前回の続きです。
今回の解散するしない問題というのは、メディアの談合構造を如実に表すバカげた話です。何てったって新総裁が決まる前に解散日が決まっているかのような報道がなされるわけですからおかしな話です。
もちろん麻生が新総裁になるというバカバカしい恥も外聞も無い勝ち馬現象は自民党が死んでいる事を完全に表しておりますが、だからと言って解散するかしないかは新総裁が総理大臣になって決める事であり、他の誰かが決める事ではない、にもかかわらず解散日や投票日まで決まっているかのような情報が堂々と紙面を飾る。
案の定、麻生は民主党を選挙でやっつける、(国民の生活なんてどうでもいいから)民主党に勝つのが天命だとは言ってましたが、解散日などを言った事は一度も無い。という事で今度はメディアは必死になって先送り的な話を作っている。勝手に解散日を発表し、それに従わないとなると、今度は先送りだのなんだのと言っている。
自分は解散はした方がいいと思いますが、麻生が解散すると言ったわけでもないのに一議員のリーク情報を堂々と垂れ流し、それが思い通りに行かないとなると先送りだのなんだのって話になる。まさに独り相撲と言うか、バカか?って感じです。
普通に考えれば福田の連立構想が頓挫した時点が選挙に打って出る最大のチャンスだった。そこで畳み掛けなかった時点でもう自民党は勝機を逃しています。今回の総裁選で支持率でも上がればチャンスはあったかもしれませんが、突然の福田の辞任劇、そしてあの総裁選の茶番を見れば、国民だってそんなにバカじゃない。そもそも福田の時、背水の陣内閣とか言ってなかったっけって感じです。どこに背水があったのやら。
麻生も解散をするなら今しかないと思います。支持率が上がる事は無いでしょう。どんどん下がって行くだけ。しかしそういう事がわかっていないから、今の今までグズグズしているわけですから、総裁選で風を吹かす事が出来ると踏んだ頭の悪い連中の考えそうな事は、今解散したら負けるという事になるに決まっています。そんな事は誰にでもわかる話です。
案の定、金融危機が急に起こったわけでも急に不景気になったわけでも何でも無いにも関わらず、人気が上がらないという事で、今更国民生活がどうのこうのって話になっている。政治家として公共心がある連中など皆無、私利私欲しか無いクズ共ですから、当然帰結として解散先延ばしになる事は目に見えている。
そういう風に考える事も出来ずに、一政治家のリーク情報をスクープであるかのように報じてしまうメディアの腐った頭の中身、つくづく終わっています。
もちろんそこには総理大臣が決めるべき事を、なぜ一政治家ごときが偉そうに決められるのか?という批判の意味もあったのかもしれませんが、それならそういう伝え方だってあるはずです。毎度の事ながら談合記者クラブの癒着体質の限界が見える話でした。
実際いまの報道の8割は官報と化しています。統治権力が言った事をそのまま垂れ流している。これではジャーナリズムもクソも無い。政府公報と変わりません。
そして小泉があのタイミングで辞めるという事は、ちょっとビックリでしたが、今になって考えると、解散前にもう一度総裁選があると踏んで言っているのかもしれません。解散したら次の選挙には出ないと言っているだけで、今すぐ辞めると言っているわけじゃありませんからね。
普通あそこで辞めれば自らの敗北を認める事となりますので、彼の一連の振る舞い方からすると、あれじゃ小池を支持したけれど風は作れず、もう小泉の時代の終わりを認めたという感じがします。
もっともアメリカの金融破綻によってより小泉的なるものに対する風当たりが強くなるのではなかろうかという事で撤退という感じもしますので、単なる深読みかもしれませんが、こういうシナリオを想像してしまいます。
総裁選の盛り上がらなさを横目に、今は解散出来ないと読み、解散しなければ麻生はどんどん人気が下がって自爆する、したがってもう一度総裁選、その時、最後の手段で小池を押して花道を飾る。勝ち馬現象の大好きな有象無象は退路を断たれて、最後に小泉の風に期待し、バンドワゴン現象が起こる。
