前々回の続きです。

今、非正規雇用が切られているとメディアは嬉しそうに騒いでいます。切り捨てだと。しかしこれは元々わかりきっていた帰結でもある。

今から2、3年前、ホリエモンなんかが持てはやされていた頃、最初の頃は持ち上げるメディアも結構いたのですが、ニッポン放送の買収に乗り出した瞬間に態度を豹変させて、市場原理主義とか言ってメッタクソに叩いたはずです。

ニッポン放送の問題も以前から言われていた事ですし、暗黙の了解だった事に、買えるんだから買っちまうという、コロンブスのたまご的振る舞いに動転したマスメディアは全力を挙げて、ちょっと株価が上がれば、バブルだ、虚業だと、格差拡大だと、散々バッシングした。金だけじゃないとか、弱者切り捨てとか、散々騒いで来たわけです。

もちろん彼のやり口が強引だったというのは間違いありませんが、狼狽えていたマスメディアに正義があるようにはとてもじゃないけど思えないような醜さでした。

外資が入って来そうだとなれば、ハゲタカだのなんだのと騒いだ。実際こんなアホらしい国に来るバカもあまりいませんから、たいして来ませんでしたが、これまで既得権を握って来た、とくに大手メディアなどは自分達の権益が脅かされるとなると、公共の電波を駆使して、新聞の紙面を駆使して、それこそ血祭りに上げた。

そこから市場への恣意的な介入を事実上、国民も望み、既得権護持を賢明になる連中、元々力を持っている大企業の手助けをして一緒に拍手喝采した。実際ホリエモンや村上ファンドのような連中が、ちょっと脇の甘い古典的な所でパクられたというのもあり、まるでそれが善い事であるかのように、コンプライアンスを叫び、まさに官製暴落、株価はどんどん下がりました。そしてとどめに今回のサブプライム。

末端のよくわかっていない人達というのは、そりゃ何となく錬金術を使って金儲けしている奴らは気に食わんという風になるのは仕方がない事でもあるのですが、メディアは市場に金が流れないように叩いて行けばこういう帰結になるのは少なくともわかっていたはずです。あげく、今の状態になった。このブログでもこうなると何度も書いています。市場原理主義と言って叩いている人達が目指している方向性は、経営者逃げ切り主義ですよと。

格差拡大が騒がれ始めるというのは、実は景気が回復しているからに他なりません。しかしその景気の頭を抑える事ばかりをして来た。なぜかと言えば、景気が拡大するという事は、これまでと権益のスキームが変化する可能性が出てくるからです。逆転現象が起こってくる。マスメディアなどは自分達が握っている膨大な既得権を脅かされる可能性が出てくる。したがって景気が拡大しすぎて、これまでと権益のスキームが変わってもらっては困るわけです。

だから必死で格差拡大、市場原理主義、外資をハゲタカと喚き散らして散々駆逐して来た。結果さらに格差は拡大どころか絶望的な状態になり、今後最低10年、ヘタすると二度と復帰出来ない状況にまでなってしまった。ダーウィンの悪夢的現実が待っているやもしれません。

身から出た錆ですからしょうがないと言えばしょうがない。バカメディアも広告収入が減っているわけですから、本当にただのバカなだけかもしれませんが。独占を許されていますから、普通の企業に比べれば全然生温い環境であるのは間違いありません。それに国民が貧乏になって娯楽が減れば、テレビへの需要が増えるとでも思っているのかもしれません。そんな事はありえないと思いますが。

不安こそが彼らの利権でもあるし、それは同時に統治権力の利権でもある。国民がみんな裕福になって、みんな幸せになっちゃえば統治権力の権益も減ってしまう。みんなが不安を抱えて、分断化分捕り合戦状態にさらして、政府に何とかしてくれという状態の方がやりたい放題に出来るわけです。

以前のバブル崩壊もトドメを刺したのは今の財務省であり当時の大蔵省です。当たり前ですがその事で全く責任を取っていません。共産主義の国家というのは、国民を等しく貧乏にして統治しようとします。そして盛んに平等を叫んでいる連中だけが平等を真逃れる。日本が資本主義ではない理由もこのへんにあります。

日本はサブプライムとはあまり関係ないとかほざいておりましたが、実際それが本当であれば、ここまで滅茶苦茶に売りたたかれるという事もなかったはずです。

しかしそうであるにもかかわらず、日本というのは投資するにはあまりにも魅力のなさ過ぎる国になっているという所があるので、サブプライムで損失を出している国以上に下がっている。

