まだまだいける!?Digi001 | KT Studio Works

まだまだいける!?Digi001


Digi003とMacBookを組み合わせたモバイルセットに移行してからもうすぐ1年、その導入まで頑張ってくれたPowerMac G4とDigi001のダックが解消されてからの1年でもあります。PMG4はまだ自宅でネットやメール用として活躍中、もう6年目?電源が弱く騒音問題 を抱えたモデルながら、アタリ個体に恵まれました。
一方のDigi001、しばらくラックに入ったまま、たまーに昔の セッションを開いたり、OS9にしかないプラグインでの作業用として使いながらも、殆ど役目を終えたも同然な状態でした。そんなDigi001がこの程、 宅録志願兵の元へ長期出向する事になり、やや奮闘した事を書いておきたいと思います。
こんなレガシーデバイスもまだ生 きるんだと嬉しく思う今日この頃。だがしかし、すんなり使えた...とはいかないのでした。

出向先はWindows。その時点で自分にとってはイレギュラーです。何が問題だったかというと、PCIバスにカード挿して、001をサポートする最終である ProTools LE 6.4をインストールし、満を自して起動すると、リブートかかっちゃうというもの。

・2台の自作。片方はintel Pentium Dual-Core E2140(1.60GHz)、もう片方はAMD Athlon 64 3000+
・DigiTestはちゃんと全項目パスする
・WindowsXPのSP2、両方の環境で試す も同じ
・本当は001としては最終の6.4を動かしたかったところ、一時的に5.1.3をインストールしてみても同じ

何しろデジ的に言うところの"レガシーデバイス"です。世のCPUにはまだデュアルコアとかマルチスレッドの概念がそれほど浸透していなかった頃、いや、音楽用としてはまだその地位を確立していなかった頃の製品なので、並列処理の機構はBIOSで切るように!というのがデジデザインのナレッジに書いてあります。でも、試した2つの環境のうち、Athlonの方はシングルスレッドなのに後者デュアルコア環境と同じ事が起きてしまったのです。引き続き、PentiumDCが乗った環境で動かすべく検証してみたところ、BIOSで 以下をDisableにした事で無事起動するに至りました。

ちなみにマザーボードはintel DG43NB
いつもながらにキタナイ画像ですみません。m( _ _ )m



K2 Worksのブログ(仮)

[Enhanced Intel SpeedStep(R) Technology]
Speed Step を無効化。

K2 Worksのブログ(仮)

[XD Technology]
CPUそのものが持つセキュリティ強化機能。バッファーオーバーフロー対策だとか?
最近のintel CPUには大体付いてくるのでは?
これも無効化。


K2 Worksのブログ(仮)

[Core Multiplexing Technology]
これはデジ公式、デュアルコアCPUですが、片側のみの動作にします。


K2 Worksのブログ(仮)

[Audio]
同じく公式。オンボード・サウンドを無効化。
デバマネから無効化よりも効果的っぽい。

ここまで試行錯誤した結果...
めでたく起動!☆-( ^-゚)v

でも実際に動かすのは出向先にあるDELLの、Pentium4を搭載したちょっと前のマシン。場合によっては、上記の事を何ら気にすることなくすんなり起動してしまうかも?

結果は...
すんなり起動 o(_ _*)o
したそうです。

時間も限られていて、上記の設定を1コ1コ戻していって何がいけなかったのかのテストまでは出来ませんでした。
XD Technologyが怪しい気がするんだけどなー、どうでしょう。

同じ問題で悩んでいるDigi001ユーザーさんが、果たしてどのくらいいるんだろう。
厄介だっただけに、この記事がお役に立てることを祈ってやみません。