前回の続き、いよいよ核心です。

自分は日頃から脱中心化しろとか、脱構築しろと言ったような事を書いています。本来こうあるべきだ、という言い方というのは人の自由を妨げる発想につながるので嫌いだというのもあり、なるべくそういった言い方を避けた方がいいと思っております。

だから本義本懐を忘れるなという言い方は自分の普段のスタンスからすると、ちょっと違う所もあるかもしれません。

どちらかと言えば、個人のイグジステンシャルな次元においては、手段が目的化したって、それでその人がいいと思っているのなら、人がとやかく言う事ではないと思っていますし、本来のあり方がどうたらこうたらと言ったって、そんなの個人の立ち位置によっていくらでも見え方が変わってしまいます。

もちろんその手段の目的化によって、まわりが迷惑に感じたり、国の舵取りをあやまって、無駄な金と時間を垂れ流しているような構造は、放置しておいていいわけはありませんので、当然是正されてしかるべきだと思いますが、本義本懐を取り戻せと思いたくない自由は当然存在しますので、いろんな事を思っている人がいるのが当然であって、本当は自分もこういった言い方はあまり好きではありません。

しかし何でこんな事を書いているかと言いますと、いろんな事を思っているのが当然で、多様性は当たり前なのですが、その多様性、この場合、アメリカに依存していたって、別にいいじゃないかという風に思っている人に対して、情報開示がなされていないという事が問題だと思うからです。

その辺は後ほど詳しく書きますが、情報が開示されて、その上で多様性を認め合うというのはいいと思うのですが、情報を開示されずに、もしくは恣意的な情報でコントロールしながら、自由にしろという言い方は、自由であるとは言えません。

もちろんその事によって、例えば嫌米や反米になってしまったりするのは、よくない事ですので開示出来ない情報があるという事は有り得ます。アメリカは恐ろしい国ですから、情緒的に断固決然じゃ戦前と同じになっちゃいます。

そして情報を開示しても知りたくないと思う権利も当然ある。これは思考停止だとも言えるのですが、そうでいたい人の自由も認めないわけにはいかない。

思考停止を押し付けないでいてくれれば思考停止でいたい人は別にそれでも構いません。好きにしてくれと思います。人の話を聞かず他人に思考停止を押し付ける困った輩が多いのも事実ですが、こういうのはアホなので何ほどのものでもない。

しかし恣意的な情報によってコントロールされている人が、こうあるべしと思っている状態は、自分の意志で決めているとは言えません。コントロールされた帰結でもある。

キチンと情報を知った場合、別の選択肢を考える可能性が有り得る以上、全く情報が啓蒙されていない状態はマズいのではないかと思うわけです。

全部何から何まで啓蒙するのは難しい事もあり得るのは確かです。民度の低さを考えれば変な方向に吹き上がる可能性がありますので慎重にならなければならない事もある。国民にとって結果的によくない状況になるのなら、その為に言わない方がいいというのはわかります。バレれば制裁されるというサンクションが起こるのなら、政治というのは結果だと何度も書いている。

しかしどうもこの啓蒙のなさは、国益計算に基づいてなされているとは思えない、あるポジションの人間の立ち位置を守る為に、国民益を売り渡して恣意的な舵取りがなされているという風にしか見えない。アメリカの逆鱗に触れるとか、国民益のためとか、そんな事じゃないように感じます。

アメリカ依存から脱却出来ない理由として、アメリカがいないと日本の安全保障にとって重要な欠落になる可能性があるという見方が一般的理解としてあると思うのですが本当はアメリカが日本を守っているというのは嘘です。日本を守っている兵は一兵もいません。

陸上部隊が米軍1万3千(補給部隊が多くて実力は2000人程度)、自衛隊14万9千、空母、護衛艦が米軍10隻、自衛隊53隻、戦闘機、米軍42機、自衛隊373機、戦車、米軍0、自衛隊910輌、このバランスを見れば誰でもわかる話ですが、アメリカは外に出て行く為に待機しているだけで、自衛隊がアメリカ軍を守っているのが本当の所です。