これは不透明な構造なので、本当にサブプライムの影響がないのか?という問題ももちろんありますし、世界的に縮小しているので仕方のない所もあるのですが、元々官製暴落によって、かなり下がりまくっていたにもかかわらず更に絶望的に下がりまくっているわけです。

たまたまサブプライム問題がここまで世界を直撃したので、官製暴落という大問題はかき消されちゃいましたが、市場原理主義と騒いで、ことごとく叩きのめしてどうなったかと言えば、経済は縮小し、切り捨てが始まってしまったわけです。サブプライムと関係がないのであれば、今回の暴落はチャンスでもあるわけなのにそれでも買われない日本。

景気が戦後最大に回復していたと言われたその時期に、実際に好景気と呼べるような瞬間は半年くらいしかありませんでした。後はプラスかマイナスかで言えばプラスになっているから、便宜的に景気拡大と言っていただけで、好景気だったわけではありません。

しかし経済の頭を押さえつけるような事をせず、本当にサブプライムに手をだしておらず、好景気の時の状態を介入して腰を折らずに継続させていれば、日本に資金が逃げて来た可能性だってあるわけです。

前回の日本のバブルだって、ブラックマンデーの後で資金が日本に逃げて来てあそこまで加熱してしまった。もちろん当時よりもグローバル化が進んでいるので一蓮托生の構造になっているのは間違いありませんが、前回の失敗を繰り返さず、上手く舵取り出来れば(無理っぽい気もしますが)、何とか乗り切る可能性だってありえたし、そういう国があれば世界経済もここ迄沈滞せずにすんだかも知れない。

トヨタとかキャノンとか、元々強い所だけが儲かるような構造を国民も拍手喝采して来た。だから今回のような事態になると、あっという間にしぼんでしまう。バッファがないわけです。

景気がもっと拡大していて、強い新興企業を育てていれば、今度はそういう所にチャンスが眠っているわけで、こういう状態は千載一遇のチャンスになる可能性だってあった。しかしそういう所をことごとく叩いて、規制して、弱体化させ、既得権を守って来た、その帰結に他ならないわけです。

サブプライムがここまで深刻化していないとしても、どの道派遣の問題は相当顕在化して来ていて結構騒がれていました。これは実際に派遣と言っても選択肢がないという問題があり、したがって安く買いたたかれるという問題があるのだろうと思います。

だから搾取に怒りも感じてしまう。流動化し派遣業などによって選択肢があるかのように錯覚させられたものの、実際には新しい芽を叩き潰して、従来の儲かっている企業が儲かるだけの構造になっていた。だから派遣と言っても選択肢もない。

景気が回復して、好景気になったからと言ったって末端にまでそれを実感させるにはすぐにというわけには行かない。だから格差を感じる。しかしその時に儲かっている所を叩いてしまえば、当然末端までは行かない。自ら叩き、不況になりたくてなっている。そしてとどめにサブプライム。

グローバル企業がちょっと前まで過去最高益なんつって騒いでいる割には実感がない人が殆どだったと思います。だから余計に派遣の問題なんかでも不満が噴出していた。グローバル企業というのは本社が日本にあるというだけの話で、すでに日本企業というより世界企業になっている。だから彼らが最高益をあげたって、日本人全てが恩恵を被るなんてのは不可能です。それは当然の話でもある。

大企業だけが儲かる構造だったわけだから、完全に外需依存型であるわけで、そういう所がしぼんでくれば、あっという間に絶望に叩き込まれるというわけです。お望み通りの結果ですからしょうがない。

サブプライムの打撃で予想以上に絶望的な状況になりましたが、バカメディアとアホ統治権力に煽られて、アホな国民が一緒になって不景気になろうと努力していたようにしか見えない。だから今の帰結も当然に見える。自業自得です。そしてアホメディアは生き生きと切り捨てだと嬉しそうに目を輝かせて煽るわけです。

汗水たらして働くのが偉いと言うのはいいですよ。自分もそれは大切だと思います。しかしそういう汗水たらして働いた金が、ファンドによって運用されていたりするわけです。レバレッジを駆使して、弱小企業が大企業に挑む為にもそれが必要でもあった。そこを叩けばこういう風になるのは目に見えている。

