前回の続きにて候。
台湾の政権交代が仮に起こり、舵を切り替えるとなるだけで、状況はだいぶ変わるかもしれないというのは有り得る話です。台湾というのはすでに、中国本土との経済依存度をかなり深めていて、国民は独立、統一ではなく、問題を先送りにしたモラトリアム路線を望んでいるようです。台湾の経済発展の為にも中国はすでにかかせないパートナーになってしまっています。
危機的状態にあっても、アメリカもそれほど熱心ではないし、日本も知らん顔している、国民の過半数は中国人だ、もしくは台湾人であると同時に中国人でもある、と思っている国です。連戦が中共詣でした時もそうでしたが、中国も友好的だし、独立を叫んで戦争するのも馬鹿らしくなり、統一してもたいして影響がないのではないか的な方向に民意が動いたりすると、厄介な状況になるのではないかと思います。
日本も台湾が中国に飲み込まれるという事はどういう事になるか真剣に考えていません。台湾海峡有事は憲法改正や危機を煽る事によってリソースとなる政治家どもによって騒がれますが、最悪有事など起こらず気が付いたら、本当に一つの中国になってしまう可能性だってあるのではないかと考えてしまいます。
台湾の独立を許すという事は中国にとってドメスティックな問題を押さえつける事が出来なくなる可能性があり、最悪国がバラバラになる可能性を持っています。何が何でも独立は阻止するでしょうし、アメリカに交渉のカードを突き付けて、バーター取引に持ち込み解決する方法から、武力行使による制圧まで考えている、その為には友好を謳ったり、脅したり、なだめすかしたりと、何だってやってくる国です。
そういう現実を見なければならないのではないでしょうか。中共の舵取りが失敗する事を前提に考えるより、最悪の事態を想定して貰わない事には国の舵取りなど危なくて任せられません。
中国と台湾の結びつきが深くなるという事は、この国も、アメリカにも厄介な事態です、以前からアメリカでは、ラムズフェルド元国防長官なんかも、中国の軍事力に対する懸念として、グァムへの移転を一部だけではなく真剣に考えていました。
先制攻撃の危険にさらされている地点に、米兵を置いておくのは得策ではないという事でしょう。沖縄や韓国からの撤収を真剣に考えていました。
この国は米軍再編なんて騒いでいますが、結局他国の為にアメリカ兵を犠牲にしても、韓国でもこの国でも迷惑がっている人も多いですし、キティーホークがその役目を終え、原子力空母が代わりに横須賀基地に来る事に反対している人もいっぱいたりもします。
北東アジアの緊張を演出していながら、日本を見捨てるかもしれないという、匕首を突き付けて日本との交渉のリソースに使い、ゲインを引き出そうとしています。それに対して現政権はアメリカさん見捨てないでと奴隷根性丸出しの外交をしているわけです。
米軍反対を叫ぶ輩も、米軍に依存している輩も、米軍がいなくなるとどうなるのか、真剣に考えていません。米軍が助けてくれる事を前提にした思考か、平和を唱えれば平和になるという寝ぼけた思考ばかりで、自立する為に必要な議論は全く行われていません。自立するという選択をする為には軍事力がなければ不可能です。平和バカと共闘するのが嫌な理由はそこん所です。平和バカのおかげで自立という選択肢が非常にとりにくい状況です。
アメリカにはとっとと出て行ってもらいたいと思いますが、非武装中立では国民的な合意は不可能です。それは戦争がしたくてそんな事を言っているのではありません。平和を担保する為には、現状のパワーゲームを眺めていて、万が一という時に何もリソースが無いのでは危険です。
最低でも攻撃されないような反撃能力が無ければ、本当に武力行使や制圧を受ける可能性は少なくとも、脅されてただ言う事を聞くだけという状況はあり得る話です。実際現状でもそうなのですから。
これにはゲヴァルトによる脅しに対して、仮に現状の丸裸に近い状況でなど絶対に不可能だと思わせるような、アホな統治権力の交渉力のなさという問題もありますし、仮にこのバカどもにそんな危険なおもちゃを与えて、まともに舵取りが出来るのか?という事を考えてしまうと、無論不可能な気がします。だから依存しかないのかと言うと、これも先行きは真っ暗と、八方塞がりの感は否めません。
中国はドルに挑戦しています。ドル圏DNA、ダラー・ニュー・エリア、すなわち日本、タイ、マレーシア、台湾、韓国、サウジアラビア、クウェート、輸出で儲けたり、石油を売って儲けた金で、米国債を買い借金まみれのアメリカ経済を支え、自国の軍事的安全を担保してもらっています。
ドル圏DNAはドルそのものの力の源泉、信用を担保していますが、中国はそこに攻撃を仕掛け始めています。DNAは、1兆ドル以上のドルを抱えていますが、中国はそれに匹敵するドルを保有しています。アメリカが中国に対して経済封鎖を行うのであれば、宣戦布告と見なしドルを売り払う、そうやってアメリカを脅しています。ドルは暴落するでしょうし、債券も値崩れを引き起こすでしょう。実際に円なり、ユーロなりを買わなければいけませんから、難しいでしょうけれど、中国ならやりかねないと思わせる所があります。
