそれ以外の地域における野球事情については、なかなか一般的なニュースで取り上げられることがなく、まだまだ日本では普遍的な存在とはなりきれていません(ヨーロッパ野球についてこれまで取り上げ続けてきた当ブログが、それを少しでも解消する一助になっているなら大変嬉しいことですが)。同じ海外野球でも、例えばロビンソン・カノーやジャスティン・バーランダーは瞬時にどんな選手かイメージできても、アンドレ・ヒューズやボリス・マルシェがどんな顔立ちでどういうプレースタイルの持ち主なのか、瞬時に想像できる人は相当のマニアであることは間違いないでしょう。
そういった心理的な壁を少しでも取り除き、国際野球への認知度や理解度を少しでも高めるために、ブログという場を活用してメンバー各々が情報発信をしていこうということで、公式ブログの更新頻度を今までよりも高めていこうということになりました。幸い、現在のベースボールブリッジには俺以外にもブロガーが多く、書き手としての能力を備えたメンバーが少なくありません。そうした強みを活用することも、このプロジェクトの大きな目的の一つです。
既に、公式ブログではこのプロジェクトの関連で3本の記事を掲載しています。俺自身もこの企画にはもちろん参加しており、1本目としては｢欧州野球ツアーズ｣というタイトルでオランダの野球事情について紹介する記事を書かせていただきました。開設から4年になる欧州野球狂の詩では、既に常連の読者さんも少なからずついているという前提で執筆していることもあり、取り上げる情報がかなりニッチかつマニアックな方向に偏っています。それはそれでありだとは思うんですが、それでは新しくこの分野に興味を持ってくれた人がとっつきにくいということで、より分かりやすく各国の野球事情を紹介する場が必要だと思い、この企画を始めました。こちらはシリーズものとして継続していく予定なので、興味がある方は是非一度アクセスしてみてください。おそらく近いうちに第2弾がアップロードされるはずです。
なお、現段階ではブログの記事は全て無料で閲覧できる設定になっていますが、団体の基盤を少しでも安定させ円滑な運営を継続していくために、将来的にはfc2が提供するサービス｢ブロマガ｣をプラットフォームとした、有料の記事も配信していく予定です(お恥ずかしい話、当団体は結成して1年余りで資金力にも限りがあり、安定的な活動継続のためには少しでも収入源が必要なのです)。購読の方法や料金については、有料化に踏み切り次第お知らせすることになるかと思います。お金が絡むということで書く側としてもプレッシャーにはなりますが、その分少しでも濃い内容の情報を発信し続けられるよう努力していきますので、ご理解いただければ幸いです。
ソフトバンクにスペイン代表のバルバロ・カニサレス内野手が加入、独立リーグでは四国IL・高知にホルヘ・バルボア投手(スペイン代表)とフレデリック・アンヴィ外野手(フランス代表)が入団するなど、日本でも少しずつ接点が増えてはいる国際野球。NPBでもMLBでもない、いわば野球界における｢第3世界｣の認知に、自分たちベースボールブリッジがほんの少しでも役に立てるなら嬉しい限りです。これからもメンバー一同、様々な活動に身を投じていきますので、変わらぬご支援のほどよろしくお願いいたします。