「たんじょーび?」

「そ、みるきーは20歳になるねん」

明日はみるきーの誕生日
本人は毎年興味無さそうに
その日を過してるけど
今年はみるきーの誕生日を
興味津々に聞く少女がここにいる

「しゃーは5歳」

「うんそーやね
みるきーは彩の4人分だね」

「みゆちゃすごい、、、」

「ハハッ
なんかプレゼントあげよっか」

「あげゆー!!!」

「何にする?」

「んー、、、」

彩は腕を組み考えてるご様子
ホンマに可愛いなこの子
まぁ彩が何をあげても
喜ぶんやと思うけど

「ケーキ!!」

「そっかケーキか
じゃあ明日買いに行こうか」

そんな約束をした
しかし次の日
仕事のトラブルがあって
俺もみるきーも現場に行くことに
彩は急遽菜々ちゃんに預けた


「ケーキ?分かった買いに行っとくわ」

「ごめんなー?頼むわ」

仕事前に菜々ちゃんに頼んで
仕事終わりにもう一度電話をかけた

「買えた?」

「ハハッそれがまだ」

「え!?なんで」

「彩ってちょー優柔不断やわ
迷いっぱなしよ」

「あー、、みるきーチーズケーキすきやで
伝えといて」

「それ、彩分かってる」

「え?なんで」

「リサーチしてんて昨日
みるきーに賢いわほんま」

「へぇーとりあえず決めてもらわへんと
みるきーそろそろ帰るで」

「OKわかった何とかするわ」



「もうちょい待って!」

「なにが早く彩のとこ行きたいんやけど」

「ほら、部屋の掃除が」

「部屋って別に菜々ちゃんおるだけやろ」

「あーでもその」

ガチャッ

パンパンッ!!!
「えっ!?」

「「みるきー(みゆちゃ!)誕生日おめでとう」」

「え、、何これ」

「あーギリギリセーフ
サプライズパーティー
今日誕生日やろ?」

「あ、、そうやった」

「みゆちゃ!おかえりーー」

「彩ただいまーありがとうなぁ」

「ヘヘッ」

部屋に入ると豪華な料理たち
きっと時間かけて用意してくれたやんなぁ
こんなの久しぶりで直ぐに食べ終わった

「お腹いっぱい…」

パチンッ!!

「え!暗っ!なに?」

「はっぴーばーすでーとぅーゆー
はっぴばーすでーとぅーゆー」

キッチンから菜々ちゃんが
ケーキを持って歩いてきて
その後ろを彩が歩く
ロウソクの火を消して電気をつけると
そこにはぐしゃっとなったチーズケーキ

「ん?どうしたんこれ?」

「さっき彩と買いに行ってんけど
途中でコケちゃってそれで」

「あー」

「彩1時間も悩んでそれにしてんで」

ケーキを見ると形は崩れてるけど
私の好きなケーキで
それを見て昨日のなんのケーキが好きでしょうか
クイズの意味がわかった
きっと考えてくれてたんやろうな

菜々ちゃんの後ろで俯いて涙を堪える彩が
あまりにも愛おしすぎて
抱き上げてキスをした

「みゆちゃっ」

「ありがとう彩うれしい
大好き」

「ッ!!しゃーちゃんも大好き!!ヘヘッ」










「美優紀誕生日おめでとう」

「え?なにー?サプライズ?
ありがとう」

「まぁ大したもんちゃうけど
それとこれケーキほら消して」

「ふぅ、、まさか今年も祝ってもらえるとは」

「当たり前やんこれから先
毎年祝うよ」

「ありがとう

フフッ」

「ん?」

「んー?20歳の誕生日のときの
彩からのケーキも美味しかったなーって」

「あー、、あのぐしゃぐしゃの
あれのどこがいいんや」

「一生懸命な彩が可愛かったの」

「私のとっては黒歴史や
やっと選べて喜んでもらえるって
ルンルンやったのにコケてもうて
足血まみれやったけど
そんなの痛くなくてケーキ潰れたの
ショックすぎたから」

彩はあの時みたいに俯いた

「フフッなぁ彩」

「んー?


ンッ///」

「あの時と変わらず
今もだいすきっ」


「…敵わんって///」