もちろん不景気は避けられなかったかもしれませんが、大企業が弱体化しても、景気拡大によってセーフティネットになり得る新たな企業の台頭があればもう少しバッファもあったような気もしますが、事実上国民も乗せられて叩いて来た。だからバッファもない。

サブプライムのせいだ、市場原理主義のせいだと、バカマスコミは自分達の権益護持によって日本の市場を弱体化させて来た責任はしらばっくれて騒ぎますが、サブプライムの影響が少ないと言われているこの国が何でここまで絶望的な状況になっているのかを学ばなければ、こういう状態が繰り返されるだけです。繰り返せればまだ希望もありますが、そういう時は来るとしてもしばらく先になりそうです。だから忘れているんでしょうね。きっと。

こういう時に痛みを感じるのは末端だけです。金だけじゃないと騒いで来たわけだから望み通りになったというわけです。市場で金儲けをしている人間というのは、資金を逃がしていますから被害が少なくてすみます。ヘタすると空売りで儲けている人もいるでしょう。

しかし実体経済では肝腎の資金が流れて来なけりゃどうにもなりません。今の日本の構造では、資金は来なくていいと言っているのと同じですので、末端の人達だけが苦しむようなスキーム作りに自分達で協力して来てしまったのだから救いようがない。

これを救えるのが市場原理主義というのが皮肉な所なのですが、どうせメディアはそんな事啓蒙するわけありませんし、どこもかしこも痛い目に合ってますから、肝腎の日本政府があの体たらくでは、復活の経路はないでしょう。わかりきった帰結とは言え、何とも歯痒くて涙も出ません。

ひょっとすると来年あたり、一波乱ありそうな気もします。デフォルトとまでは行かないかもしれませんが、何となく嫌な予感もする。その際も資金を逃がせる人は商品に変えたりして逃げますから、痛い思いをする人達はそういう事を乗せられて叩いて来た人達という事になります。

実際日本のグローバル企業は日本の雇用はカットしても、アメリカとかヨーロッパとかの雇用は守っていたりします。すでに日本の市場に見切りをつけているような所もある。だから何とかして世界市場で生き残るでしょうし、バカメディアは多少しょぼくれるかもしれませんが、何てったって国家に守られていますから何とかなるでしょう。

なりたくてなっているのだから、どうにもならない。金だけじゃないという夢が叶うのだから望み通りなのかもしれない。こんなはずじゃなかったというパターンです。まさに後悔先に立たずという話なんですが、だからってしょうがないってわけにはもちろんいかないのですが、肝腎の統治権力はあのザマ、このままだと益々悲惨な方向へ行くのは避けられないでしょう。あまりにも悲し過ぎます。

この問題だって明らかにマスメディアが先頭切って旗を振っていたわけです。確かに市場原理主義を無自覚に受け入れるわけには行きません。そういうのがサブプライムの問題を招いているわけですから。

しかしマスメディアはそういう意味で言っているわけではない。実際に市場原理主義で儲かっていないわけですから、市場原理主義が悪というよりも、インチキ格付け会社とかの問題であって、格差拡大と喚いて、もっと格差を絶望的にしたわけですから、彼らの言っていた事が正しいわけでも何でも無い。

勝ち組企業とメッタクソに叩かれていた象徴であった六本木ヒルズの会社の平均年収は500万程度だったと言います。官僚よりももちろん安いし、大手メディアよりももちろん安月給です。その割には重労働、しかも親の敵扱いをされる。どこが勝ち組だったのか?結果的に勝ち組企業なんて全然いなくなっちゃった。

儲けてウハウハ気分の一部のトップが気に食わないというのはわかるのですが、ちょっと公平さを欠いた方向性にあまりにも突っ走っていたように感じる。風説の流布と叩いているマスメディア自身が思いっきり風説の流布を公共の電波でぶちかます。こういう風になるのは目に見えていた帰結とは言え、切り捨てだ!!と喚いている姿を見ていると複雑な気持ちになってしまいます。

これらの話を続けても終わらないので、このへんで切り上げますが、マスメディアの行なって来た事全部がダメだと言いたいわけではもちろんありませんが、彼らがになっている役割から考えると、明らかに適正をかいた部分があったような気がする。

それはもちろん筑紫さんや田原総一朗氏のような立場の人間にも責任は間違いなくある。死ぬ前の最後の言葉に対して批判をするのも非常識だという事を十分承知で言いますが、彼のような立場の人間がそういう泣き言を言っていい立場ではない。だったらとっとと辞めればよかっただけの話です。