中国の動きに対して恐怖が生まれれば、ドルは信用を失う事になります。相対的に人民元の信用は増して、あわよくば国際基軸通貨の地位をせしめる事も出来るかもしれないなんて考えているかもしれません。ユーロ諸国もユーロに対する信頼が高まれば、悪くない、それまでドルを支えてきた国々もドル買いを控えるようになるでしょう。買い支えを失った、借金まみれのアメリカ経済はしぼんでいきかねない。サブプライムでヒーヒー言っていますし、懸念材料はいくらでもあります。アメリカは偽りの好景気を謳歌していましたが、基幹産業はパッとしません。アメリカ国内の企業の空洞化は競争力を維持していく事が難しくなるという事です。
中国の経済発展を支えているのは、クリントンの無謀な人民元の交換レートの切り下げによる所が大きく、日本を経済的な二流国家にする為の政策でもあったと言われていますが、その不当に低く抑えられた人民元の価値が、中国のスーパーパワーの源でした。
それを日本のように貿易摩擦で叩かれた国と違って、アメリカに投資をした。中国がアメリカからの投資を引き上げれば、アメリカ経済は徹底的な打撃を受ける事になります。もちろんそれは簡単な話ではありませんが。
アメリカはすでに経済の上では中国とは手打ちをしているように見えます。経済的には完全に繋がっている。中国の人民元の切り上げがなぜあの程度で済んでいるのか?中国が米国債を買い支えてくれるから。それももちろんありますが、アメリカが本気でそれを是正させようと思えば、もっと圧力をかけるはずです。アメリカは双子の赤字を抱えていてどうにもならない状態だ的な言われ方もします。しかし半分は正しいかもしれませんが半分は違います。アメリカは貿易赤字に見えますが、実際は中国がアメリカ企業の工場になっていますので、儲かっているのはアメリカの企業です。安い中国の労働市場を使い、貿易で赤字を被っている以上に、キッチリアメリカの企業は儲けています。だから人民元の更なる切り上げもポーズばかりという事になるのです。
この構造を生み出す事によって、急激なインフレは起こらない仕組みになっています。だから金利も上がりにくい。もちろん中国もそれによって雇用を生み出したり出来ますし、将来、技術を完全に獲得出来れば自立すると考えるのかもしれませんが。日本もいつまでもデフレから抜け出られないのはこの構造に組み込まれているからです。
アメリカはではすでにこのままでは中国には太刀打ち出来ないと、本当にそう思っているのか、それともそういうふりをしているのかははっきりわかりませんが、方向転換しています。軍事的優位はアメリカに間違いなく分があるとは思いますが、肝心なのは本当にしろ、演技にしろ、中国と協調路線をこれまでより表面的には押し進めているという事です。
経済的発展はアメリカに取ってもいい金儲けになるでしょう、あまり敵対意識ばかり燃やし続けても、中国の利権をヨーロッパ諸国に奪われる可能性もある、経済的合理性から考えれば、中国と仲良くするにこした事は無いですし、エネルギー問題でのステークホルダーとして、この国より中国と組んだ方が合理的と踏むのも当然と言えば当然です。
経済的な発展速度だけではなく、敵対を続ける事が中国の軍備増強、近代化をさらに推し進めて、将来的な軍事的パワーバランスの逆転を引き起こしかねないのではないかという懸念、そこでエネルギー問題、石油を求めてバーターで中国と密約を結んだりすれば、日本なんてお払い箱です。
アメリカは王道の精神一本やりの日本とは違って、野蛮で単細胞ながら、勝敗が微妙だと予測すると、綿密に計画を練ります。前大戦だって開戦前から、この国の統治の方法を考えていたというのですから、勝てるわけありません。アメリカは、不利であるなら不利であるなりの、戦い方を考えます。力の差を玉砕や特攻で何とかしようとしたり、負けるくらいなら死んだ方がましだなどとは考えない。ゼロサムで考えたりしない。彼らなりのトライアル&エラーを重ね、東アジアの覇権を中国に売り渡しても、その分の見返りはキッチリあれば、その選択をとる可能性だって全く有り得ないとは言えない。
アメリカが自国の安全保障の観点からそんな選択を取るわけがない、確かに現時点ではそうでしょう。中国の外交による台頭、軍事力の増強、経済発展、それらは爆発的な勢いで伸びています。日本のように責任を回避する為にグズグズしていません。アメリカの圧倒的優位はしばらく動きそうもありませんが、アメリカが拒もうが、認めたくなかろうが、中国に譲歩しないと自国のエネルギー政策や経済発展を担保出来ないとなれば、アメリカだって選択の余地がなくなる可能性はあるはずです。