自分は小池は大っ嫌いですし、自民党はとっとと下野してほしいと思っているのですが、自民党が勝つには絶対に麻生じゃ無理です。地方は結構小沢民主が固めてしまっている。旧来の自民党的な地方重視のバラマキ路線では、もう小泉に切られた時点で票は逃げてしまっている。そういう意味で言えば自民党の統治システムを小泉は本当にぶっ壊しています。
都市型選挙の無党派層を取り込む風を吹かすしか自民に勝機は無い。そういう政党に変わってしまっている。そういう所の政局の読みは小泉の右に出る奴は自民党にはいない。それを引き継いでいる小池と小泉が組めば、この不人気の局面を打開出来る可能性はある。
もっとも総裁選の茶番的勝ち馬現象が起こり続けるかぎり、もうダメなような気もします。少なくとも小泉が出て来たときは絶対に勝ち目はない所を奇跡的にひっくり返したから、あれだけ人気が上がった。その後の総裁選はことごとく茶番であり、特にここ二回は最悪の勝ち馬現象でしたから、もちろんこういうバカ丸出しのやり口もそうだし、小泉的手法のバカらしさに、いい加減国民も気付きそうな気もするというか、そう信じたいのですが、信じきれないというかそうなりそうな気が払拭出来ないのです。
小池というのは、あれだけ様々な政党を渡り歩いて来て、あれだけ恥もクソも無いバカ丸出しの行動を取りながら、うんともすんとも言わないどころか、全く意に介さない無神経さは、世襲のお坊ちゃんには無い図太さがある。
実際民主党の議員も小泉小池ラインが一番恐ろしいと思っていたと言います。麻生なら何とかなるけれど、小泉田中眞紀子が作り出した小泉旋風がトラウマになっているので、小泉小池は厄介だと。小沢も小池が苦手だといいますし。
小沢民主に対して不満を持っても、結局自民も同じ事を言っている。自民がなっても民主がなってもなんかあんまり変わらないように感じてしまうというのが、一般的な感覚でしょう。だったら一度民主にみたいな感じもある。
そして重要な点は小沢は環境に対して殆ど何も言ってない。これは小沢の支持母体に大手電力会社の力がもの凄く影響があるという事と関係しているのですが、民主党は本来もっと環境に対してもラディカルな立ち位置を取っている人もいるのに、そういう人も小沢が党首の間は無理だと言っている。
ここを取りに行けば都市型選挙の風を吹かす可能性があり得る。自民党に勝機があるとすればそこしかない。そこを取りに行けるのは、小池しかいない。政局的な勘所というのが小沢は実は鈍感です。それに対して小泉というのはずっと経世会に煮え湯を飲まされて来たという経験が、どうすれば経世会的なものに勝つ事が出来るかという事を常に考えに考えて来た男なわけです。
だからあんなとんでもない選挙をやってあれだけ支持された。それに小泉は小沢が大っ嫌いだと言います。そりゃそうです。散々煮え湯を飲まされて来た経世会の中心に小沢は座っていたわけですから。
まあでも環境問題なんて、今回のサブプライム花盛りの今どっかに消えてなくなってますので、所詮環境に対する認識なんてその程度なのかもしれません。余裕があるからそんな事を言っていられたという事になる。
ちょっと話はそれちゃいますが、こういう状況を見ると、中国やインドが環境に対してコミットメントが無いと文句を言える先進国は一つもないと言えます。どこの国でもサブプライムであっぷあっぷしているわけで、余裕がない状況では、環境なんて言ってられない。それこそまさに中国やインドが言っている事そのものだからです。
中国やインドのコミットメントが必要だというのは自分もそう思いますが、余裕ぶっこいていられる状況で言っていても説得力はありません。本当に彼らにコミットメントを促すのなら、こういう時にこそ真価が問われる。どっかに消えているようじゃ誰も彼らを非難出来ない。
サブプライムの次は環境を(例えば排出権)債券化して、それが再びってパターンになるのだろうと思いますので、今度はバブらないようにしてほしいもんです。まあ無理な気もしますが。話を戻します。
それにしても自民党の解散の先延ばしは想定の範囲内と言えども、自民党議員のいちじるしい劣化を感じざるを得ません。何で不人気なのかがわかっていない。
