日本には「以心伝心」という言葉がありますが
現代では、言わなければ伝わらないと思う人も増えてきているように思います。
とはいえ、その前提になっているのは
「話せばわかる(だろう)」ということです。
だから話し合いを重要視するし
国際関係でも外交努力で丸く収めることを良しとする傾向があるのでしょう。
ところが
「話してもわからない」ことはあるし
こちらの言い分がわかったところで、相手がこちらの意図通りの判断をするとは限りません。
それが国際関係というものです。
それでも冷戦が終わってから
世界の多くの人たちは、大国は合理的な判断をするものだと考えてきました。
その「合理的」というのが自由主義諸国の論理であって
それとは違うベースに則った上でのトップの意志に適用されるものではないということを突きつけられています。
わかり合えないという前提から
どうやって自分たちの命や安全を守るのか
を考えなければいけない時代に入っていたのでしょう。
時代に入ったというより
元々そうだったのを、ここ数十年、勘違いし続けていたのかもしれません。
フェーズが変わったことを感じ取る力が求められています。
全方向を上手く収めることを考えていたのでは
結局全てが上手くいかないということにもなりかねません。
信用と信頼の土台の上の「三方よし」と
国際間の覇権争いは
同じ論理では考えられないのです。
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