心が折れそうな時は。3

Coldplay のThe Scientistでひと休み。

一難さってまた一難、とはよく言いますが、まさにそんな感じの三日坊主でございます。せっかく厄介事が一段落したと思ったのに・・・・・

詳しくは書けませんが、人と人がわかりあうという事が、難しい事なのだという、まあ当たり前なのですがそういう現実に、今にも折れそうな人が自分の周りにいます。

自分には助言しか出来ないので、たいした事は出来ないのですが、人と人がわかりあうという命題は非常に難しい人類の最大の命題かもしれません。夫婦喧嘩から国家間の戦争まで、結局原因は人と人がわかりあえないからという事になろうかと思います。

ようするに人は本質的には孤独な生き物であり、あくまでも現実は錯覚に過ぎないとしても、現実は確かにそこにあり、孤独を感じる辛さは人を嘆き悲しませる。

自分にはそれに対する処方箋は言えません。力不足を感じる次第です。

日本のような甘えた環境に暮らしているのに何たらかんたら的な説教は正論なのでしょう。しかし全く意味がありません。正論はわかっちゃいるけれど、目の前にある現実に苦痛を感じていれば、イラクの人々を見てみろ、もっと苦しい人だっているんだぞ、なんていう話は誰だってわかっちゃいます。わかっちゃいるけど・・・・という感じなのでしょう。本当はそれこそがわかっていない事なのかもしれませんが、わかっていると主張する人にそんな事を言っても無力です。

ただ簡単な解決策を求めるな、諦めずにコミットする以外に方法は無い、選択肢はそれしかないのだから、諦めちゃったら終わりだぞ、と言う以外に無いので、そう助言しても、諦めずにコミットしてもどう考えても出口は無いし、その過程で辛い思いをしたり、解決策につながるような希望が全く見えない状態の人に対して、語りかける言葉がありません。

せめて聞いて、ちょっと前に書いた話ではありませんが、悩み事をオフショアリングしてシェアしちゃえなんて、ようするにゲシュタルト、存在とは関係性の結節点でもあるわけですから、関係性によって全体が個の総和以上のもの、あるいは別のものになってしまう不思議な性質が関係性にはあるので、相談したり周りとの関係性を利用した方が、一人でウジウジ考えるよりはマシだと言えるレベル、そうはいかないレベルというのがやっぱりそれぞれあるわけです。

周りに言うわけにはいかないようなどうにもならない話であったり、周りにそれを話すといろんな意味で孤立する可能性のある話であったり、言っても解決策はほぼ無いような話であれば、中々人に相談すると言っても難しいのでしょうし、相談された自分も何も言えません。関係性をぶち壊してしまいかねない話であれば、そうは行かないのが現実です。

そんなことで壊れる関係性なら、初めからそんなもんだよ的な事を正論としては言えるのかもしれませんが、現実にアップアップしている人には中々言える事じゃありません。

とりあえず厄介な現実をそこそこのテンションで乗り切る為には、ロックは有り難い味方です。