選挙を行なえば確実に議席は減るでしょうし、場合によっては政権交代が起こりうるかもしれない(個人的には大敗すると思っております。日本の政治に対する体質は小泉が徹底的にぶち壊して変えてしまいました。郵政選挙の自民の大勝も、その後の参院選の大敗もコインの裏表であり同じ事です。より熱狂的な空気に支配される構造になった)。
もう政治家で居続ける事がもはや目的になってしまっていて、肝腎の政治によって国家をマニピュレートするという部分が吹っ飛んでしまっている。
先延ばしにすれば政権与党で居続ける事は出来ても、人気もない、正統性もない、自民党という政党が完全に凋落する前に一度引くのも先々を考えればかえっていいかもしれない。そんな事もわからないのだから、相当ダメなんでしょう。
まああの総裁選の幼稚園児並の知能の低い議論、そしてバンドワゴン的勝ち馬現象、もう完全に終わっているのかもしれません。
そこまで政権にこだわり続ける理由は一つしかない。それだけおいしい構造なんだという事だと思います。
そもそも政治家という半ば職業化した、そのものになるという事自体、相当おいしいという事を如実に表しています。今の世の中、稼業を継ぐという行為そのものも率からすれば相当減っているであろう時代に、あれだけ世襲議員が出るわけですから、楽で儲かる、バカでもコケでも政治家の家に生まれればなれる、そういうものなんでしょう。
政治家は大変だという言い方がありますが、そんなに辛ければ別に辞めればいい話であって、誰もなってくれとは頼んじゃいません。勝手に成りたくて成っているわけです。
普通の人が政治家に成りたいと思ってもなれるもんじゃありませんから、それ自体が権益であり、家柄主義的な生まれで一生がほぼ決まってしまう国であるという事を明確にしめしています。
おかしな話です。この国では比較的簡単に跡を継ぐ事が出来るであろう職業よりも、なる事が難しい職業の方が世襲が多い。ラーメン屋や八百屋、農家や漁師、何も簡単な職業だと言うつもりは毛頭ありませんが、少なくとも医者や政治家などになるよりはどう考えてもなりやすいはずです。
大分の教育委員会の腐敗構造なんかが典型ですが、この国のあらゆるクオリファイのシステム、公的なものも私企業のものも全てに言える事ですが、ことごとくコラプションを起こしています。その事から想像すれば簡単な話ですが、政治家にくっついている肩書き、学歴なんかも、そういうシステムによって生み出されているものである可能性が極めて高い。
政治家の言説なんかを聞いていると、単なるアホ、総理大臣ですらここ何代もゴミクズなんですから、親のコネや金で獲得している奴が相当数いるのだろうと推察出来ます。実際、世襲もしくは政治家の家系ではない総理大臣は村山まで遡らないといません。
プライベートカンパニーでの世襲については思う所はあってもとやかく言うつもりはありませんが、政治家のように我々の生活を直撃するような所が、しかも我々の税金が大量に垂れ流されている所がそれでは社会が回らないのも必然です。能力の無い奴が成ってもらっては困る。
ですから何の能力も政治家としてというか人間としての胆力も無いゴミ、おまけに頭も悪い、どう見てもただのバカ、単なるお坊ちゃんが親のスネをかじって延々と世襲の堕落構造を生み出しているとも言える。唯一生まれた家という運だけしか無い、そんな連中にまともに舵取りなんて出来るわけがありません。
まあもちろんそういうゴミクズを支持して、相も変わらず国政に送り出してしまう民度の低さが何しろ絶望的な話なんですが。小泉が引退して息子が継ぐとかって話が出て来ますが、そう言う奴が何で政治家になれるかと言えば支持されるからで、この辺の構造があるかぎり、選挙がまともな牽制のシステムとして機能する日も遠い彼方に感じてしまいます。
福田も安倍も野党が言う事をきいてくれないから辞めるという、いかにもお坊ちゃん的な我が儘、思い通りにならないから投げ出すと言う、政治家としてというより人間として下の下、ゴミもゴミの発想です。世の中ままならない、そんなの当たり前の話であって、同じ日本の談合構造の政治システムの中での意見の対立、集約すら投げ出すわけですから、こんな連中に外交なんて出来るわけが無い。