だから軍事力によって日本を防衛するという意味においては何の役にも立ってない、金の無駄、いなくても全然変わらないわけです。しかもアメリカが沖縄に基地をおいているのは安全性があるからであって、旧ソ連の戦闘機の行動範囲外、爆撃機が沖縄に到達するまでに、自衛隊の戦闘機が撃墜してくれるから安全なんだと、アメリカ自身が自国で説明する時に言っていたわけです。

それに加えて97年にガイドラインが改定になった時、防空、日本船舶、商船の保護、敵が日本に上陸して来た場合の阻止撃退、ようするに国防に関しては、自衛隊がプライマリー・リスポンシビリティ、一義的に責任を負うと英文ではハッキリ書いてある。

現実としてアメリカ軍にそんな能力は無い、だから現実の追認でしかなかったわけですが、これを翻訳する事によって、一義的責任を負う、から、自衛隊が主体的に対処する、というインチキ翻訳にすり替わっている。全然ニュアンスが違う。アメリカには責任が無くて、日本が全責任を負うという話になってない。誤摩化しているわけです。

アメリカに依存しているという状態にしておきたい、つまりアメリカ依存体制で権益を握っている連中にとってこの構造は都合がいいわけです。もちろん一般的なアメリカ人も知りませんので、日米ともに日本はアメリカに守って貰っているというフィクションが蔓延っているわけです。

この誤摩化しが拉致問題での、アメリカに見捨てられたとヒステリックに喚く構造、しかしアメリカのせいにしきれないバカ政府という構造を生み出しています。そもそもアメリカは責任を取らないとすでに言っている。それを日本も受け入れている。その事を権益の維持の為に誤摩化しているわけです。アメリカ依存、アメリカが日本を守ってくれるという話にしておきたい。

だから中国脅威論とか、北朝鮮脅威論というのは都合がいいわけです。アメリカにとって中国はもう重要なビジネスパートナーですし、北朝鮮なんてハナクソみたいにしか思っていない。

中国の軍事費を大騒ぎしますが、日本とたいして変わりません。あの国の面積から言っても、周辺事情から言っても、どこか一カ所に軍事を集中するなんて事は出来ません。それが出来ない以上、守るべき面積の差から軍事費を考え、しかも日本は防空に特化して戦えるわけですから、中国脅威論も嘘です。

そもそも中国脅威論は冷戦終結の直後から出て来た話で、アメリカ軍の縮小を阻止する為に、アメリカの軍関係者が使ったネタです。兵器の近代化と喚いていますが、日本も韓国も台湾もおこなって来た事で、兵器の近代化なんてそんなの当たり前の話です。中国が核実験に成功したのは60年代の事で、これも今更騒ぐような事でもない。

核兵器の脅威はもちろんあります。ありますがこれはアメリカ軍がいようが、いくら軍備に金かけようが、軍事で何とかするのなら、核が無くちゃ抑止にはならない。

MDなんて金をドブに捨てるようなもんです。核戦争しているのに一発ずつ、わざわざ撃墜しやすいように撃ってくるようなアホはいないでしょう。復数発のうち、全部核ミサイルでなくとも通常弾を混ぜて複数発撃たれたらアウトです。その事で日本政府は、北朝鮮は一発ずつ撃ってくるのではないでしょうか、と無根拠な答弁しています。こんなの幼児でもわかる簡単な話です。

日本は核武装は出来ない。心情的にまず日本人は絶対に嫌がりますし、そもそも戦後体制とは日本とドイツの核武装を防ぐ為にあるわけで、国際社会を敵に回して核武装するなんて事は出来るわけないし、そんな説得力を持ったネゴシエーターはいませんので不可能です。なのでアメリカ軍が駐留しているエビデンスにするには論点がズレている。

核武装出来ないので抑止として核武装したアメリカ軍が必要だというのなら、非核三原則なんて寝ぼけた事を言ってないでちゃんとその事を啓蒙する必要がある。その上で必要な金を使えばいい。

しかし日本に核が撃ち込まれたとしても、アメリカは絶対に撃ち返さない。責任がないとハッキリいっているし、自国が攻撃されたわけでもないのに、わざわざそんな事は絶対にするわけがない。自国が巻き込まれる事になるからです。

わざわざアメリカの逆鱗に触れるように、アメリカの基地に撃ち込むなんて事はするわけがありません。だいたい日本に核を撃ち込んでも何のメリットもない。絶対安全だとは言えないかもしれませんが、脅威に煽られる事が誰にとっての権益なのか?