そこまで行かなくとも、中国と取引するのが一番経済合理性にかない、自国の安全保障にもなるというプレゼンテーションを中国から持ちかけられれば、アメリカの軍事的な優位があればあるほど、中国と取引した方が得なのではないか、アメリカの優位は変わらないわけだし、それに中国は先制攻撃能力を有している可能性もあるわけだし、争っても益はない、という考えだってひょっとすると出てくるかもしれませんし、もう半ばそれに近い取引関係も結びつつあります。そんな事は絶対に有り得ないという前提は非常に危険なのではないかと思うのです。
アメリカにとっても中国にとっても、非論理的思考で嘘ばかり付いているように見える原理原則のない我が国を野放しにしておくという選択は何よりも危険だと考えているはずです。中国と取引して日本をきちんと管理し、奴隷として眠らせておく事が出来ると考え、見返りが十分得られれば、沖縄や日本の基地の権益を中国に売り渡したって別に不思議な話ではないのではないかと感じます。
実際に小泉安倍的なるものをアメリカは擁護していましたが、それは中国に対する交渉のカードとして利用しているに過ぎません。中国も日本を叩きながらアメリカに対して牽制を行っている側面もある、その狭間で右往左往しているわけです。
そんな事は有り得ない、こんなはずではない、そういう思考停止的対米追従路線のまま、アメリカは簡単に梯子をはずしてくる国だという事を忘れ、前大戦で日本に何をしたのかを忘れ、政治家は惰眠を貪り、役人は省益に邁進し、メディアは自らの権益を守り、企業は経済活動にうつつをぬかし、国民が無関心、無責任、諦め、依存と甘えの状況のままであるのなら、悲劇的な状況になる可能性もあるわけです。いや、まだ目覚めるだけの悲劇が味わえれば変わる可能性がありますが、そういう悲劇ではなく、苦しいが我慢出来る、宗主国に依存していれば貧しいが生きて行けるという、家畜のようにスポイルされたままである、もっと救いのない絶望的な状況だって有り得ます。
現時点だってそれに近いものがあり、ただ生かされて、搾取され続け、自立的な思考も皆無、先のない経済、政治、借金でもこの国は目覚める気配すらありません。多少今より酷くなってもこの国の奴隷根性は筋金入りです。歴史的に見ても国民が自立的に何かを獲得した経験がなく、いつも誰か大きな力のある存在に依存して来ただけで、そもそもこの国には自立という概念など芽生える要素は何もなく、不可能な事なのかもしれません。
最悪の事態を想定した戦略的思考が重要なんですが、この国の奴隷根性はどうにもならない状況です。アメリカの先の見えない覇権に依存するより、成長著しい中国の奴隷になった方が権益があると考える人もたくさんいそうです。
しかしこれだけは頭に叩き込んでおかなければならないのは、香港や台湾と違って、我々は中国人ではありませんし、中国人はこの国が大っ嫌いです。その現実は忘れてはなりません。とは言っても実際にコストをかけて日本と争うよりも、得になると思わせる事が出来れば好きとか嫌いとか言ってられなくなります。そういう意味では日本人のような非論理性はありませんのでわりとわかり易い。
彼らにとってパートナーシップを結んだ方が得策だと思わせて、信頼関係を築いて行く、これしかありません。それは犬になったり隷属したりという意味とは全く異なります。軍事力を持たないなら、軍事力で脅されてもおたおたせずにいられるかどうかという覚悟も重要です。台湾の問題だって平和的な解決を望むなら、中国と友好関係を結び、その上で物言える関係性を築く以外、現状のリソースを考えれば他に効果的な方法も見当たりません。吹き上がって出来もしない事を空威張りしても、空威張りだと気付いている相手には何の役にも立たないのです。
アメリカが冷たいわけではありません。それがパワーポリティックスの現実でもあり、人の歴史でもあります。中国が非道なのでもありません。それが人の営みでもあるのだと思います。ここに書いてある事は極論ですが、全く有り得ない非現実的な話だと笑って済ます事が出来れば幸せです。そんな厄介な事態にならない為にも、我々は目覚めなければなりません。
アメリカの戦略は覇道の精神にも似ています。石原莞爾も最終戦総論のなかでそう言っています。日本の王道、すなわち天皇制と、西洋の覇道、すなわちアメリカの大統領制がぶつかる最終戦争を予測していました。王道といういわゆる情緒論や感情論が、覇道と言う論理的思考や合理性に立ち向かい、それを打ち砕く為には、東亜の西洋からの植民地支配からの開放と天皇制という制度が機能し、テクノロジーの発達後に起こすべしと言っていました。結局日本はそれを待たずに戦争に突入し、破れ、石原の言った意味での天皇制も捨て、西洋の植民地政策も終わりを告げ、東亜も発展し、ただ単に恨まれているだけになってしまい現在があります。
