「彩!」

「…」

「ハァハァ…ごめん、俺」

「来ないで…」

「彩、俺ガキやった
なにが理由かわからんくて
勝手に切れて
なんて言ってええかわからんけど
でも嫌やったんや
拒絶されたことが…」

「…」

「ごめん
俺、やっぱり彩が好きや
嫌われてもええから
俺を…また、近くに」

「ごめん、無理」

「…」

「無理やねん…
怖くて…怖い…ねんっ」

彩は小刻みに震える

「彩…っ!」

近づいて抱き寄せようとした
その時やった

ドンッ!!

「イテッ!!」

「…来ないで、触らないで」

「彩…」

「その、匂いなんなんよ
女の匂いがする
優紀じゃないっ!」

「…」

「いつもそう
周りに女の子がいて!
楽しそうにして
余裕な顔してて!
そんな優紀にいて欲しくない」

「…」

「いなくなりそうで怖い
私のものじゃないと…嫌だっ」

「彩…待っとけ」

「優紀??」

俺は台所に行き
頭から水をかぶった
彩は不安そうに俺を見る

「彩…」

「優紀」

「おいで?ほら」

彩は走って俺に飛び込んできた
抱きしめると気づいた
さらに小さくなった体
小刻みに震える存在
全部俺のせいや

「ごめん、ホンマにごめん」

「優紀…ごめんなさい」

「俺が全部悪かった」

「依存してる…どうしようもないくらい
なぁ、私でいい?
こんな私で…」

「うん、ええよ
俺がそばにいるから」

「優紀…今日は朝までそばにいて
ずっと、そばに」

「もちろん」

「…」

「さ、さ、さやかさん?
なにを…///」

「風邪ひくよ?
服脱がないと」

「その、脱がされると…」

「…いいよ」

「っ…よし、1週間分
愛したる」

「…やった、、、」





朝目覚めたら
彩が横で寝ていた

「イタッ…やべぇなこりゃ」

体のあちこちには血が滲んだ傷
彩の歯型
普通に聞いたら怖くて狂ってる思うかもしれん
でも俺はそんなとこも好きや
必死に俺を求める彩
不安そうに抱きつく彩
少しでも安心させたい

「彩」

「…ん、おはよ」

「おはよ」

「体は?しんどくない?」

「うん大丈夫
優紀は?」

「え?あぁ大丈夫」

「ごめん、痛いよな…」

「ええよ
それだけ求めてくれたんは
嬉しい」

ガチャガチャッ
「おはよーおふたりさん」

「岸野っ…」

「なんで、俺がおるって」

「それは1番君がわかってるんちゃう?
渡辺くん」

「…え?優紀なにしたん?」

「取り巻きの女の子の前で
彩のこと話した…」

「は!?」

「いや、うっかり」

「うっかりって…」

「今は学校で問題になってるよ?」

「あぁ…やっぱり?」

「やっぱりってどーすんのよ!」

「さぁ」

「さぁって…」

「俺も腹くくったから」

「え?」

「彩」

「ん?」

「結婚しよっか」

「うん…




えぇぇぇぇぇぇ!?!?!?!?」