「んー!!美味しい!」

「だろー!?
ここのハンバーガーは最高だからな」

今日は優くんに連れられ
アメリカのおすすめスポット巡り
昨日からさぁちゃんはまた不機嫌
なんでやろ??

「よし、じゃあ夜まで自由行動ね」

ママの言葉で
優くんとにゃんにゃん
パパとママ
あっくんと菜々ちゃんが
動きだす
必然的に私たちもペアに
それも分かってか
さぁちゃんはまたため息
いややんな、、いつも私とだから

「美優、行くで」

「あ、うん
どこ行くん?」

「ホテル帰る」

「あ、うん」

確かにウロウロ歩いても危ない
それはわかってるけど
ちょっとはデート、、したかったな

何も言わずホテルに帰って来る
さすがに別々は嫌やから
さぁちゃんたちの部屋に入れてもらった

「さぁちゃん何か…うわっ!!なに?」

突然なにか投げられて
見てみるとさぁちゃんのジャージ

「それ着とけ」

「え?なんで」

「アホかそんな襲ってくださいって
言うてるような服きて外歩いて
周り歩いてた男達めっちゃ見てたやろ
なんかあったらどーすんねん」

「…さぁちゃん?」

「お前も一応は女やねんから
自覚しろやアホ」

「…う、うん」

「日本ではそんな格好せんくせに」

「だって、さぁちゃん
喜ぶかな?って」

「は?」

「ほら、外国やしさ
綺麗な子も沢山おるし
…一緒に行動するし!
恥ずかしい格好はよくないやろ?」

「とことんアホやな」

「…そんなに言わんでもええやんかっ
どーせアホやし
さぁちゃんやって
朝からずーーっと機嫌悪すぎ
そんなにいたくないなら
1人でホテル戻ればよかったのに!!
ばぁぁか!」

バンッ!!!




「やってもうた…」

昨日の夜ホンマは告白しようとした
どーなるか分かんないし
ちゃんと出来るかわからんけど
でもだれかにとられるんじゃないか
その想いは日に日に強くなっていったから
でも邪魔が入って言えんくて
そのあともずっとみんなでいたから
言うことはできひんかった
せめて少しでも距離をと思ったら
朝からあんな露出高めで化粧してる姿で
案の定外出たら
色んな男がアイツを見てた
菜々のことも見てたけど
兄ちゃんも気づいてたみたいで
腰に手を回したりしてマウントとってたから
俺にそんなこと出来るわけないし
自由行動になったら
ますます危険度が上がるから
何としてでもホテルに連れて帰りたかった
帰ったら普通に話して
あわよくば2人きりやし
何と言うか、、いい雰囲気にとか
考えてたのに
いつもの癖で余計なことを…
もうええや、、寝よ




ママにはホテルに戻ってることを伝えた
菜々ちゃんにもママにもにゃんにゃんにも
せっかくのロマンチックな夜やから
満喫して欲しいし
私のことは気にしないで欲しいと伝えた
広いホテルに1人で寂しいけど
動画を見たりして時間を潰した
窓から外を見ると綺麗な夜景
あー、、皆は好きな人とこの夜景を見ながら
話してるんやな…

さぁちゃんのこといつになったら
諦められるんやろ
もう苦しめたくないのに
今日やって呆れさせてしまったし
嫌な思いをさせたと思う
こんなんですぐ拗ねる私やから
こんなに長い時間過ごしてるのに
見向きもしてくれへんのやろな

「さぁちゃんはいつかこんな夜景を
女の子とみて…
照れながら好きとか言うて…

アホみたい…」

ピンポーーーーン

「え?もう帰ってきたん?

おかえりーーー…あ」

「アホ、、ちゃんと見て開けろよ」

「…だからアホやって言うたやん
どしたん?」

「いや、飯買ってきたから
入るで」

「え、あぁうん」

さぁちゃんは部屋に入って
椅子に座る
そして黙ってご飯を食べだした

「はい、お茶」

「ん、さんきゅ」

「いただきます
んー、美味しいっ」

「フッ…やと思った
美優好きそうやなと思ったわ」

「さぁちゃん分かってる」

「何年おると思うねん」

「せやね」

さぁちゃんはそっぽ向いて
食べ進める
優しいなぁこんな私のこと
また付き合わせてるな私

「ごめんね」

「は?」

「さっきのも私が悪かったなぁって
さぁちゃん怒ってくれたのに
私逃げちゃって
今やってせっかくの旅行やのに
私に付き合わせてるから」

「別に…っ!!お、おいっ」

「…ごめんっ、、ちゃんとするから
諦められるように頑張るから
もっと、さぁちゃんのこと
好きじゃなくなるように…」

情けないなぁ
こんなんばっかり

「そんな事言うなよ」

「…え?」

「お前は俺が好きなんやろ
別にそれでええ」

「でも迷惑ばっかやしそれに
私が横にいたら
さぁちゃんずっと彼女できひんよ?
せっかくモテ…」

「おるやんけずっと」

「え?」

「んっ、、」

さぁちゃんは私に指さした

「また浮気すんのか
幼稚園の時やって
俺が旦那や言うたくせに
他のやつと、、」

「さぁちゃん?」

「とにかく
めんどくさい事考えんでええねん
ここにおればええやろ」

「さぁちゃん、、」

「お前は俺の

彼女やろ?」

「っ」

カッコイイこと言うたくせに
顔は真っ赤やし
目も合わせてくれへん
でもきっと彼なりに必死に伝えてくれたんや

「さぁちゃんっ!!!」

「わっ、お前引っ付くな///」

「好き…さぁちゃん好きっ」

「知ってる、何回も言うな」

「何回言うても足りひんくらい
好きなのっ」

「物好きなやつや
俺のどこがええねん」

「全部
あっくんみたいになるって
必死に頑張ってるところも
恥ずかしがり屋で優しいところ
バスケが上手いところ
家族思いなところ
あとはねぇ…


ンッ///」

「うるさい」

「さぁちゃん、、今キス…」

「言うな///」

「っ…ねぇもっかいして?」

「は、はぁ!?何を…」

言葉では余裕なくせに
顔は真っ赤やし
私がどこかにぶつけないように
手を添えてくれてるところ
それも愛おしくて仕方なくて
さぁちゃんの首に手を回す

「チュー…して?」

「…あぁぁ、、はぁ」

真っ赤になりながらもう一度



「さぁちゃん…すき」

「だから、分かったって」