戦後バブル期をピークに経済戦争で、石原の言った最終戦争が別の意味で勃発し、勝利をその手に掴む所まで言ったが、結局、官僚の下らない政策によってこの国は自爆してしまいました。東亜からの恨みは、侮蔑も加わり、この国の代わりに、王覇両道を備えた中国がアジアの名手となり、今は西洋をやり込めています。アメリカも今は中国の台頭にはまともに戦えないと考えているというわけです。中国と取引をしても、その約束を、中国もアメリカも守るのかどうかはわかりませんが。
本来、情緒的な思考や感情論というのは、ニーチェが言う所のルサンチマンの戯言に繋がります。ようは建前論やきれい事、インチキで、レジティマシーを調達するためだったり、本当の目的や原因をぼやかすものになりがちです。よっぽどの特殊要因が無ければ、合理性を打ち負かす事はできないのではないでしょうか。所詮弱者の戯言になってしまう危険性があります。
天皇制や八紘一宇や大東亜共栄圏のような、理想と言う嘘が必要でそれが感情論に逃げている弱者達に大義名分を与え、合理性と言う自然の摂理に従った無理の無い状態を打ち負かすパワーを生み出す可能性があるのかもしれませんが、そんなものはもうこの国にはないし、甘えと依存に満ちた、ベタベタした情緒論ばかりです。
中国には華夷秩序という、その理想と言う嘘も、合理性と言う無理の無い目標も持ち合わせて、国として問題はありながらも、何とか一つにまとまっている、そのまま機能し続ける事が出来るとするなら、太刀打ち出来なくなるのもしかたないと思います。
だからアメリカ一国に依存している状態はどう考えても危険です。当然武力を持って自立をするなど現実的ではないのは確かです。憲法だって今の統治権力では改正なんて任せられるわけありませんし、国民の民度もそれに追いついていません。
もちろんそれらを獲得して行く事は重要かもしれませんが、現実的な選択肢としては軍事だけという事ではなく、アメリカ一辺倒ではどうにも立ちいかないのは明白な事実です。アメリカとの関係も重要ですが、やはり中国との関係も、ウィンウィンの関係を結ばずして、未来はない、そしてその狭間でいかにエネルギー問題と、食料問題、資源の問題を考えるのかというのが重要なのではないかと思うわけであります。
国際貿易の幸福だった時代を前提にして、金で買えるが故に、リカルドの言う比較優位の学説を素朴に信奉しているのが現状です。工業製品が得意ならそれを売って、それで得た金で買えばいいと。その結果資源配分が国際的に最適化される。
経済全般に言える事ですが、これには条件があって、資源ナショナリズムのような政府が市場を閉じる、特に希少資源についてはそういう場合があるという事、農産物についても足りなくなってくれば、当然の事ながら高い金を出しても買えないという可能性が実際に出て来ている。そういう風になったとき得意なものに特化するというのもほどほどにしたほうがいいという話が出てくる。あるいは分野で分ける、比較優位というのは工業製品なら工業製品の中で考える。農業なら農業の中で考えるという風になる。
ホッブスはリソースが有限である事を前提にしていましたが、ロックは労働によって価値を生み出せると考えた。しかしやっぱり有限だという方向性になっていて、開発もしつくしちゃったし、金で買えないものが出て来て、簡単に手放さなくなってくると、工業製品がどんなに得意だって、生きて行く為には無意味になる可能性だってあるわけです。
金で買えるような状態がいつもだとは言えない。金で買えない場合もある。というのが安全保障の基本であるはずなのですが、吉田茂スキームで経済立国を目指して、安全保障に関してはアメリカに依存する体制になった結果、金で買えなくなった時にどうするのか?という事を考えてこなかったし、今でも考えていない。高い金を払えば買えるうちならまだいいが、その時の戦略を練っておく必要があるのではないかと思うわけであります。
経済の力というのももちろん重要ですが、そういう局面になればやっぱり軍事がものを言う局面が出てくる。戦後この国が発展出来たのは、アメリカの強大な軍事力という暴力装置が背景にあったから経済活動に専念出来た側面もあるわけですし、だからこそ権益をアメリカ第一で考えなければならなかったという側面がある。そういう状況に戦略的にどう現状の限られたリソースで向き合って行くのか、どういう方向性を目指していくのかというのが今必要な事なのだろうと思うわけであります。
そうなると、GATT体制に乗っかったが為に、工業製品でこれだけ発展出来た、しかしGATTに乗っているがために農産物も差し出さなくてはならなくなると言うバーターな関係があって、これまた矛盾にぶつかります。それがなきゃ発展もなかったのだから、それを言えばその通りなのですが、日本の国土の状況から考えると、GATT、WTOの話は日本に取っては厳しい条件です。外交問題、貿易摩擦と言う壁が大きく立ちはだかっているわけです。
無念!!つづく!!!