それを10年以上続けて来て一線で活躍して来たわけで、責任が無いとは言えない。何の為の特権なんだという事です。流れに片足を突っ込んで、腐敗したマスメディアの中からあがいて打開しようとする事は必要です。が、その立場に君臨し続けて変えられないと思ったら、もっと早くに次の人にバトンタッチして、新しい可能性にかけるという選択だってあったはずです。

自分には能力が無いと認める事も必要でしょうし、中から変えられないのだから、あれだけの人気があった人なんだから、外に出て戦略的に振る舞う事だって出来たはずです。

もちろんいまさらそんな事を言ってもしょうがありませんし、一緒に働いている人達に対する愛着もあったのだろうとは思います。彼にも後悔はあったろうなとも思う。おそらく歯痒い気持ちもあるでしょう。それが最後の言葉のはしはしには感じられました。

久米宏なんかもをニュースステーションを辞めた後にメディアの構造的な問題と視聴者の要求するもの、そういう軋轢の狭間に立つ事の難しさを言ってましたね。おそらくそれは嘘ではないのでしょう。

大手メディアといえども商売であるわけで、社員も食わせなきゃならないし、ジャーナリストの質は落ちて行くし、クライアントの意向に逆らえないわけですから、気を使わなきゃならず、あった事をありのまま伝える事が難しいのでしょう。

実際政治家からの無言の圧力もあるでしょうし、失言に吹き上がる視聴者もいっぱいいる。区切られた時間の中で、簡潔にしゃべらなければならないわけですから、当然何かをネグレクトせざるを得ないというのも理解出来ますし、的確に何かを伝えようと思えば偏ってしまいかねないというのもわかる。

視聴率も欲しいわけだから、当然視聴者に媚びなきゃならない所もあるわけで、いろいろと苦労があるのだろうと思います。当然そんな事は想像するしかありませんので、きっと想像以上なのだろうと思う。

ニュース23のプロデューサーから、ついこの間まで、TBSの報道局長を務めていて、先日アメリカに行っちゃった、金平茂紀さんなんか典型ですが(ネットなんかですと、反日売国奴、北朝鮮の工作員、在日野郎と散々ですが)、リベラルな人でしたし、期待していた人だったのですが、彼のような人が局長になっても、そう簡単には構造問題がどうにもならないというのを見ると、きっとマスメディアの構造問題は根深いものがあるのだろうと思います(とにかく足を引っ張る輩も多いし、彼自身もこれは彼の誠実さ故なんでしょうが、結構批判の矢面にあえて立つような所があったので)。劇的に変わるという事は難しいのでしょう。

そういう要素を鑑みると、マスメディアの問題もまさに末期癌状態で、処方箋がないのかもしれません。

だけど例えそうであったとしても、筑紫さんの遺言によってメディア全体が免罪されるわけではない。筑紫さんは死んじゃったわけだから、もう彼を責めてもしょうがありませんが、彼の死を利用し、それを言い訳にして、メディアの機能不全を仕方がないという風にはならない。そうであるのなら直ちに独占を止めてくれれば済む話なわけです。それだけでも物価は下がるでしょう。

大手自動車産業への批判は出来ない、原発も広告主、裁判員制度の宣伝も流れていますね。ネット規制や掲示板叩きは起こっても、携帯の電磁波問題だってまともに議論も出来ない。狂牛病問題もしかり、食肉偽装はクソミソに叩くのに。ダイオキシンの問題だって、解決したから言わなくなったというわけじゃない。問題は問題として残っている

自分達の権益を護持する為に、開き直って権力の犬として活動するなどもってのほか迷惑千万な話です。あげくネット規制の世論を煽ろうと賢明になっていたりする。ハッキリ言えばそういった構造にのうのうと居座っておきながら、エクスキューズなどいい加減にしてくれよって話です。

その権益を手放さないというのであれば、それなりの責任を果たせという事です。もうああいったニュース番組の必要性は実際の所無くなっている。テレビなんてまともに見ている人なんてあんまりいないのではないでしょうか。ただつけっぱなしになっているだけとか、真面目に見ていないけれどなんとなくついているとか、地デジになったら、もうテレビは買わない人だって結構いるような気がします。だって必要ありませんからね。

