中国武術には、その身体使いに関する様々な常用語があります。
中国だけあって、全部漢字です
当たり前やろ
その中で、太極拳に関するものが、日常生活を送る上でも心や身体のあり方の良いヒントになると思いますので、少しずつご紹介していこうと思います。
昇段試験があるので、自分の勉強も兼ねて・・・ね
(c) JIRI
|画像素材 PIXTA
心静体鬆
「心静」 心が落ち着いき
「体鬆(そん)」 身体がリラックスしている
雑念を払い、気持ちを集中させます。
まず動作の前に「意(意識)」があります。
意を用い、意がとぎれず、動作もこれに従いとぎれないように注意します。
力ではなく、意で動作を導きます。
これにより、動作と呼吸が密接に結合します。
体鬆とは、筋肉、関節、靭帯、内臓のすべてを自然にリラックスした状態です。
フワフワと力が抜けた弛緩した状態というのではありません。
背筋は無理なく真っ直ぐ伸ばし、頭、胴体、手足などに不要な力を入れず、全身が協調され、のびやかに円滑に動きます。
放鬆(ふぁんそん)=リラックスと、萎えた状態を混同してはいけません。
すみずみにまで意識はめぐり、無駄な力は抜け、勁力が滞ることなく自然に伝わります。
心静体鬆
力を入れないというのは、生気のないダラダラした様子とは全く違います。
外見はリラックスし、内には士気が満ち溢れて、自然で生き生きとしているさま。
日常生活でも、無駄な頑張りはいらないですよね。
リラックスして、生き生きと暮らしていきましょう
かずこ