台湾の政権交代が仮に起こり、舵を切り替えるとなるだけで、状況はだいぶ変わるかもしれないというのは有り得る話です。台湾というのはすでに、中国本土との経済依存度をかなり深めていて、国民は独立、統一ではなく、問題を先送りにしたモラトリアム路線を望んでいるようです。台湾の経済発展の為にも中国はすでにかかせないパートナーになってしまっています。
危機的状態にあっても、アメリカもそれほど熱心ではないし、日本も知らん顔している、国民の過半数は中国人だ、もしくは台湾人であると同時に中国人でもある、と思っている国です。連戦が中共詣でした時もそうでしたが、中国も友好的だし、独立を叫んで戦争するのも馬鹿らしくなり、統一してもたいして影響がないのではないか的な方向に民意が動いたりすると、厄介な状況になるのではないかと思います。
日本も台湾が中国に飲み込まれるという事はどういう事になるか真剣に考えていません。台湾海峡有事は憲法改正や危機を煽る事によってリソースとなる政治家どもによって騒がれますが、最悪有事など起こらず気が付いたら、本当に一つの中国になってしまう可能性だってあるのではないかと考えてしまいます。
台湾の独立を許すという事は中国にとってドメスティックな問題を押さえつける事が出来なくなる可能性があり、最悪国がバラバラになる可能性を持っています。何が何でも独立は阻止するでしょうし、アメリカに交渉のカードを突き付けて、バーター取引に持ち込み解決する方法から、武力行使による制圧まで考えている、その為には友好を謳ったり、脅したり、なだめすかしたりと、何だってやってくる国です。
そういう現実を見なければならないのではないでしょうか。中共の舵取りが失敗する事を前提に考えるより、最悪の事態を想定して貰わない事には国の舵取りなど危なくて任せられません。
中国と台湾の結びつきが深くなるという事は、この国も、アメリカにも厄介な事態です、以前からアメリカでは、ラムズフェルド元国防長官なんかも、中国の軍事力に対する懸念として、グァムへの移転を一部だけではなく真剣に考えていました。
先制攻撃の危険にさらされている地点に、米兵を置いておくのは得策ではないという事でしょう。沖縄や韓国からの撤収を真剣に考えていました。
この国は米軍再編なんて騒いでいますが、結局他国の為にアメリカ兵を犠牲にしても、韓国でもこの国でも迷惑がっている人も多いですし、キティーホークがその役目を終え、原子力空母が代わりに横須賀基地に来る事に反対している人もいっぱいたりもします。
北東アジアの緊張を演出していながら、日本を見捨てるかもしれないという、匕首を突き付けて日本との交渉のリソースに使い、ゲインを引き出そうとしています。それに対して現政権はアメリカさん見捨てないでと奴隷根性丸出しの外交をしているわけです。
米軍反対を叫ぶ輩も、米軍に依存している輩も、米軍がいなくなるとどうなるのか、真剣に考えていません。米軍が助けてくれる事を前提にした思考か、平和を唱えれば平和になるという寝ぼけた思考ばかりで、自立する為に必要な議論は全く行われていません。自立するという選択をする為には軍事力がなければ不可能です。平和バカと共闘するのが嫌な理由はそこん所です。平和バカのおかげで自立という選択肢が非常にとりにくい状況です。
アメリカにはとっとと出て行ってもらいたいと思いますが、非武装中立では国民的な合意は不可能です。それは戦争がしたくてそんな事を言っているのではありません。平和を担保する為には、現状のパワーゲームを眺めていて、万が一という時に何もリソースが無いのでは危険です。
最低でも攻撃されないような反撃能力が無ければ、本当に武力行使や制圧を受ける可能性は少なくとも、脅されてただ言う事を聞くだけという状況はあり得る話です。実際現状でもそうなのですから。
これにはゲヴァルトによる脅しに対して、仮に現状の丸裸に近い状況でなど絶対に不可能だと思わせるような、アホな統治権力の交渉力のなさという問題もありますし、仮にこのバカどもにそんな危険なおもちゃを与えて、まともに舵取りが出来るのか?という事を考えてしまうと、無論不可能な気がします。だから依存しかないのかと言うと、これも先行きは真っ暗と、八方塞がりの感は否めません。
中国はドルに挑戦しています。ドル圏DNA、ダラー・ニュー・エリア、すなわち日本、タイ、マレーシア、台湾、韓国、サウジアラビア、クウェート、輸出で儲けたり、石油を売って儲けた金で、米国債を買い借金まみれのアメリカ経済を支え、自国の軍事的安全を担保してもらっています。
ドル圏DNAはドルそのものの力の源泉、信用を担保していますが、中国はそこに攻撃を仕掛け始めています。DNAは、1兆ドル以上のドルを抱えていますが、中国はそれに匹敵するドルを保有しています。アメリカが中国に対して経済封鎖を行うのであれば、宣戦布告と見なしドルを売り払う、そうやってアメリカを脅しています。ドルは暴落するでしょうし、債券も値崩れを引き起こすでしょう。実際に円なり、ユーロなりを買わなければいけませんから、難しいでしょうけれど、中国ならやりかねないと思わせる所があります。
