1018日(水曜)、名古屋で開催されたダニール・リャブコセミナーに参加してきました。

先日の大阪に比べると人数が少なめで少し違った雰囲気の中、参加者各々がダニール師と戯れることができていた印象です。

以下、私のための覚書。

 

会場は元水道塔だった美しい白亜の練習館。演劇用の施設なので舞台のような作りになっていて、それだけでもワクワク感がある。

 

今回は1間のセミ・プライベート枠と2間のセミナーの2本立て。

セミプラのテーマは「マッサージ」。1時間しかないためリクエストのあった首と腰へのアプローチを学んだ。セミプラのため内容はここには詳しく書けないが、スティックを使って首や頭、顔へのアプローチ、腰へアクセスするためにふくらはぎにアプローチする方法を全員が体感した。ダニール師のマッサージは痛さで言うととんでもなく痛い。膝立ちでふくらはぎを踏まれ、目の前の椅子を持ち上げてしまうという意味の分からない動きが出てしまうくらいには。でも受け入れがたさはほぼなかった。結果、みんなが良くなった。

師は「マッサージはただのマッサージではなく、トレーニング」と言われていた。頭ではわかっていたが本当にそれを体感した気がする。

 

セミナーの方では大阪でしたのと同じローロング、呼吸と歩行のワークで始まった。思えば2019年のダニールセミナーもそうだった。きっとこれが定番の始まり方なのだろう。

立っているパートナーのテンションを見つけてそれを抜くことでテイクダウン。不思議なもので多くの参加者が逆のことをいぇってしまっていた。相手を動かそうとして余計にテンションを入れさせ、ぶつかってしまう。

プッシュされたらプッシュされた分だけ動く。それだけのことがとても難しい。逃げる、抜くのではなくアクセスされている部分以外を動かす。

正しく動ければパートナーは勝手に崩れていく。

テンションが見えていれば、どのようにバランスを取ろうとしているのかがわかっていれば、本当にソフトタッチであっても動きが生まれる。

 

とてもシンプルでただただ精度の高いワークをたくさん見ることができ、体感することもできた。大阪の大西さんにも色々と教えていただき本当に贅沢な3時間だった。

特にマッサージクラスでは、触れてもらった参加者が他の参加者にマッサージする時に、押しなべてレベルアップしているのがインパクト大だった。

今日からのトレーニングがまた楽しみになった。色々実験してみよう。(2023.10.19 大地記)