新聞だってそうです。ネットでニュースの速報を見て、ただ何があったのかだけがわかれば、全く必要性を感じません。

もう広告収入は激減しているし、新聞なんて酷いと言います。今のままではジリ貧確実であるにも関わらず、メディアとしての機能を果たすよりも、権力に媚びて権益を守って貰おうなど話になりません。麻生の批判をしていても、ようするに次の政権に保険をかけているという話でしかない。

間違いは誰にでもあるし、総理大臣だって漢字が読めないわけですから(総理大臣が漢字が読めないと小馬鹿にされたりしていますが、別に漢字が読める読めないと政治の話は関係ない。バカだって政治家として有能であれば問題は無いわけです。田中角栄なんて小学校しか出ていないと、昔は学歴社会を相対化する比喩としてよく使われたりしたもんです。今漢字の読み書きに我々が苦労していないのは携帯とかパソコンのおかげであって、彼が漫画を読んでいるから読めないという問題とは関係がない。彼に問題があるのは政治家として無能に見えるからで漢字が読めないのは別にどうだっていい話です。まあその事をこれだけ突っ込まれるという事は、メディアも見捨てたという事なんでしょうけれど)、無能であるのもしょうがない。しかしそうであるのなら、役に立つ事をその立場でキチンとやるか、そこに居座る事だけは頼むから止めてくれよという事です。

そうじゃなくともメディアには考えられないような特権が認められているわけで、普通の企業が同じ事をやればそれは犯罪になるような事です。そういう事を国家に守られて温々と批判しているポーズだけ取り、国家に守られているが故に肝腎の事の真相にはしらばっくれている。それでは困る。

その責務を果たしてないのに、そこに居座るという事は、何を言われてもしょうがない。これだけ大手メディアに対するバッシングが高まっているのも頷けます。しかしこれまた風車の理論。それを利用してメディアを統制しようと言う、権力のブタ共に力を貸す事になりかねない。

そしたら国民にとっては結果的に莫大な損失になる。このままだと、権力が動く事をやむなしという方向性に行きかねない。実際、やられちまえ!という力学もある。自分だってあまりの酷さにたまにそう思ってしまう事もある。例え自業自得なんだとしても、一蓮托生で国民益まで犠牲にされるのではかなわない。

日本のGDPが年間550兆、一般会計、特別会計含めた国の予算が212兆、そして、特殊法人や三セク、ファミリー企業群で回している金までひっくるめるとグロスで660兆に達するわけです。公正な競争を免除された金が日本の民間のGDPを上回っている。これが例えば100兆、民間に回るというだけでどれだけの無駄を排除して経済効果を生み出せるのか考えるまでもない。公的セクターで100兆という事は民間であれば少なくとも倍、ヘタすると数倍の経済効果がある。乗数効果まで考えれば相当なものでしょう(これで増税とか言っているわけですからとんでもない話です)。

民間であっても大手メディアのような談合と独占によって利益を回しているような構造もあるわけですから、こういう構造を少しでも解体する事が、必要な所に配分するという話に行き着く。ようするにどこかに線を引いてその内側を守るという事でしか、結局リベラルにしろ何にしろ民主主義と言う形態の中では機能しないのであれば、結局は分捕り合戦になってしまうわけで、そうなると競争を免除された所は永久に勝ち続けるという話にしかならない。

そうであれば配分を期待するだけ無駄なので、全部流動化しろ、全て平等に流動化しろ、平等に競争させろ、平等に幸福になるチャンスが与えられないのなら平等に不幸になる可能性を担保しろ、即ち赤木君の言う所の戦争しかないという話に帰結してしまう。戦争というのは人口が減り平等に流動化にさらされる。命までもが流動化にさらされる。そこにしか希望が無いという話が出てくるのは避けられなくなってしまいかねない。

もちろん自分はそこには同意は出来ません。赤木君のような立場に立たされた人がそういう風に考えてしまう気持ちは理解出来ますが(もちろん完全には理解出来ませんが、何となくです)、それじゃ困る。自分のような反権力の人間は戦前のように特高警察にパクられて拷問を受けるとか、最前線に送られて弾よけに使われるとか、そういう末路が待っていそうな気がしますので冗談じゃない勘弁してほしい。自分もまわりの人間も危険な目にあうのも困るし、それで誰かを傷つけたり殺したりなんてしたくないし、させたくない。

つづく!!まだまだ!!