中国の動きに対して恐怖が生まれれば、ドルは信用を失う事になります。相対的に人民元の信用は増して、あわよくば国際基軸通貨の地位をせしめる事も出来るかもしれないなんて考えているかもしれません。ユーロ諸国もユーロに対する信頼が高まれば、悪くない、それまでドルを支えてきた国々もドル買いを控えるようになるでしょう。買い支えを失った、借金まみれのアメリカ経済はしぼんでいきかねない。サブプライムでヒーヒー言っていますし、懸念材料はいくらでもあります。アメリカは偽りの好景気を謳歌していましたが、基幹産業はパッとしません。アメリカ国内の企業の空洞化は競争力を維持していく事が難しくなるという事です。
中国の経済発展を支えているのは、クリントンの無謀な人民元の交換レートの切り下げによる所が大きく、日本を経済的な二流国家にする為の政策でもあったと言われていますが、その不当に低く抑えられた人民元の価値が、中国のスーパーパワーの源でした。
それを日本のように貿易摩擦で叩かれた国と違って、アメリカに投資をした。中国がアメリカからの投資を引き上げれば、アメリカ経済は徹底的な打撃を受ける事になります。もちろんそれは簡単な話ではありませんが。
アメリカはすでに経済の上では中国とは手打ちをしているように見えます。経済的には完全に繋がっている。中国の人民元の切り上げがなぜあの程度で済んでいるのか?中国が米国債を買い支えてくれるから。それももちろんありますが、アメリカが本気でそれを是正させようと思えば、もっと圧力をかけるはずです。アメリカは双子の赤字を抱えていてどうにもならない状態だ的な言われ方もします。しかし半分は正しいかもしれませんが半分は違います。アメリカは貿易赤字に見えますが、実際は中国がアメリカ企業の工場になっていますので、儲かっているのはアメリカの企業です。安い中国の労働市場を使い、貿易で赤字を被っている以上に、キッチリアメリカの企業は儲けています。だから人民元の更なる切り上げもポーズばかりという事になるのです。
この構造を生み出す事によって、急激なインフレは起こらない仕組みになっています。だから金利も上がりにくい。もちろん中国もそれによって雇用を生み出したり出来ますし、将来、技術を完全に獲得出来れば自立すると考えるのかもしれませんが。日本もいつまでもデフレから抜け出られないのはこの構造に組み込まれているからです。
アメリカはではすでにこのままでは中国には太刀打ち出来ないと、本当にそう思っているのか、それともそういうふりをしているのかははっきりわかりませんが、方向転換しています。軍事的優位はアメリカに間違いなく分があるとは思いますが、肝心なのは本当にしろ、演技にしろ、中国と協調路線をこれまでより表面的には押し進めているという事です。
経済的発展はアメリカに取ってもいい金儲けになるでしょう、あまり敵対意識ばかり燃やし続けても、中国の利権をヨーロッパ諸国に奪われる可能性もある、経済的合理性から考えれば、中国と仲良くするにこした事は無いですし、エネルギー問題でのステークホルダーとして、この国より中国と組んだ方が合理的と踏むのも当然と言えば当然です。
経済的な発展速度だけではなく、敵対を続ける事が中国の軍備増強、近代化をさらに推し進めて、将来的な軍事的パワーバランスの逆転を引き起こしかねないのではないかという懸念、そこでエネルギー問題、石油を求めてバーターで中国と密約を結んだりすれば、日本なんてお払い箱です。
アメリカは王道の精神一本やりの日本とは違って、野蛮で単細胞ながら、勝敗が微妙だと予測すると、綿密に計画を練ります。前大戦だって開戦前から、この国の統治の方法を考えていたというのですから、勝てるわけありません。アメリカは、不利であるなら不利であるなりの、戦い方を考えます。力の差を玉砕や特攻で何とかしようとしたり、負けるくらいなら死んだ方がましだなどとは考えない。ゼロサムで考えたりしない。彼らなりのトライアル&エラーを重ね、東アジアの覇権を中国に売り渡しても、その分の見返りはキッチリあれば、その選択をとる可能性だって全く有り得ないとは言えない。
アメリカが自国の安全保障の観点からそんな選択を取るわけがない、確かに現時点ではそうでしょう。中国の外交による台頭、軍事力の増強、経済発展、それらは爆発的な勢いで伸びています。日本のように責任を回避する為にグズグズしていません。アメリカの圧倒的優位はしばらく動きそうもありませんが、アメリカが拒もうが、認めたくなかろうが、中国に譲歩しないと自国のエネルギー政策や経済発展を担保出来ないとなれば、アメリカだって選択の余地がなくなる可能性はあるはずです。
