「さぁちゃん行こ?」

「おぅ」

今日は美優と2人で出かける
デートってやつ

「なぁーやっぱりこっちやって」

「え、あぁそうか」

「もぉどうしたん?元気ない」

「いや別に…」

元気ない訳ちゃう
戸惑ってるねん
何で、なんでそんなに

「さぁちゃん?」

…可愛いねん
あー俺おかしなったわけか
化粧バッチリ、服も大人っぽくて
なんやねん俺ら学生やで
歩く度周りの奴らも見てるし
ムカつく

「デート楽しくない?」

「そんなんとちゃうよ」

「あー恥ずかしいんや」

「…」

「可愛いー」

「相変わらずやなほんま」

「お家デートに変える?」

美優は大人のような笑い方
どんどん大人になる
そしてどんどん俺は子供だと気づく
いつか置いていかれないか
不安になるほどに

ギュッ

「え?」

「ま、付き合ってるし
デートするで」

「どーしたんさぁちゃんっ」

「別にー」

「フフフッ」


デートは楽しかった
付き合ってるからと冷静に考えると
恥ずかしくも無くなった
純粋に美優が好きだって
認められる自分もいた

「美優」

「んー?」

「これ…」

「なにこれ」

「誕プレ…遅なったけど」

「えっ?ホンマに!!
…うわっこれって」

「まぁ、そのキャラ1番好きやろ?」

渡したのは
美優が好きなキャラクターのグッズ1式
オシャレな何かなんか
さすがにレベルが高かった

「…1番じゃないで」

「えっ?マジ!!うそやろ…」

「フフフッ1番は
ずーーーっとさぁちゃんやもん」

「…あほか///」

「さぁちゃんの1番好きなものはー?」

「ない」

「えぇーいいやんほら
言うてみ言うてみー」

「…美優」

「っ///
やったぁぁー!!」

「あーもぉ分かった分かった」




「フフッあの二人可愛いー」

「ホンマやなぁ
彩も大きくなったもんや」

「ほんまやんなぁいっつも
素直ちゃうのに」

「よかったよかった」


「彩ぁーちょっと来て」

「どーしたん母さん」

「んー」

「なに?」

「優ちゃんがねー彩にって」

「なんやこれ…あっ」

「あーカッコイイやん
バスケのシューズ?」

「なんでこのこと…」

俺は急いで父さんに電話をかけた

「父さんプレゼントありがと
あのさっ、なんで」

「なんで欲しいものがわかったかやろ?」

「…うん」

「みるきーがな
限定モデルやから手に入らへんって
教えてくれたんや
彩も素直にいえばええのに」

「…」

「ええ彼女やな」

「うん」

「…自信ないんか?」

「少しちかづけたと思ったら
すぐに遠くに行くねん…」

「大丈夫や
いつか歩幅は会うから
俺と陽菜との話も聞いたやろ?
そーいうことやで」

「…」

「彩、大丈夫
信じろ」

「うん」



「あ、バスケシューズかっこいいやん」

「美優」

「んー?」

髪を耳にかけながら微笑む彼女
綺麗で胸が高鳴る
俺の彼女…俺だけの…

「美優っ!!」

「さぁちゃん!?ちょっと
どうしたん?…ちょっと
うわっ!!」

ドサッ!!

「さぁちゃん?」

「…」

美優の腕を引っ張りベッドに押し倒した
不安そうな顔で俺を見上げる
可愛いな…
俺だけのものにならないかな?

「美優…怖い?」

「え…?」

「意味、、分かるやろ?
俺ら来年高校生やで…」

「うん」

「美優が嫌なら…」

「嫌ちゃうっ、、」

「美優…」

「さぁちゃん、、優しくして
痛いの、いや」

「頑張る、、」

こうして俺たちは不器用ながら
一生懸命に愛し合った

事が終わったベットの中
俺は幸せという余韻に浸っていた
大人になれた…
周りの奴らより早く、その優越感もあった

「美優…」

「ん、んぅ…」

父さんたちが知ったら驚くかな
でもそれでもいいんだ
俺たちはずっと一緒にいるんだから

「幸せにするからな」

「スースーッ」

俺は美優のおでこにキスして目を閉じた
これから2人が歩く未来でも夢を見よう







なんて
















これから先の未来
隣に美優はいないのに