日本は集団的自衛権が行使出来ないので片務的であるという話が出て来ます。守って貰っているのにアメリカのお手伝いが出来ないのはおかしい、という話です。

これはおかしな話で、そもそも守って貰ってないというのも当たり前ですがその事をわきにおくと、アメリカの領土に日本の基地を置いて、その費用をアメリカが負担して、アメリカの領土内において何らかの軍事衝突があった場合のみ、集団的自衛権を行使出来るという話なら論理的に正しい。双方向になる。

しかし日本の領土の中に、基地を貸してやって、その費用まで負担して、アメリカ本土の防衛でもないのに、ノコノコ外に出かけて集団的自衛権の行使なんて話は、1ミリも正当性の無い論理矛盾もいいところ、破綻した話です。

こんなバカげた頭の悪いロジックで同胞を誑かそうという役人の劣化も酷いものですが、それを何の違和感も感じないメディア関係者や政治家が多すぎる。わかっていて利用しているのだとしても、いくら何でも酷過ぎますし、それにもう利用しているとかって話じゃなくて、本気で言っている可能性だってある。

例えば思いやり予算、駐留していればいるで金を踏んだくり、出て行くとなると今度は移転費用などを踏んだくる、アメリカの傍若無人さはムカつきますが、一番ムカつくのはその構造に対して延々と思考停止的に貢いでいるこの国のバカ政府です。貢いでいるだけではなくてそれが権益になっている。

08年度の予算、日本が米軍に負担している総額は6252億、そのうち思いやり予算が2083億円、地位協定の範囲内のものが667億、特別協定の範囲内のものが1416億、日米安保条約による地位協定、24条には、合衆国軍隊の日本駐留に伴うすべての経費は(高速道路の料金のようなものや税金、土地代を除き)、この協定の存続期間中日本に負担をかけないで合衆国が負担する事が合意される、となっています。

1960年の安保改定の時に盛り込まれたもので、その当時はアメリカが日本から補助金をもらうなんていう構図はアメリカだって想像していなかったというのもあるでしょう。

ベトナム戦争に負けて、経済が失速しドルの価値が下がり、円の価値が上がってくると、基地従業員の給料を日本が肩代わりし、それをアメリカに請求してアメリカが払うという形だったのが、倍の給料を払わなければならない事態が出てくる。そうすると米軍の基地司令官よりも、警備員のおっさんの方が給料が高いと言ったような事態が起こる。

日本政府が全駐労(全駐留軍労働組合)と結んでいる協約を調べて行くと、例えば公務員にはよくあるパターンのわけのわかんない、なんたら手当みたいなものがいっぱいついている。基地勤務手当とか、基地勤務者なのにわけのわからない手当がついている、当然アメリカは意味がわからないので、日本政府に問いただすと、基地に勤務していると外人の軍隊相手の事だから不愉快な事もあるだろうから、その為の手当だと防衛施設庁が答弁する。そうするとアメリカは当たり前ですが怒ります。不快なら来るな!と。

アメリカはふざけるな払わんぞ、という話になるのですが、日本政府は全駐労と協約を結んでいるので、板挟みになり、アメリカが払わないとはねつけた部分だけでも払うかって話になる。78年に62億出す事になった。何の根拠もないので何の為に出すのか?という話になり、金丸が思いやりの気持ちでと言ったわけです。

この時は額も小さいし、組合とアメリカの板挟み状態でもあったわけで、組合系の話ですから当然社会党なんかも反対しないし、まあしょうがないかという話になるのですが、これが何の目的もない無原則の暴走、手段の目的化を加速させる事になります。87年に後付けで特別協定を締結し、法的根拠を調達する。これは地位協定の改定であり、即ち安保改定でもある。

基地の従業員の給料を全額出せ、基地の光熱費を負担せよ、施設の立て替え費を出せ、最初は土地代という話だったのが施設込みでという話にすり替わってくる。当然その工事にまつわる権益も当たり前ですが発生します。