そこまで行かなくとも、中国と取引するのが一番経済合理性にかない、自国の安全保障にもなるというプレゼンテーションを中国から持ちかけられれば、アメリカの軍事的な優位があればあるほど、中国と取引した方が得なのではないか、アメリカの優位は変わらないわけだし、それに中国は先制攻撃能力を有している可能性もあるわけだし、争っても益はない、という考えだってひょっとすると出てくるかもしれませんし、もう半ばそれに近い取引関係も結びつつあります。そんな事は絶対に有り得ないという前提は非常に危険なのではないかと思うのです。
アメリカにとっても中国にとっても、非論理的思考で嘘ばかり付いているように見える原理原則のない我が国を野放しにしておくという選択は何よりも危険だと考えているはずです。中国と取引して日本をきちんと管理し、奴隷として眠らせておく事が出来ると考え、見返りが十分得られれば、沖縄や日本の基地の権益を中国に売り渡したって別に不思議な話ではないのではないかと感じます。
実際に小泉安倍的なるものをアメリカは擁護していましたが、それは中国に対する交渉のカードとして利用しているに過ぎません。中国も日本を叩きながらアメリカに対して牽制を行っている側面もある、その狭間で右往左往しているわけです。
そんな事は有り得ない、こんなはずではない、そういう思考停止的対米追従路線のまま、アメリカは簡単に梯子をはずしてくる国だという事を忘れ、前大戦で日本に何をしたのかを忘れ、政治家は惰眠を貪り、役人は省益に邁進し、メディアは自らの権益を守り、企業は経済活動にうつつをぬかし、国民が無関心、無責任、諦め、依存と甘えの状況のままであるのなら、悲劇的な状況になる可能性もあるわけです。いや、まだ目覚めるだけの悲劇が味わえれば変わる可能性がありますが、そういう悲劇ではなく、苦しいが我慢出来る、宗主国に依存していれば貧しいが生きて行けるという、家畜のようにスポイルされたままである、もっと救いのない絶望的な状況だって有り得ます。
現時点だってそれに近いものがあり、ただ生かされて、搾取され続け、自立的な思考も皆無、先のない経済、政治、借金でもこの国は目覚める気配すらありません。多少今より酷くなってもこの国の奴隷根性は筋金入りです。歴史的に見ても国民が自立的に何かを獲得した経験がなく、いつも誰か大きな力のある存在に依存して来ただけで、そもそもこの国には自立という概念など芽生える要素は何もなく、不可能な事なのかもしれません。
最悪の事態を想定した戦略的思考が重要なんですが、この国の奴隷根性はどうにもならない状況です。アメリカの先の見えない覇権に依存するより、成長著しい中国の奴隷になった方が権益があると考える人もたくさんいそうです。
しかしこれだけは頭に叩き込んでおかなければならないのは、香港や台湾と違って、我々は中国人ではありませんし、中国人はこの国が大っ嫌いです。その現実は忘れてはなりません。とは言っても実際にコストをかけて日本と争うよりも、得になると思わせる事が出来れば好きとか嫌いとか言ってられなくなります。そういう意味では日本人のような非論理性はありませんのでわりとわかり易い。
彼らにとってパートナーシップを結んだ方が得策だと思わせて、信頼関係を築いて行く、これしかありません。それは犬になったり隷属したりという意味とは全く異なります。軍事力を持たないなら、軍事力で脅されてもおたおたせずにいられるかどうかという覚悟も重要です。台湾の問題だって平和的な解決を望むなら、中国と友好関係を結び、その上で物言える関係性を築く以外、現状のリソースを考えれば他に効果的な方法も見当たりません。吹き上がって出来もしない事を空威張りしても、空威張りだと気付いている相手には何の役にも立たないのです。
アメリカが冷たいわけではありません。それがパワーポリティックスの現実でもあり、人の歴史でもあります。中国が非道なのでもありません。それが人の営みでもあるのだと思います。ここに書いてある事は極論ですが、全く有り得ない非現実的な話だと笑って済ます事が出来れば幸せです。そんな厄介な事態にならない為にも、我々は目覚めなければなりません。
アメリカの戦略は覇道の精神にも似ています。石原莞爾も最終戦総論のなかでそう言っています。日本の王道、すなわち天皇制と、西洋の覇道、すなわちアメリカの大統領制がぶつかる最終戦争を予測していました。王道といういわゆる情緒論や感情論が、覇道と言う論理的思考や合理性に立ち向かい、それを打ち砕く為には、東亜の西洋からの植民地支配からの開放と天皇制という制度が機能し、テクノロジーの発達後に起こすべしと言っていました。結局日本はそれを待たずに戦争に突入し、破れ、石原の言った意味での天皇制も捨て、西洋の植民地政策も終わりを告げ、東亜も発展し、ただ単に恨まれているだけになってしまい現在があります。
