WWDC 2009 の感想 | KT Studio Works

WWDC 2009 の感想




ねみー、、、
はい、平日の今日も普通に仕事です。魅せられて見せられて早6年、WWDCや毎年正月明けのカンファレンスは徹夜で見守るのが恒例です。

今回は新iPhone、iPhone OS 3.0、Mac OS X Snow Leopard に関する発表に注目が集まりましたね。あと、最近のネットブックのブームに乗り、アップルから何らかのアプローチがあるの期待もありましたが、今回はなし。
今回のWWDCで個人的に驚き、喜びだった部分をいくつか挙げてみます。

■新MacBook Pro発表!
筐体をユニボディ(アルミ)かポリカーボネート(プラスチック)かで、ノーマルMacBookかProかを区別しようとしている、というのは噂にありましたが、本当でした。
ただ少し残念なこととして、ポリカMacBookは今後も併売され、ラインナップからは当面消えないであろうということ。これがなぜに残念かといえば、ポリカMacBookは近くラインナップから消えると読んで、2ヶ月ほど前に買ったんですよね(笑)。それはチップセットがユニボのnVidiaと同じに突然モデルチェンジされたとき。そしてその1~2ヶ月後には、更に高速かつHDDが増強され更にモデルチェンジされることに。
前回のカンファレンスで発表になったユニボMacBookには、FireWireが搭載されませんでした。つまり、今後のMacBookはFireWire非搭載、「ノートでFireWireが欲しければ、FireWire800を搭載したMacBook Proを買いたまえ」がアップルのスタンスで、ポリカMacBookが併売されたのは、FireWireを絶対必要とする(アップル曰く少数の)ユーザーに向けたいわば救済措置だと思っていました。
ところが今回の発表で、そうではないことがわかった形になりました。しかも、安くなって、Proになって、しかもFW800搭載で帰ってきました。
なんだー、ちょっと待ってMacBook Pro 13インチでもよかったってことか? しかもアルミは軽い。
コンピュータ製品の買い物は、手にした近い将来必ずこういう思いをするってのがつきものですので、まあいいでしょう。そもそも新製品に対しては、肝心のDigidesignの対応が追いつくまでに時間かかりますしね。

■新iPhone発表!
大方の予想通り日本ではやっぱり使えないですが、デザリング機能がサポートされました。K2 Worksのブログ-日本でデザリングはサポートされない。
バッテリーの持ち時間の向上、カメラの画素数の向上等々。
当初の予想も大外れでした。背面のプラスチックが艶消しマッドブラックになるとか、前面にもカメラが付くとか、いろんな写真が出回ってましたが、フェイクだったなんて。

■MacOS X Snow Leopard 発表
さすがアメリカのメーカーだけあって、またしてもMicrosoftを挑発してくるところ、個人的にはすごく好き。
先日Windows 7の発売日が発表されました。「Vistaの別バージョンに過ぎない。MicrosoftはVistaで大穴を掘った、7のコアはあくまでVistaだ」と。間違ってないです。

MacOSにとっては珍しく、アップデート向け、ファミリー向けというラインナップを設けるそう。
Vistaが4種類の複雑な製品形態で世に出ることが発表された後のカンファレンスでは、「3種類のバージョンを、我々はすべて同じ価格で販売する」とジョークを飛ばしたことがありましたが、今回は違うみたい。

Leopard環境にアップグレードインストールすると、HDDの空き容量が約6GB空くというのもまたすごい。新バージョンになればなるほどソースコードは肥大化していくはずなんだけど、この辺の設計も大幅に作り直したそうです。

標準のMail、iCal等がExchangeをサポートするそう。結局Microsoftとアップルは仲がいいのか悪いのか...

PowerPC 搭載Macでの動作はサポートされない模様。たとえば私が自宅で使用しているPowerMac G4の場合、LeopardがPPCをサポートする最後のOSとなるわけですが、動作がTigerに比べて鈍いので、最近Tigerにダウングレードしたりしてます(笑)時代の流れというもの

■そのほか...
療養中だったスティーブ・ジョブズが、クパティーノにあるアップルの本社へ戦略会議に参加するために出社したという話題がありました。今回のWWDCはサプライズで壇上に上がるのか?が注目されましたが、これはさすがにありませんでした。快方に向かっているようなので、次回のキーノートが楽しみです。