お坊ちゃんと言ったって、そもそも経済的な余裕があるわけですから、キチンとそういったリソースをフル活用して貧乏人の子供より能力も胆力も備わっているというのなら、そういう階級的な社会が善いか悪いかはわきにおいて、ノーブリスオブリージュではありませんがヨーロッパ的な伝統が無いにしても、基本的などうしても消せない格差のようなものを、ソシアルコントリビューションによって還元するというのならまだ理解出来る。
そういう善い意味での階級的な格差から生まれるお坊ちゃんというより、単なる我が儘、自分勝手、世間知らず、という最悪の所だけしか無いお坊ちゃんでは何の正統性もあるわけが無い。
今回の麻生も本質的には全く同じ、全部野党に責任があるというわけですから困った男です。ねじれと言ったってこの国の政治システム上当たり前に起こるべく事が起こっているだけの話で、それが民主制ってものであるにもかかわらずこのレベルなんですから頭の中身を見てみたいもんです。蛆が湧いている。
日本の統治システムというのは、よく三権分立であると子供の頃から教えられますが、それは真っ赤な嘘です。それは三権が牽制し合っていないという談合構造であるという事を言っているのではありません。もちろんそれもそうなのですが、システム的に三権分立ではないのです。
二権分立、議会が内閣を組織する以上、政権党が内閣を牛耳る事になる。国会議員が法律を作ってないという所の問題ももちろんありますが、システム的に立法と行政は分立していません。唯一司法が分立しているわけですが、ここも国家権力のケツ舐め構造でしかないので、二権分立ですらないのが本当の実情なんですが。
ちなみにこれがアメリカなんかだと、メディアも入れて四権分立なんて言ったりしますが、この国ではメディアも国家のケツ舐めでしかない談合構造を抱えていますので、全然分立していない。それがねじれによってはじめて二権分立じゃなくなりそうな気配がほんの僅かに見えた、実際まだ衆議院は与党が3分の2を握っていますので、三権分立になっているとは言えませんが、ほんの僅かにその片鱗を見せたたったそれだけの事に過ぎないのに、言う事を聞いてくれない、思い通りにならない、全部野党のせいだと言うわけです。バカ言うなそれが政治ってもんです。
まだまだ!次!!
つづく!
今回の解散するしない問題というのは、メディアの談合構造を如実に表すバカげた話です。何てったって新総裁が決まる前に解散日が決まっているかのような報道がなされるわけですからおかしな話です。
もちろん麻生が新総裁になるというバカバカしい恥も外聞も無い勝ち馬現象は自民党が死んでいる事を完全に表しておりますが、だからと言って解散するかしないかは新総裁が総理大臣になって決める事であり、他の誰かが決める事ではない、にもかかわらず解散日や投票日まで決まっているかのような情報が堂々と紙面を飾る。
案の定、麻生は民主党を選挙でやっつける、(国民の生活なんてどうでもいいから)民主党に勝つのが天命だとは言ってましたが、解散日などを言った事は一度も無い。という事で今度はメディアは必死になって先送り的な話を作っている。勝手に解散日を発表し、それに従わないとなると、今度は先送りだのなんだのと言っている。
自分は解散はした方がいいと思いますが、麻生が解散すると言ったわけでもないのに一議員のリーク情報を堂々と垂れ流し、それが思い通りに行かないとなると先送りだのなんだのって話になる。まさに独り相撲と言うか、バカか?って感じです。
普通に考えれば福田の連立構想が頓挫した時点が選挙に打って出る最大のチャンスだった。そこで畳み掛けなかった時点でもう自民党は勝機を逃しています。今回の総裁選で支持率でも上がればチャンスはあったかもしれませんが、突然の福田の辞任劇、そしてあの総裁選の茶番を見れば、国民だってそんなにバカじゃない。そもそも福田の時、背水の陣内閣とか言ってなかったっけって感じです。どこに背水があったのやら。
麻生も解散をするなら今しかないと思います。支持率が上がる事は無いでしょう。どんどん下がって行くだけ。しかしそういう事がわかっていないから、今の今までグズグズしているわけですから、総裁選で風を吹かす事が出来ると踏んだ頭の悪い連中の考えそうな事は、今解散したら負けるという事になるに決まっています。そんな事は誰にでもわかる話です。
