昨日、サンプロを見たのですが、なんか絶望的な気持ちになってしまいました。まともに国民の方に向いたシステムになる経路がまったく見当たらない。本当にいく所までいかないと修正する可能性はないのではないかと思ってしまいました。
記録漏れの数がいくつだとか、責任は誰にあるとか、あまり本質的ではない話題ばかりにフォーカスが当たっています。昨日のサンプロもやはりそういった所に脚光が浴びているように感じました。自民党のクソ議員がああだこうだ言い訳しながら、民主党は揚げ足を取っていると主張していました。討論というよりレベルの低い子供の喧嘩のようでした。
クズ司会者や他の出演者が自民党のカスに、あんたの話は本質的ではない的な、うるさい話を聞け的な、べき論ではなく、どうするんだという事を聞いていましたが、最もは最もですし、自民党のゴミは本当に人の話も全く聞かない、自爆しに来たのかとあきれてしまう低能ぶりでしたが、この状況であの二人を向かい合わせて議論させれば、ああいう結果になる事は想像出来る話です。そういう機会をセッティングしておいて、面白おかしく、ただ不安を煽る、無責任な視聴率取れればいい的な報道をしておいて、勝ち馬に乗ろうとするメディアのクソっ垂れ具合はいい加減にしてほしいと思います。そういう腐れ与党を視聴者に媚びて、応援していたバカはどこのどいつだと。まあ見といて文句言う自分も自分ですが、本当プロレスじゃねえんだからさ、勘弁してくれよ、そう思ってしまいました。どうせなら報道ステーションやっているプロレス・アナウンサーに司会やらせろと思ってしまいました。
与党がインチキ法案をしらばっくれて通し国家権力の強化を目指す、野党がそこに食いついて争点化し政権交代を目指す、それぞれ国民の方を向いていなかったりする側面があったりムカついたりする所もありますが、選挙に勝つという事を念頭において行動すれば、それはそれで頭にきますが合理的な判断と言えない事もないと思います。結局我々が投票しなけりゃ政治家になれないのですから、そういうくだらないバカには投票しなければいい事です。投票つったって選択肢が乏しい状況で選択しろと言ってもしようがないじゃないかという事は確かにあると思いますが、いくら民主党や他の野党がダメ政党だと言っても、例えば今度の参議院選で国民の意識を政治家たちに突き付けるには、与党支持のままでは益々図に乗るだけです。ダメ野党であっても国民の怒りを表明する為には、不本意ながら野党を支持するという姿勢、もちろんダメなら次は支持しないよという姿勢が重要だと思います。それが国民の役割であり権利なのですから、国家権力の暴走を許しているのは我々の責任でもあります。
しかしメディアの腐れっぷりは話になりません。記録漏れの件数や電話応対のパーセンテージ、そういった数字や、社保庁のアホっぷり、少し前で言えばグリーンピアの問題、そういった事を面白おかしく報道する事も確かに無意味ではないかもしれませんが、本質的な問題はもっと別の所にあるはずです。今回の件を処理するにしたって、保険料なり税金なりを投入しなければもちろん解決出来ないのでしょうから、それがどれくらいかかって、どれくらい国民の負担になるとか、社保庁関連の法案のインチキ具合や問題点を政治家の言い分ではなく、国民に啓蒙する必要もあるはずです。どういう法案を通そうとしているのか、それによって我々の生活はどうなるのか、社保庁を解体した後どうなるのか、もっと伝えなくてはならない重要な事が沢山あります。マスメディアは一度に多くの国民にそれを伝える事が出来るのですから、プロレスもどきなんか見せたって何の役にも立ちません。自民党を叩く事が仕事ではないはずです。勝ち馬に乗って保険をかけたいのなら公共の電波なんて使うなと思ってしまいます。
例えば外資によるM&Aなども黒船的な物言いをしたり、敵対的買収とか騒ぎますが、誰と敵対しているのかそういう本質的な話は全然出て来ません。日本が海外の企業をどんどん買収していて、海外から日本の企業を買収する数を遥かに上回っているのに、まるで日本に攻めてきている的な部分ばかりを誇張して伝えるのは間違っています。外資アレルギーがこの国には根強く残っています。散々ボロクソにやられた事がトラウマになっているのだと思いますが、だから何でもかんでも敵対的買収だと騒ぐのは事実と大きくかけ離れている。そもそも外資も問題だったかもしれないけれど、日本の官僚がバカだった事が本質的な問題であるはずです。被害者意識で文句ばかり言っていてもどうにもなりません。
市場経済というものに欠陥があるのは事実です。しかしこの国の企業はそのプラットフォームの上で金を集めたりしています。おいしい所だけ利用して、ルールは守りませんでは話になりません。日本的な経営とか何とか騒ぎますが、日本の労働の効率の悪さはあまり報じませんし、長い時間働いている割には結果に結びついていない状況を知らん顔しておいて、株主至上主義的な言い方はお門違いもいい所です。敵対的と言ったって誰と敵対しているのか、規制に胡座をかいて非効率な経営で、株主利益をないがしろにして来た一握りの経営者の立場に立ったものいいです。結果を出さずにグズグズしている無能な経営者を守る為に、金と時間を使って企業防衛とかほざいています。会社は株主のものに決まっています。それが嫌なら上場するなって話です。一部非効率な部分を効率化する事によって、居場所を失う人々は当然出てくるでしょう。しかし株主が外から監視するのか、自分の生き残りしか頭にない経営者の立場から見るのか、それによってどちらが労働者にとっていい事なのか簡単な話です。外資だろうが、日本の企業だろうが、ダメなものはダメだし、いいものはいいと言う視点が全然ありません。鬼畜米英と叫んでいた戦前からなんにも変わっていないのじゃないかと思ってしまいます。