戦後バブル期をピークに経済戦争で、石原の言った最終戦争が別の意味で勃発し、勝利をその手に掴む所まで言ったが、結局、官僚の下らない政策によってこの国は自爆してしまいました。東亜からの恨みは、侮蔑も加わり、この国の代わりに、王覇両道を備えた中国がアジアの名手となり、今は西洋をやり込めています。アメリカも今は中国の台頭にはまともに戦えないと考えているというわけです。中国と取引をしても、その約束を、中国もアメリカも守るのかどうかはわかりませんが。
本来、情緒的な思考や感情論というのは、ニーチェが言う所のルサンチマンの戯言に繋がります。ようは建前論やきれい事、インチキで、レジティマシーを調達するためだったり、本当の目的や原因をぼやかすものになりがちです。よっぽどの特殊要因が無ければ、合理性を打ち負かす事はできないのではないでしょうか。所詮弱者の戯言になってしまう危険性があります。
天皇制や八紘一宇や大東亜共栄圏のような、理想と言う嘘が必要でそれが感情論に逃げている弱者達に大義名分を与え、合理性と言う自然の摂理に従った無理の無い状態を打ち負かすパワーを生み出す可能性があるのかもしれませんが、そんなものはもうこの国にはないし、甘えと依存に満ちた、ベタベタした情緒論ばかりです。
中国には華夷秩序という、その理想と言う嘘も、合理性と言う無理の無い目標も持ち合わせて、国として問題はありながらも、何とか一つにまとまっている、そのまま機能し続ける事が出来るとするなら、太刀打ち出来なくなるのもしかたないと思います。
だからアメリカ一国に依存している状態はどう考えても危険です。当然武力を持って自立をするなど現実的ではないのは確かです。憲法だって今の統治権力では改正なんて任せられるわけありませんし、国民の民度もそれに追いついていません。
もちろんそれらを獲得して行く事は重要かもしれませんが、現実的な選択肢としては軍事だけという事ではなく、アメリカ一辺倒ではどうにも立ちいかないのは明白な事実です。アメリカとの関係も重要ですが、やはり中国との関係も、ウィンウィンの関係を結ばずして、未来はない、そしてその狭間でいかにエネルギー問題と、食料問題、資源の問題を考えるのかというのが重要なのではないかと思うわけであります。
国際貿易の幸福だった時代を前提にして、金で買えるが故に、リカルドの言う比較優位の学説を素朴に信奉しているのが現状です。工業製品が得意ならそれを売って、それで得た金で買えばいいと。その結果資源配分が国際的に最適化される。
経済全般に言える事ですが、これには条件があって、資源ナショナリズムのような政府が市場を閉じる、特に希少資源についてはそういう場合があるという事、農産物についても足りなくなってくれば、当然の事ながら高い金を出しても買えないという可能性が実際に出て来ている。そういう風になったとき得意なものに特化するというのもほどほどにしたほうがいいという話が出てくる。あるいは分野で分ける、比較優位というのは工業製品なら工業製品の中で考える。農業なら農業の中で考えるという風になる。
ホッブスはリソースが有限である事を前提にしていましたが、ロックは労働によって価値を生み出せると考えた。しかしやっぱり有限だという方向性になっていて、開発もしつくしちゃったし、金で買えないものが出て来て、簡単に手放さなくなってくると、工業製品がどんなに得意だって、生きて行く為には無意味になる可能性だってあるわけです。
金で買えるような状態がいつもだとは言えない。金で買えない場合もある。というのが安全保障の基本であるはずなのですが、吉田茂スキームで経済立国を目指して、安全保障に関してはアメリカに依存する体制になった結果、金で買えなくなった時にどうするのか?という事を考えてこなかったし、今でも考えていない。高い金を払えば買えるうちならまだいいが、その時の戦略を練っておく必要があるのではないかと思うわけであります。
経済の力というのももちろん重要ですが、そういう局面になればやっぱり軍事がものを言う局面が出てくる。戦後この国が発展出来たのは、アメリカの強大な軍事力という暴力装置が背景にあったから経済活動に専念出来た側面もあるわけですし、だからこそ権益をアメリカ第一で考えなければならなかったという側面がある。そういう状況に戦略的にどう現状の限られたリソースで向き合って行くのか、どういう方向性を目指していくのかというのが今必要な事なのだろうと思うわけであります。
そうなると、GATT体制に乗っかったが為に、工業製品でこれだけ発展出来た、しかしGATTに乗っているがために農産物も差し出さなくてはならなくなると言うバーターな関係があって、これまた矛盾にぶつかります。それがなきゃ発展もなかったのだから、それを言えばその通りなのですが、日本の国土の状況から考えると、GATT、WTOの話は日本に取っては厳しい条件です。外交問題、貿易摩擦と言う壁が大きく立ちはだかっているわけです。
無念!!つづく!!!