案の定、金融危機が急に起こったわけでも急に不景気になったわけでも何でも無いにも関わらず、人気が上がらないという事で、今更国民生活がどうのこうのって話になっている。政治家として公共心がある連中など皆無、私利私欲しか無いクズ共ですから、当然帰結として解散先延ばしになる事は目に見えている。
そういう風に考える事も出来ずに、一政治家のリーク情報をスクープであるかのように報じてしまうメディアの腐った頭の中身、つくづく終わっています。
もちろんそこには総理大臣が決めるべき事を、なぜ一政治家ごときが偉そうに決められるのか?という批判の意味もあったのかもしれませんが、それならそういう伝え方だってあるはずです。毎度の事ながら談合記者クラブの癒着体質の限界が見える話でした。
実際いまの報道の8割は官報と化しています。統治権力が言った事をそのまま垂れ流している。これではジャーナリズムもクソも無い。政府公報と変わりません。
そして小泉があのタイミングで辞めるという事は、ちょっとビックリでしたが、今になって考えると、解散前にもう一度総裁選があると踏んで言っているのかもしれません。解散したら次の選挙には出ないと言っているだけで、今すぐ辞めると言っているわけじゃありませんからね。
普通あそこで辞めれば自らの敗北を認める事となりますので、彼の一連の振る舞い方からすると、あれじゃ小池を支持したけれど風は作れず、もう小泉の時代の終わりを認めたという感じがします。
もっともアメリカの金融破綻によってより小泉的なるものに対する風当たりが強くなるのではなかろうかという事で撤退という感じもしますので、単なる深読みかもしれませんが、こういうシナリオを想像してしまいます。
総裁選の盛り上がらなさを横目に、今は解散出来ないと読み、解散しなければ麻生はどんどん人気が下がって自爆する、したがってもう一度総裁選、その時、最後の手段で小池を押して花道を飾る。勝ち馬現象の大好きな有象無象は退路を断たれて、最後に小泉の風に期待し、バンドワゴン現象が起こる。
自分は小池は大っ嫌いですし、自民党はとっとと下野してほしいと思っているのですが、自民党が勝つには絶対に麻生じゃ無理です。地方は結構小沢民主が固めてしまっている。旧来の自民党的な地方重視のバラマキ路線では、もう小泉に切られた時点で票は逃げてしまっている。そういう意味で言えば自民党の統治システムを小泉は本当にぶっ壊しています。
都市型選挙の無党派層を取り込む風を吹かすしか自民に勝機は無い。そういう政党に変わってしまっている。そういう所の政局の読みは小泉の右に出る奴は自民党にはいない。それを引き継いでいる小池と小泉が組めば、この不人気の局面を打開出来る可能性はある。
もっとも総裁選の茶番的勝ち馬現象が起こり続けるかぎり、もうダメなような気もします。少なくとも小泉が出て来たときは絶対に勝ち目はない所を奇跡的にひっくり返したから、あれだけ人気が上がった。その後の総裁選はことごとく茶番であり、特にここ二回は最悪の勝ち馬現象でしたから、もちろんこういうバカ丸出しのやり口もそうだし、小泉的手法のバカらしさに、いい加減国民も気付きそうな気もするというか、そう信じたいのですが、信じきれないというかそうなりそうな気が払拭出来ないのです。
小池というのは、あれだけ様々な政党を渡り歩いて来て、あれだけ恥もクソも無いバカ丸出しの行動を取りながら、うんともすんとも言わないどころか、全く意に介さない無神経さは、世襲のお坊ちゃんには無い図太さがある。
実際民主党の議員も小泉小池ラインが一番恐ろしいと思っていたと言います。麻生なら何とかなるけれど、小泉田中眞紀子が作り出した小泉旋風がトラウマになっているので、小泉小池は厄介だと。小沢も小池が苦手だといいますし。
小沢民主に対して不満を持っても、結局自民も同じ事を言っている。自民がなっても民主がなってもなんかあんまり変わらないように感じてしまうというのが、一般的な感覚でしょう。だったら一度民主にみたいな感じもある。
そして重要な点は小沢は環境に対して殆ど何も言ってない。これは小沢の支持母体に大手電力会社の力がもの凄く影響があるという事と関係しているのですが、民主党は本来もっと環境に対してもラディカルな立ち位置を取っている人もいるのに、そういう人も小沢が党首の間は無理だと言っている。
