『スウィーニー・トッド~フリート街の悪魔の理髪師~』
小さいシアターを貸切(笑)
15分前に映画館ついてチケット買って(当然、1番後ろのドセン)
時間になったから入場。
誰ーーーーーーも入ってこないままスタートです。
予告で1人くらい来るかなーと思ったのにね。
ドアが開くことはなかったです。
なので、顔しかめたり”あー・・”とか”マジで・・”とか呟いたり。
自由に観てましたw(ヤッホーイ♪)
で、友人が気持ち悪がっていたこと以外、何も知らなくて(笑)
まぁでも、グロイのもスプラッターも平気なんで。
何っの予習もしないで観に行くとか本当に久しぶりでした。
うん、予習は必要(笑)
スプラッターミュージカル原作なのか!
最初は殺すことに躊躇いを感じていたのに、いつの間にか歌声とリズムにのってザックザクと。
喉笛をかき切ります。
簡単なあらすじ。
『舞台は19世紀のロンドン。
美しい妻と娘と暮らしていたベンジャミン・バーカーは、悪徳判事の謀略により無実の罪で投獄される。
15年後、脱獄した彼は”スウィーニー・トッド”と名を変え、かつて妻子と住んでいた場所で再び理髪店を開いた。
復讐を誓ったトッドは、階下の”ロンドン一まずいパイ屋”のラヴェットとともに、店を大繁盛に導く。
”誰の”肉かも知らず、客は美味しそうにパイを頬張る。
まずいパイ屋は美味しい肉のおかげで大評判に。
復讐の日を今か今かと待ち侘びながら、トッドは罪のない客の喉をかき切り続けるのだった・・・。』
久しぶりにオープニングからワクワクしました。
闇に落ちていく血まじりの雨・・・
光を知らないモノクロの街。
ティム・バートン独特のダークでゴシックな雰囲気にまみれています。
しかも19世紀。
無彩色に飛び散る鮮血の赤。
この世界観が好きすぎる!!!!!!!!!
色使いで過去と現実を分けているのはティム・バートンの得意技。
ただのグロスプラッターで終わらせないのが流石なんです。
オープニングで膨らんだ好奇心は、本編入ってからも途切れることなく。
いいリズムで進んでいきます。
ミュージカルシーンに不自然さはないし、ジョニー・デップはさすがの成り切りっぷり。
セリフが少ない分、ならではの表現力と歌で見事に演じてました。
始まりから終わりまで目が離せないです。
あとね、登場人物がみんな魅力的なんだよー。
変態エロ判事はアラン・リックマン。
スネイプ先生(ハリーポッター)がこんなことにww
ラヴェット夫人役のヘレナ・ボナム・カーター。
この作品でゴールデン・グローブ賞にノミネートされてんですね。
あのクレイジーでイカレたミセスっぷりv
良質な演技を披露してます。
あとね、変なイカさまイタリア人に仕えるトビーがね、最初は特に何も感じない少年なんですけどね。
実は重要なんですよv
あ、あの老婆(?)
こじきのオバさん。
「どこかで会ったことがあるかしら?」
・・・忘れちゃのかトッドさん。
そんな、個性あふれるキャラクター達の歌声が、復讐劇を妖しくも悲しく彩っています。
本業歌手は1人だけらしいですけど(笑)
で、後書き的な(笑)
これは血生臭い復讐の物語。
トッドのあの血まみれの顔が忘れられないなぁ・・。
「この腕に妻を抱く」
形はどうあれ、望みは叶ったね。
すごく理不尽で悲しくて寂しい男の話なのに、どこか可笑しくて。
グロくて残酷なカニバリズムは、捉え方によってはある種の美ですね。
そのへんは監督のセンスなんだろうな。。
でで、理由はどうあれ、復讐に魂を売った人間に幸せなんてくるはずがなく(トッドは望んでもないだろうけど)
悲劇の末路を辿るばかり。
気付くのが遅かった・・
人間というものを悲観的に捉えた作品かなって感じで。
復讐の為に人を殺してはパイにして売る、冗談にも聞こえちゃうストーリー。
でも、人間がどれだけ醜く残忍な生き物であるかを伝えている気がします。
ストーリーの所々にちょいちょい見え隠れする”希望”。
それは人間にとってのただの選択。
その選択を誤ってしまうと・・・・・
トビーとパイ屋の今後と、船乗りとジョアナの運命が気になるところではありますが、納得いくラストだったんでまぁいいかv
つーかジョアナ可愛い!!!
狂気に満ちた悲劇の理髪師、スウィーニー・トッド。
是非、この世界感を堪能していただきたいと思います。
あ、チャーリー観た人はギャップがいろいろアレだと思うんで^^;
スプラッター系苦手な人は行かないほうが・・・
ってゆーか、行くな(笑)
恐ろしく残酷な映像が度々映ります。
血が噴き出ます。
ジョニー・デップ好きでも血が嫌いな人には観るに堪え難いと思うんで。
なんせR15だし(笑)
いろんな意見があってこその映画だけど、”気分が悪い”ってだけで片付けられちゃったら悲しいんで;;
ちなみに、頚動脈をバスッといくと、血液が3.5m噴き出ます(豆知識?)