出会いは偶然



そもそも運命というのは

いつの日も
そういうものではないだろうか






その日彼は私の少し前の方で階段を上っていた




何だか
あの人足元がフラフラしてる

大丈夫かな?


手すりにつかまりながら
ゆっくりと一段ずつ上る


あんなにフラついて
足を踏み外さなければいいけど・・・

彼の後ろに立った私は
自分が急いでいることなどすっかり忘れていた






彼が突然よろけて
後ろに倒れかけてきた


危ないっ


私はとっさに手を出して
彼の背中を受け止めた



大丈夫


思わず声をかけた私に
彼はニッコリと微笑んで

大きく手を広げてハグを求めた


えっ


あまりに無防備に広げられた手

おずおずと手を広げた私を
彼は全身を預けるようにしてギュッと抱きしめた


本当に大丈夫

彼は日本語が話せなかった



ただ
とても美しく曇りのない瞳で
じっと私を見つめて笑顔を見せると
もう一度しっかりとハグをした


この人は
会ったばかりの私に
何故こんなにも自分の心を開いてくれるのだろう・・・



私が手を離そうとしても
しっかりと抱きしめてくる

そして屈託のない笑顔を見せ
じっと私の瞳を見つめる


彼の話せる日本語は
ほんの数語だった

でも、そのいくつかで一生懸命私に語りかけてくれた



でも
あなたには他に女の人がいたでしょう

私は見ていたのよ
あの時
階段の前を上っていく女性を

あなたはあの人のところに行かなきゃ
あの人を探さなきゃ




私がそう焦っていても
彼は私を抱きしめる手を離さない

・・・




そうして時間が経ち
その女性が私達の前に現れた


私は事情を話した

彼がフラフラと階段を上っていて
危なっかしくて心配で後ろにいたら
急に倒れてきたんです
怪我はなかったけれど危なかったんです


女性は何度も礼の言葉を言った


彼は女性の顔を見ても
私から離れようとしなかった

無理に離そうとすると
いきなり泣きだした

日本語ではない言葉で
何かを訴えながら

私に手を伸ばした


それでも
彼はその女性のところに戻るべき人だったし

私は笑顔で別れを告げた
泣き叫ぶ彼を背中に感じながら




3秒で心を開いてくれた彼とは
3分で別れがやってきた・・・



゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚



年下の彼は
推定年齢 1歳半


先に行ってしまったお母さんを探して
私は彼を抱いたまま階段を上がり降り

やっと見つかったと思ったら
泣き叫んでお母さんのもとに行こうとしない彼

気に入ってくれたのは嬉しいですが
ママの立場がないでしょうあはは…。

いくら私の許容範囲が広いとは言っても
一応、犯罪は犯したくないので18歳になったらね


そんなこんなの年下の男の子に
熱烈に愛された?短いラブストーリーでございました。

あんな一目惚れをされたのは久しぶりでしたわCHU
(しばいたろかというツッコミは、一切受け付けませんことよオホホ



かずこらぶ


桑田和子★星読みコンサルタント/ライフナビゲーター

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