ここを取りに行けば都市型選挙の風を吹かす可能性があり得る。自民党に勝機があるとすればそこしかない。そこを取りに行けるのは、小池しかいない。政局的な勘所というのが小沢は実は鈍感です。それに対して小泉というのはずっと経世会に煮え湯を飲まされて来たという経験が、どうすれば経世会的なものに勝つ事が出来るかという事を常に考えに考えて来た男なわけです。
だからあんなとんでもない選挙をやってあれだけ支持された。それに小泉は小沢が大っ嫌いだと言います。そりゃそうです。散々煮え湯を飲まされて来た経世会の中心に小沢は座っていたわけですから。
まあでも環境問題なんて、今回のサブプライム花盛りの今どっかに消えてなくなってますので、所詮環境に対する認識なんてその程度なのかもしれません。余裕があるからそんな事を言っていられたという事になる。
ちょっと話はそれちゃいますが、こういう状況を見ると、中国やインドが環境に対してコミットメントが無いと文句を言える先進国は一つもないと言えます。どこの国でもサブプライムであっぷあっぷしているわけで、余裕がない状況では、環境なんて言ってられない。それこそまさに中国やインドが言っている事そのものだからです。
中国やインドのコミットメントが必要だというのは自分もそう思いますが、余裕ぶっこいていられる状況で言っていても説得力はありません。本当に彼らにコミットメントを促すのなら、こういう時にこそ真価が問われる。どっかに消えているようじゃ誰も彼らを非難出来ない。
サブプライムの次は環境を(例えば排出権)債券化して、それが再びってパターンになるのだろうと思いますので、今度はバブらないようにしてほしいもんです。まあ無理な気もしますが。話を戻します。
それにしても自民党の解散の先延ばしは想定の範囲内と言えども、自民党議員のいちじるしい劣化を感じざるを得ません。何で不人気なのかがわかっていない。
選挙を行なえば確実に議席は減るでしょうし、場合によっては政権交代が起こりうるかもしれない(個人的には大敗すると思っております。日本の政治に対する体質は小泉が徹底的にぶち壊して変えてしまいました。郵政選挙の自民の大勝も、その後の参院選の大敗もコインの裏表であり同じ事です。より熱狂的な空気に支配される構造になった)。
もう政治家で居続ける事がもはや目的になってしまっていて、肝腎の政治によって国家をマニピュレートするという部分が吹っ飛んでしまっている。
先延ばしにすれば政権与党で居続ける事は出来ても、人気もない、正統性もない、自民党という政党が完全に凋落する前に一度引くのも先々を考えればかえっていいかもしれない。そんな事もわからないのだから、相当ダメなんでしょう。
まああの総裁選の幼稚園児並の知能の低い議論、そしてバンドワゴン的勝ち馬現象、もう完全に終わっているのかもしれません。
そこまで政権にこだわり続ける理由は一つしかない。それだけおいしい構造なんだという事だと思います。
そもそも政治家という半ば職業化した、そのものになるという事自体、相当おいしいという事を如実に表しています。今の世の中、稼業を継ぐという行為そのものも率からすれば相当減っているであろう時代に、あれだけ世襲議員が出るわけですから、楽で儲かる、バカでもコケでも政治家の家に生まれればなれる、そういうものなんでしょう。
政治家は大変だという言い方がありますが、そんなに辛ければ別に辞めればいい話であって、誰もなってくれとは頼んじゃいません。勝手に成りたくて成っているわけです。
普通の人が政治家に成りたいと思ってもなれるもんじゃありませんから、それ自体が権益であり、家柄主義的な生まれで一生がほぼ決まってしまう国であるという事を明確にしめしています。
おかしな話です。この国では比較的簡単に跡を継ぐ事が出来るであろう職業よりも、なる事が難しい職業の方が世襲が多い。ラーメン屋や八百屋、農家や漁師、何も簡単な職業だと言うつもりは毛頭ありませんが、少なくとも医者や政治家などになるよりはどう考えてもなりやすいはずです。
