システムトレードの良否を判断する基準のひとつに『最大ドローダウン』という考え方があります。
最大ドローダウンとはバックテストの結果の中で、資産のピークからボトムまで減少した場合の資産の減少額(率)の中の最大のものを指します。すなわちこの最大ドローダウンの金額以上の資金で始めれば、資金が0になることはないという考え方です。
どんなに収益率の高いシステムでも、良いとき悪いときの偏りが大きく、最大ドローダウンが大きい場合には、途中で破産する可能性もあります。
では、当初資金は最大ドローダウンよりどれだけ多ければいいのでしょうか?
最低でもバックテスト中に現れた最大ドローダウン以上の資金でスタートする必要があります。
あるいは資金は最大ドローダウンの2~5倍程度が必要としている人もいます。もちろん資金が最大ドローダウンの数倍あるということは、それだけ破産する可能性が低くなるので、リスクという観点からは望ましいです。
しかし、当初資金を多くするということは、それだけ資金効率が落ちるので収益性が下がることに繋がります。
適切な当初資金の額はリスクとリターンのバランスを考えて決めることが必要ということですね。