年金の話だって保険料を引き上げるとか、受給額を減らすとか、受給年齢を引き上げるとか、全然お先真っ暗な方法論しか語られませんが、国が年金資金を年率5%位で運用していけばそんな問題はすべて片がつきます。年金運用の半分以上は国内の株に向かっていますから、日本企業が効率化し、収益率の低さが普通の市場経済国並になれば、株価が上がり、何も悪い事はありません。年金資金の運用だって金利の低いのアメリカの国債なんか買って損を確定していくよりはいいはずです。
現状を見ますと、国民からむしり取る事ばかり考えている国家権力の片棒を担いだ報道や、メディアの権益を守る為の報道ばかりです。将来年金を受給する事になる多くの国民の方に向くのか、一握りの無能な経営者の方に向くのか、メディアの経営ぶりは全く無能極まりない、談合利権集団ですから、自分達を棚に上げてそんな事を報道出来ないのかもしれませんし、広告収入を得る為には企業のトップに不利な話はあまり報道したくないのでしょう。しかしそれにしたって酷すぎます。まあ年金資金がそれほど残っていないという話もありますので、そうであればこんなテクニカルな話でどうにかなるものでもないのかもしれませんが。
株価が上がれば多くの人達にとっていい事であるはずです。くだらない買収防衛策などを講じて、一握りの経営者を守る事と、株価も上がり、年金の運用も丸く治まり、株主も従業員もハッピーになる方が日本の経済にとって何ら悪い事ではありません。本当に悪用して資産を切り売りするようなファンドや外資は問題かもしれませんが、今時そんな前時代的なやり方では上手くいきません。
三角合併が解禁されたのに、それほど大騒ぎにならない現状は、一握りの経営者にとっては都合がいいかもしれませんが、逆に危機意識を感じる所であるはずです。高齢化を迎えて、衰退していく国の産業に、魅力がないというお先真っ暗感の方が問題です。
ネオリベ的な政策が不人気になってますが、今のやり方では全然話が違います。一握りの経営者の保身の為にインチキ報道を繰り返し、国家権力も素知らぬふりで、そういう人達は守られますが、末端の介護を必要とする人や老人、子供の教育など、市場経済に任せるべきではない所をどんどん自由化し、自由化するべき所をしらばっくれて守っています。こんなのはネオリベでも小さな政府でもありません。自己責任原則によって国家権力の責任を国民に押し付けているにすぎません。自己責任と言ったってそれを自分で取る為には、最低限競争のスタートラインに立てねば無理な話です。スタートラインに立つ為に必要なものが担保されず自由だとほざいても、勝つ方はいつも決まってしまいます。頭が痛くなって来そうな話です。
コムスンの話もそうです。会長の別荘がどうたらこうたら、自家用ジェットがどうたらこうたら、ジュリアナ東京がどうたらこうたら、全くどうでもいいような話ばかりで目眩がして来ます。介護という問題の背後に隠れている本質的な部分を啓蒙しなければ、何も問題は解決されません。
メディアがバカなのはもうどうにもならないかもしれませんが、動員力を考えれば、減っているとは言ってもいまだに圧倒的なのもまた事実、誰もテレビなんか見なくなって、それぞれがインターネットで情報をスクリーニングして得る時代にならないと、難しいのかもしれません。今の国家権力が国民の方に向いた政治が出来るようになるには、この国が衰退国家になって、老人だらけで介護も受けられず、病気や伝染病が蔓延し、少子化がどんどん進み、優秀な人材や未来のある若者、優秀な企業がどんどん海外に出て行き、治安も悪化し全く絶望的な状況に陥って税収を確保出来ない状況にならないと、まともな方向に国家権力のインセンティブが向くようにも思えない。そこまで行かないと、この国に溢れている政治家のバカっぷりは直らないのではないかと思ってしまいます。そうなる前に人々がこの国の権力者やメディアに頼っていたのでは、ろくな事がないと気付く事が出来るか、そこが大きな鍵になるのだろうと思います。
最後に朝鮮総連の話題を見ていて思ったのですが、なんか悪い事をしているからといって、全く逃げ道をふさいで叩くのはあんまり賛成出来ません。規模は全く違いますが、ナチスが生まれた原因だってそこにあります。公安と総連の関係に何か黒い疑惑がありそうだ的な報道が目立ちますが、CIAじゃないんだから、北朝鮮に潜入工作なんて出来そうもありませんし、この状況で北朝鮮の情報を仕入れようと思えば、ある程度、総連とのパイプがなければ難しいのではないかと思うのですが、悪者叩きが大好きなメディアや、それに煽られえる人の多さもちょっとガッカリしてしまいます。道徳的な正しさやべき論よりどうすれば舵取りが上手くいくのか、感情論で吹き上がるより冷静になった方が実りもあるのにと思ってしまいます。