月のうた/穂高 明
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前回、 『かなりあ』 という単行本を読んでボロボロ泣いてしまい クリック  もっと他の作品を読んでみようと思って借りてきました。


こちらは、第2回(2007年)ポプラ社小説大賞優秀賞受賞作だそうです。


群像劇です。


小学生の時に母を肺癌で亡くした民子。
お葬式の日の周りの人たちの様子から、母が死ぬことを知らなかったのは自分だけだったと気づきます。


お母さんはなぜ本当のことを私に教えてくれなかったの?


第1話は、民子の視点から
第2話は、若い継母の宏子の視点から
第3話は、民子の母の学生の頃からの親友祥子の視点から
第4話は、民子の父亮太の視点から



多面体のように様々な角度から見ていくうちに、浮かび上がってくるそれぞれの人の言えなかった想い。


やはり、この作者の目は、深く優しい。


水商売をしている宏子の母親が、民子について語る場面が良かったです。


本当に優しい人というのは、
引き受ける覚悟のある人


わずか数行でしたけれど、
その通りだよなぁ・・・とググっと来てしまいました。
不意打ちのように。


しっかりした大人のはずの父・亮太が実は一番弱くて、それを亡くなった妻にも、その母親にも、大学生になった娘にも、見抜かれていて。


というか、ま、そういうものなんですよね。


男の人って、ホントはそんなに強いココロを持ってるわけじゃない。
でも、やっぱりそれは見せられないから、ちょっと大変だったりするのです。
そのあたりをわかっていて、そっと支えてあげる。

それが愛する男の人にしてあげられる1番のこと。

今回もまたボロボロでした 泣き3


伝えられなかった想い、というのに弱いなぁ。


あと
残される者の無念とか。
前世に何かあったんだろうかあせる



これなんかも、完璧だめです泣き3 ダウン

約束/石田 衣良
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石田衣良さんも大好きな作家のひとり。


傷があったり、弱かったり、するのが人間だから。

そこを抱えて、それでも生きていこうっていうのがね、


私としては信じられるなぁって思うのですよ。



かずこねこへび