大分の教育委員会の腐敗構造なんかが典型ですが、この国のあらゆるクオリファイのシステム、公的なものも私企業のものも全てに言える事ですが、ことごとくコラプションを起こしています。その事から想像すれば簡単な話ですが、政治家にくっついている肩書き、学歴なんかも、そういうシステムによって生み出されているものである可能性が極めて高い。
政治家の言説なんかを聞いていると、単なるアホ、総理大臣ですらここ何代もゴミクズなんですから、親のコネや金で獲得している奴が相当数いるのだろうと推察出来ます。実際、世襲もしくは政治家の家系ではない総理大臣は村山まで遡らないといません。
プライベートカンパニーでの世襲については思う所はあってもとやかく言うつもりはありませんが、政治家のように我々の生活を直撃するような所が、しかも我々の税金が大量に垂れ流されている所がそれでは社会が回らないのも必然です。能力の無い奴が成ってもらっては困る。
ですから何の能力も政治家としてというか人間としての胆力も無いゴミ、おまけに頭も悪い、どう見てもただのバカ、単なるお坊ちゃんが親のスネをかじって延々と世襲の堕落構造を生み出しているとも言える。唯一生まれた家という運だけしか無い、そんな連中にまともに舵取りなんて出来るわけがありません。
まあもちろんそういうゴミクズを支持して、相も変わらず国政に送り出してしまう民度の低さが何しろ絶望的な話なんですが。小泉が引退して息子が継ぐとかって話が出て来ますが、そう言う奴が何で政治家になれるかと言えば支持されるからで、この辺の構造があるかぎり、選挙がまともな牽制のシステムとして機能する日も遠い彼方に感じてしまいます。
福田も安倍も野党が言う事をきいてくれないから辞めるという、いかにもお坊ちゃん的な我が儘、思い通りにならないから投げ出すと言う、政治家としてというより人間として下の下、ゴミもゴミの発想です。世の中ままならない、そんなの当たり前の話であって、同じ日本の談合構造の政治システムの中での意見の対立、集約すら投げ出すわけですから、こんな連中に外交なんて出来るわけが無い。
お坊ちゃんと言ったって、そもそも経済的な余裕があるわけですから、キチンとそういったリソースをフル活用して貧乏人の子供より能力も胆力も備わっているというのなら、そういう階級的な社会が善いか悪いかはわきにおいて、ノーブリスオブリージュではありませんがヨーロッパ的な伝統が無いにしても、基本的などうしても消せない格差のようなものを、ソシアルコントリビューションによって還元するというのならまだ理解出来る。
そういう善い意味での階級的な格差から生まれるお坊ちゃんというより、単なる我が儘、自分勝手、世間知らず、という最悪の所だけしか無いお坊ちゃんでは何の正統性もあるわけが無い。
今回の麻生も本質的には全く同じ、全部野党に責任があるというわけですから困った男です。ねじれと言ったってこの国の政治システム上当たり前に起こるべく事が起こっているだけの話で、それが民主制ってものであるにもかかわらずこのレベルなんですから頭の中身を見てみたいもんです。蛆が湧いている。
日本の統治システムというのは、よく三権分立であると子供の頃から教えられますが、それは真っ赤な嘘です。それは三権が牽制し合っていないという談合構造であるという事を言っているのではありません。もちろんそれもそうなのですが、システム的に三権分立ではないのです。
二権分立、議会が内閣を組織する以上、政権党が内閣を牛耳る事になる。国会議員が法律を作ってないという所の問題ももちろんありますが、システム的に立法と行政は分立していません。唯一司法が分立しているわけですが、ここも国家権力のケツ舐め構造でしかないので、二権分立ですらないのが本当の実情なんですが。
ちなみにこれがアメリカなんかだと、メディアも入れて四権分立なんて言ったりしますが、この国ではメディアも国家のケツ舐めでしかない談合構造を抱えていますので、全然分立していない。それがねじれによってはじめて二権分立じゃなくなりそうな気配がほんの僅かに見えた、実際まだ衆議院は与党が3分の2を握っていますので、三権分立になっているとは言えませんが、ほんの僅かにその片鱗を見せたたったそれだけの事に過ぎないのに、言う事を聞いてくれない、思い通りにならない、全部野党のせいだと言うわけです。バカ言うなそれが政治ってもんです。
まだまだ!次!!
つづく!