こんばんは フランス大学留学中のワタコです。



映画を見に行って参りました。
フランスの映画館、大体10~15分くらい予告が流れます。
しかし座席指定ではないので遅れていくとすごい前のほうで見る羽目に。
フランス人、予告編中はめっちゃ喋ります。
きっと「これ見に行こう次」とか「噂によるとこれはおもんないらしいで」とか話しているのでしょう。
ならば私もと、横の友達に「フランス人めっちゃ喋るやん」と話しかける、
「これこないだネットで予告みたやつや」などと
心にとめておけばいいものを言ってみる。気分がよくなる。
この予告にはどんなコメントしてやろうか なんて考えていると
長いはずの予告があっという間に終わりました。

もちろん(幸福にも)本編が始まると黙ります。

今回見たのは
グザヴィエ・ドラン監督の「Mommy」 今年度のカンヌ審査員賞受賞作品です。



ADHD(注意欠如多動性障害)である15歳の少年とその育児に悩む母のお話。
カナダのフランス語圏・ケベックを舞台に「母叫ぶ・息子わめく」のかなりアクティブな映画です。

英語交じりのなまったフランス語(フランス語話してるはずなのにby the wayとか言う)な上に
ひっきりなしに飛び交うgros mots(悪い言葉)の数々でリスニング向上には不適切な映画でしたが
映像、音楽がとても美しいのです。魅せられました。

なかでも記憶に残るシーンがこちら 
アグレッシブな息子・母が 反対に言葉を上手く発せずに家にこもりがちな隣人の女性と 一緒に美しい音楽に合わせて踊る歌うシーン
https://www.youtube.com/watch?v=ct9LLcq5KNw

少年が叫んでいるのは
"C'est notre trésor national ! " 「わたしたち国民の宝物や!」(関西弁訳・私)

そう、このシーンで歌われているのがタイタニックで有名なセリーヌ・ディオンの
「On ne change pas」(人は変わらない)という曲。
後から知ったのですがセリーヌさんケベック出身なのですね。

このシーン含め、映画通してこの少年がとても色っぽいのです。
他でみる写真はそんなにでもないのに。
その理由はこのイケメン監督がゲイだというのと関係があるのでは、、?と私個人的に思っております。



この秋には「トム・アット・ザ・ファーム」という監督作品が日本で公開されるそうなので興味がある方は。

この映画館、学生で1回6ユーロでした。(900円程)
大人だったら1000円ほどですかね。なんとなく前より値上がりしている気がする。
節約好きなフランス人にとったら決して安くはない値段ですが
やっぱり映画の国、皆たくさん見ているなぁと感じます。

映画館がメインではなく、DVDやテレビで流れるものを主に。

前にステイしていた家ではテレビを見ることが禁止だったのですが (子供に悪影響だからというホストママの意見により)
金曜など休みの前の夜だけは映画を見ることが許されていて
夕食が終わると当時6歳のホストシスターが「今晩は何見る~?」と聞いてくるのです。
その度わたしはおそらく500本以上あるDVD・VHSの山から見たいものをさがすのです。

あの家にいると単純に考えても月8本+バカンス中で年に120本以上は映画を観ます。

そうなると人々の会話にも映画の話が出てくる。
「あの映画の中のあれみたいに!」なんつって。繁盛に。
それが共通の教養としてあることが多いので
その映画を知らないとはみ出し者の気分になります。

日本だと宮崎アニメみたいなもんですかね。
何かの種を植えれば両手を合わせてあのおっきくなれ舞をするし
変な声の人を例えるときは「千と千尋のカエルみたいな」って言えば通じる。

フランス人はその映画の範囲がもっと広いように感じます。
フランスで会話をより楽しみたい、楽しませたいならたくさん映画を見るべきなのかも!?