駐留米軍の総数3万3500、日本が負担している総額をこれでわると一人頭1800万以上になる。もの凄い負担をしている事になるわけです。思いやり予算がよく話題になるので、これは施設整備が一巡した事もあって、若干下がっていますが、全体の総額で見ると変わってないと言うか、むしろ上がっている。

世界各国でアメリカ駐留軍への負担割合を見てみると、ダントツのぶっちぎりで1位です。日本は桁が違います。一人当たりの負担で考えると5倍払っている。

78年頃が米軍の駐留のピークで4万5千、その時の基地従業員が2万1千、米軍がどんどん減っているのと反比例して、基地従業員は増えている。今は2万5千くらい、米兵100人に対して基地従業員が75.8人、マンツーマンに近い人数でお世話するって話になっている。

娯楽施設への負担、コック、ウェイトレス、ウェイター、バー関係、ゴルフ場管理、ボウリング施設の管理、床屋、動物世話係、観光ガイド、映画映写技術者、劇場業務監督、エアロビのインストラクター等々、実に様々なものを負担しています。しかもその検証が日本政府にはキチンと出来ない。

チェーンのハンバーガーショップなんかもあって、米兵も金を払って食っているのですが、そこの光熱費や人件費も日本政府が負担している。ただ同然で利益が出る構造がある。しかもその金が何に使われているのかもわからない。

周辺への騒音対策や、移転への経費、酷いのになると、教会なんかの建設費にまで金を出している。宗教団体に対する支出ではなくて、アメリカ軍への支出であるから憲法違反にはならないと逃げているわけです。

日本に駐留しているのは情報機関が多い。冷戦終結以降、経済上のライバルの情報を収集して、アメリカの競争力強化に役立てると、CIAの長官が何度も公言している。日本にもアメリカの情報要員が3500人くらいいる。かつてはソ連の情報を盗聴したりしていたわけですが、冷戦以降は今はそれほどのプライオリティもなくなっているとは思いますが、明らかに日本への情報戦を仕掛けているわけで、そういう所への負担を日本政府が、というか我々の税金で賄っている。このバカバカしさ。

日本の技術資料を収集し、英語に翻訳してアメリカに送るというような、産業スパイ的な行為を公然とやっていたりしたわけです。そこの基地従業員は日本人で、日本が負担をしていた。

戦後ある時期までは、日本の国益とアメリカ追従というのが重なっていたわけで、依存しているという事にしておく事も重要だったのは確かでしょう。しかしもはやアメリカ依存は悪弊になっており、その元での権益争奪に成り果てている。アメリカは安くつくから日本にいる、それだけです。アメリカに依存するというのは、日本が自立する為に、経済発展させる為に必要な時代はとっくに終わってます。

アメリカが基地費用を負担していた頃なら、なんたら手当みたいなものをどんどん吸い上げるのは、アメリカが拒否しないかぎりにおいて悪い話ではなかったのかもしれませんが、それをアメリカが拒否した時点で、もうゲームのルールは変わっている。その時点でソ連の崩壊が予測されていましたのでそうなったのかもしれません。

そして本当に冷戦体制が終わったとき、完璧にルールは変わっている。もうアメリカ追従と国益が合致しない時代に変わっているのに、アメリカ追従が目的化しています。自立はどっかに行っちゃった。アメリカに反旗を翻して出て行けと吹き上がらなくとも自立は出来ます。無駄に金を垂れ流している構図どう考えても何の役にも立っていない。

自立の能力が無いのならわかりますが、能力も十分あるし、実体としてもうそうなっているわけで、アメリカが日本を守ってはいないわけです。ちゃんとそういう話になっている。拉致問題でピーチクパーチク、アメリカさんお願いしますと言ったって、無意味に決まっているわけです。

守って貰っていないのに、こんなバカバカしい金を垂れ流して、それが権益になっている状況はいくら何でも酷すぎる。これは反米でも何でも無い、常識です。こういう状態で、愛国心だの戦後レジームがどうたらこうたらとか言う連中がどれだけ売国奴なのかよくよく考えた方がいいでしょう。

これは思考停止状態でいる事が出来て責任を取らなくても済むのにも都合がいいわけです。アメリカに守って貰ってるんだからという事で、政府の責任を回避出来る。右も左も思考停止状態でいられる、その為にこの状態を利用している。

