「…なんでやねん」

「なに?」

「何よこれ!」

「うるさいなーなんや」

漫画を見てる俺に見せる携帯

「あー、クラスの女子」

「クラスの女子…ちゃうわ!!
なんでこんなに引っ付いてんの!」

「別にたまたま近くにいただけやろ」

SNSを見ながら
ずっと叫んでる美優
別に距離が近いだけ何もしてない
写真とろーって言われて
撮っただけ

「二人で撮ってへんやろ
女子3人もおるやん」

「そーじゃなくて!
みんな距離近すぎ

大島くんかっこいい!
次の試合頑張れ

へぇー良かったね応援されて」

「なんやねん何が言いたいん」

「私との写真は
仏頂面やのに、ほかの女子とは笑顔ね」

「そりゃ仲良くないんやから
作り笑顔も大事やろ」

「ふーん」

「めんどくさ」

「めんどくさくて悪かったね」

「じゃあ
写真撮ろ言われても断れと?
友達付き合いするなって?」

「そんなこと言うてへん
でもこの子達はさぁちゃんのこと
好きやねんきっと見たらわかる
そんな優しくしたら」

「あのなぁ
優しくって別に写真撮る時に
笑っただけやし
普段は話さへんねん
好きになるわけないやろ」

「さぁちゃんは自分がどれだけ
カッコイイか自覚ないん!?
クールなとこもいいし
バスケやって上手いし
頭もいいねんで!
好きになるに決まってるやんか」

「…なんやそれ」

「どーすんのよ…もぉ」

「何を言いたいんや」

「なんて言っていいか分からんの!」

「お前が分からんかったら
俺もっと分からんやろ」

「もういい!アホ彩!」

「ちょっ!!なんやねん
なんでいっつも」

別に喧嘩したくてしてるわけちゃう
どうしたらええんか分からんねん
昔は美優の考えてることなんて
すぐ分かったのに
今や全くわからん
俺やって…ほんまは美優と笑って
一緒に過ごしたいだけやのに



「美優、起きろ」

「ん…」

朝、部屋に行って美優を起こす
毎朝の日課になってきた
あっちゃんに挨拶して
部屋行って、リビングでくつろいで
美優の用意待って
二人で行く
ここはもはや第2の家やからな

「彩ぁー美優紀と喧嘩したやろ」

「げ」

「もぉー可愛い娘泣かさんとってよ」

「…別に俺は」

「もぉ…昔から素直ちゃうねんから」

「仕方ないやん」

「…全くもぉ」

そうやんな
俺、いっつも泣かしてるよな
逃げてるよな

起きてきた美優はすげぇ不機嫌で
ほぼ話をせずに学校へ
クラスも別やからすぐわかれる

(大島くんっ今度な皆で遊びに行かん?)

「なんで」

(何でってええやんかバスケ部の皆と
クラスの子達と)

「あぁ…」

一瞬、美優の顔が過ぎったけど
別に集団やしええか



「クラスの子達と?」

「おぉ今週の日曜」

「…」

「はぁ、、別に集団やし
嫌なら…」

「行ってきてええよ」

「あぁ」

「ごめん、昨日は…ちょっとあの占いがさ
良くなくて嫌な気持ちやって
それだけやから
友達と遊んでええから、私の事気にせんとって」

「あー占いな
まだそんなん信じてんの?
ガキやな相変わらず」

「…うん」

「?」


そこから美優の機嫌は直って
帰りはいつもみたいに話してた
なんやホンマに占いのせいか