Mobile DAW | KT Studio Works

Mobile DAW

雑然と並べてみた小物たち。

KT Studio Works

車やバイクなど、とにかくモノを運べる乗り物を所有していないので機材運びには毎回一苦労なのです。
肩掛けのバッグにスコアや小物を入れて、片手にMacBook、更にもう片手にはカートに括り付けたAvid 003 Rackと Aard Syncを収めた3Uラック。
アスファルトをガタゴト引きずるのって精神衛生上かなり悪うございます。そんな風に運ばれることを想定したタフな造りではないだろうから、毎度電源が入らないとかノイズが乗るだとかのトラブルで修理送りはおろかその日のレコーディングがおじゃんにならないかとビクビク...

そこで

003 Rackの持ち運びは今後最小限にしようって決めました。
ProTools 9から純正I/Oじゃなくても起動するようになったし。
このブログで何度もくどいくらい取り上げていますが、これは本当に大きい。
とはいえ音質には妥協したくないので、本録りの時は今後も003 Rackを運び、デモやプリプロの時は前出のセットを持ち込むことにしたのでした。

超コンパクト! (-^□^-)

写真の他にI/OのACアダプタやiLok、マウスなどなどあるんですが、それを考えても肩掛けのバッグにすっぽり入りそうな予感。今週末のプリプロはこのセットで出動です!

さて、肝心の内容と選定のポイントを。

■EDIROL UA-5
自前ではなくて、ギターくんからの借り物です (・・;)
彼にはDIGI001を無期限貸し出し中で、これを機に無理矢理ProToolsデビューしてもらいました (+_+)
ProTools Software 6.4が最終で、PCIスロットにカードを挿すタイプのこのI/Oをまだ有効活用してもらえているのだから大変ありがたい話。元々はSONARユーザーだったそう。I/Oの自由度に乏しいバージョンのProTools(ゴメンね!)を手にした今不要になったこのI/Oが自分の手元に来たというわけです。
USBバスパワーにま未対応なのでちょっと大きめのACアダプタと。MIDI非搭載なので、後述のMIDI I/Fとセット扱い。
下手したら10年前後前の製品ですが、MacOS 10.6、Windows7向けドライバどちらもちゃんとあります。これはありがたい!もちろんCoreAudio/ASIO対応でProTools9との組み合わせにも何ら問題なし。
今のEDIROL製品がどうかはわかりませんが、入口・出口共に特異な癖も見られず好印象です。EDIROL,ちょっと見直した(`∀´)

EDIROL UA-5
http://www.roland.co.jp/products/dtm/UA-5.html


■YAMAHA UX-16
メーカー のWebサイトを見ると、発売は2001年!もう10年近く現行の定番製品だったとは。
EDIROL UA-5にMIDI非搭載なので用意してみました。特筆すべきは、他社のどれよりもコンパクトかつ無難なフォルム、そう、形重要です!(笑)
LEDランプもシンプル、赤いPOWERとMIDIシグナルに反応する緑のふたつのみ。見やすいLEDは安心感に直結しますね。
まっすぐ伸ばして約1.8m、取り回しもしやすい妥当な長さです。褒めすぎ?

YAMAHA USB-MIDIインターフェース [UX-16]
ヤマハ (2001-10-01)
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■KORG nanoKEY
前出のUX16は自分以外の誰かが、ちゃんとした(!?)鍵盤を弾いてくれるとき用。対してこちらは自分用。既にあるMIDIトラックでソフト音源を鳴らすときの音色チェックやデモの入力など。なので一人じゃないときには持って行きません。
ベロィシティ付き超コンパクト鍵盤のパイオニア的製品といえます。これに続いてAKAIがLPK25 を、ICON i-KEY らを競うようにリリースしました。ただそのどれよりも薄さでは一番。しかしながらストロークは浅いわけで、強弱のニュアンスを表現しにくいというのも事実。思いの外短命でしたが、NAMM 2011で後継が発表されてました。 春以降発売の予定だそうで、地味に期待しています。

KORG SLIM-LINE USB KEYBOARD nanoKEY BLACK
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SANWA SUPPLY NT-M5UH2W USBテンキー クリアホワイト
「Mac用」をうたう有線テンキーとしては唯一ではないかと。
MacBook単体でオペレートする場合、一番不便なのはBig Counterへの数値入力。フルサイズのキーボードならテンキーパッドの「=」キーで直接入力できるはずが、これができない。「=」キーを使わない場合のショートカットを知らないだけなのでしょうが、知っていたとしてもこれってあまりに多用するので、テンキーを持っていて損はないかと。
Audio I/Fはハブを介さないで使うのが大原則なので、この他のUSB機器、iLokが2本に今回のテンキーとMIDI I/F、場合によってはnanoKEYまで、これらを残りのUSBポート1基でまかなわなくてはなりません。忙しい。それでテンキーは念のため2ポートのハブ付きを選びました。

ただ残念なのは、本体側の[Control]とテンキー側のキーとの組み合わせは利かないという点。
例えばProToolsならTransportウィンドウを[Command]+[1]、Big Counterなら[Command]+[3]、といったような。フルキーボードにはやっぱり適いません。


周辺機器をここまでコンパクトにしてしまうと、デモも本録りも同じ高品位でMIDIが付いたI/Oが欲しくなってしまうところですが、お財布がまずいことになるので考えないことにしています ( ̄ー ̄)