利用しているのならまだいい。ネタだと気付いていて、今はまだ時期尚早だと思っているのならまだ希望も持てる。しかしネタだと気付いている連中はいかにこの構造で搾取するかに邁進し、本気にしている連中は不安によってこの呪縛から逃れられない構造になってしまっている。フィクションであるという事に気付いている人ももはや統治権力の中では少数者になってしまっています。

最近ではアメリカに見捨てられた感があるので、危機意識を煽るような言説が多い。そのくせ外資排除みたいな話になったりする。こういう状態を放置しておいて外資の脅威もヘッタクレも無いと思うのですが、結局売国奴の権益の為に都合良く使い分け、アメリカに依存し、都合のいい所だけ外資を排除しようとしているだけで、国民益とは何の関係もありません。

経済が落ち込んでいれば、プライオリティが下がるのは当たり前です。中国や新興国のほうがおいしいマーケットに決まってます。無視されたくなかったら、さっさと権益を回しているような腐った構造を解体して、経済を立て直すような方向に行けばいいだけの話です。それをグズグズしていながら見捨てられるもクソも無い。

それに見捨てられるという言い方は、そういう売国奴のタクティクスです。もちろん見捨てられたっていいのだ、という言い方をして何のリソースも無いのに断固決然じゃ問題外ですが、アメリカの経済を支えているのは中国の台頭があるとは言え、まだまだ日本は貢献している。

アメリカに守って貰ってないのだから、自衛隊に金を使った方がよっぽど近代化出来るし、別の何かにも使える。消費税なんてあげる前にやる事があるという言い方がまさにピッタリ当てはまる。基地を貸しているだけでも貢献しているわけです。負担もしている。その上、思いやり予算まで貢いでいる。

例えばフィリピンからはアメリカ軍が出て行きました。フィリピン政府がアメリカ軍の費用の負担を拒否したからですが、別にその事でフィリピン政府は何も困っていません。

中国がアメリカにとって重要なパートナーであるという事は確かですが、日本のように基地を貸したり、アメリカ軍の費用を負担したりとかはしていないわけです。

そういう意味では日本はアメリカにとって重要であるという事はそんなに変わっていない。思いやり予算なんか出さなくとも十分貢献しているわけです。米国債の重要なお客様でもあるわけですし。

それにアメリカ軍が駐留している国で日本ほど金を払っている国は無いと書きましたが、そういう国がアメリカと上手く関係が結べていないかというと、そんな事も無いわけで、アメリカ軍が駐留していない国がアメリカと関係を結べていないかと言えばそんな事も全く無い。友好関係は結べる。

こんなに金を貢がなきゃ相手にしてもらえないと言うのなら、どれだけ政府が無能であるかという事をわざわざ宣伝しているようなもんです。だから一人前の国だと見られないという帰結につながる。金で何でも解決していると。

金を貢いでも、経済的に落ちぶれてくればプライオリティは下がります。そっちを気にした方がいい。経済的に落ちぶれてくれば無い袖はふれなくなる。アメリカは冷たい国ですから、というかそれが普通と言えば普通なんですが、アメリカにとって得が無ければ、どんどん無視されるようになる。

今はまだそこまで行っちゃいない。拉致問題だって一応気にしていますという言い方を、アメリカは気を使うわけです。何もしてくれないと吹き上がったって無駄ですし、実際何もしてくれませんが、日本がヘソを曲げちゃ困ると考えているから、弁解をしている。

天皇かアメリカか、疑似近代化を走らせる為のツールとしての柱が無い状態を日本は経験した事が無い。だからある時期までは必要なのは確かかもしれません。

しかし天皇が次第に目的化にした事によって、暴走し徹底的なダメージを受けたように、アメリカが目的化し、もうすでにバブル崩壊という経済レベルでいえば戦争に負けるのに匹敵するような大打撃を受けているにもかかわらず、まだ変わるどころか強化させようという方向性は、どう考えても不合理です。いい加減に思考停止から脱却しないとこの構造は変わらない。

ネオリベ化しようが、再配分化しようが、目的がない状態で舵を切ればどうせ同じ事です。自立出来ないのではなく自立しないだけです。我々のメンタリティの問題だと言ってもいい。

しつこいながらも、更につづく!!