こんばんは、フランス留学中のワタコです。
今回は心臓が痛くなる記事です。
3秒心鍛えたのち読んでください。4分もちます。
この画像、おとといからネット上や街中で何度も目にします。
意味は「私はシャルリー」
7日の午前11時過ぎに起きた事件をきっかけに
いま多くのフランス人がこの画像を使用して
みずからの意見を主張しています。
フランスの風刺週刊誌シャルリー・エブドのパリ市内の本社に
覆面をかぶり重装備の男2人が侵入し銃を乱射。
会議中だった編集者や風刺画家を含む12人が犠牲になりました。
日本のネットニュースでも記事になっています。
http://www.sankei.com/main/topics/main-28086-t.html
私が事件を知ったのは7日の夜、
この不幸が起きて9時間近くもあとです。
いつものようにフェイスブックを開くと、
フランス人の近状が全て悲しみと怒りにあふれていて
何事なのだと思いました。
犠牲者に対する悲しみ、犯人への怒りでもありますが
なにより、
「表現の自由が危ぶまれた」ということが
特にフランスの人々にとって悲しみであり怒りであるようです。(それ以外の人にとっても)
報道によると犯行はイスラム過激派の
テロ組織アルカイーダの一員によるものだそう。
件の週刊誌は以前からイスラムの風刺画を掲載し
脅迫を受け、それでも屈せず新たなものを載せ続けていたようです。
(もちろんカトリック、政治などそれ以外に関する風刺も)
しかし度重なるイスラム系からの脅迫により、
誌専属の画家には警官が2人ついて
つねに警護していたようですが
この警官らも事件で犠牲になりました。
犯人は風刺画に対する報復として計画的に襲撃したと思われます。
この「表現の自由」への襲撃に
フランスでは大きな反応がありました。
事件の翌日の新聞です。
どちらも1面で、大きな見出しには
Facebook上でもよく見た「liberté」(自由)の文字が。
「自由に対する殺人」
「自由を殺そうとしてしまった」

「自由、平等、博愛」は
フランス革命のスローガンで、国の標語でもあり、
フランスにいると1か月に3回は耳にするほど (日本は標語なし)
フランス人の基礎になっているともいえる
大切な要素が危ぶまれているのです。
事件のあった夜には
パリ・リヨン・ナントなどフランスの各都市にて
追悼と弾圧に対する抗議の集まりがありました。
私の住む街アンジェでも。
翌日に残ったろうそくとパネルや
表現の自由を表すペン。
お花もそなえられていました。
街のBD(欧米漫画)屋さんも
CHARLIE HEBDOのバックナンバーを展開。

すこし歩くと
お土産屋さんの入り口にも手書きの
「Je suis CHARLIE」の紙。
この一連のうごき、すごくフランスっぽいなぁと思いました。
自由が危ぶまれたことに反応し、(もちろん死傷者が出たことにも)
自分の意見を瞬時にネット上でも、街中でも主張する。
風刺週刊誌の存在、
Facebookでフランス人皆が皆
この事件に対する反応を示していたのと、
新聞の見出しが「死者何名」などでなく「自由」に関するものだったこと。
こんな言い方は良くないかもしれませんが
「ああフランスにいる」と強く感じました。
ところで報道を見て数人の友達が
心配して連絡をくれました。
私は元気ですピンピンです。ありがとう。
この事件は狙いが定められていたにせよ
フランスでのテロの危険性は高まっているそうです。
だからといって 警戒レベルが下がったあとも
フランスは危ないパリは危ない
行かないでおこう行くのを許さないでおこう
と思う人がいるとかなしいです。
安全なところなんてあるのでしょうか。
日本は地震が多いよ。
そういうことを歌った「危険があるから引っ越そう」から始まる
アナログフィッシュの「抱きしめて」という曲。
良い曲なので、よければ。
https://www.youtube.com/watch?v=MBKxB2P_bXY


